prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「ブレス しあわせの呼吸」

2018年09月23日 | 映画
ポリオで全身が麻痺し、人工呼吸器をつけていないと自力では呼吸もできなくなった男の実話(この映画のプロデューサーの父親だという)だが、基本明るく、当人も世話する家族も「人に迷惑をかけて申し訳ない」という感覚を表に出さないのがいい。

「沈黙」や「ハクソー・リッジ」など、どちらかというとマジメすぎるくらい真面目な役をやってきたアンドリュー・ガーフィールドがややムリに明るく振舞う感じの役をやっているのは狙いだろう。

全身を覆う、つまりまったくどこにも行けない形式の人工呼吸器(「鉄の肺」と呼ばれていたと小学生の時に科学冊子か何かで見た)に入っているポリオ患者たちがずらりと並んでいる中に車椅子で入って行って異を唱えるシーンなど、障碍者に対する考えと社会の取り組みがどう変わったか端的に見せる。

「ロード・オブ・ザ・リング」「キング・コング」「猿の惑星」などでモーションキャプチャー俳優として活躍している(というかモーションキャプチャーで演技するのを俳優の技のうちとして確立した)アンドリュー・サーキスが初監督。

「ブレス しあわせの呼吸」 公式ホームページ

「ブレス しあわせの呼吸」 - 映画.com

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