prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「鳥帰る」

2015年12月07日 | 映画
田中好子が40歳のときの主演作。香川京子の母親と不仲になって家を出ていたヒロインが事情があって気まずいまま帰郷し、旅先の列車でたまたま一緒になった杉浦直樹と村上淳になんとなく支えられながら母と再会するというドラマ。かなりの程度ロードムービー的な構成。

タイトルの「鳥帰る」とは、安住敦の俳句「鳥帰る いづこの空も さびしからむに」からとったもの。ヒロイン以外の二人もそれぞれ身内との諍いを抱えて孤独感を抱えているのと関わっているのだろう。テレビドラマの中でアンチホームドラマに近い作品を書き続けている山田太一らしい一編。

鳥取県でロケされたというのはダジャレみたいだけれど、知事が鳥取にはスタバはありませんが(今はある)、スナバはありますとすごいダジャレをかます土地柄なので、結構まじめに誘致したのかもしれない。もちろんラストは砂丘になる。



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ドラマアーカイブス 「鳥帰る」

12月6日(日)のつぶやき

2015年12月07日 | Weblog

フィルムセンターの三隅研次特集、テレビの必殺シリーズ19本も入っているのが凄い。 twitter.com/momat60th/stat…

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木靴の樹 #1日1本オススメ映画 「ピロスマニ」に続いて26年ぶりに岩波ホールでリバイバルされる、土に生きる人間とそれを抑圧するシステムをリアリズムと詩情の両方の極北で描く超弩級の傑作。 pic.twitter.com/cQAFTI4p7s

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#1日1本オススメ映画音楽 ラロ・シフリンによる「女狐」。いつものアクション調とはうって変わった怜悧で透明な曲調。youtu.be/AlzUfzOl2kQ


.@tecchan110 @RbaronMbaron 「兵隊やくざ」では元ボクサーだった上官と死闘を繰り広げましたが、実際の軍隊の上官は軍服脱げばただの人ですから、人目につかない場所でぶん殴れば何も反撃できなかったそうです。上層部に申告したら自分の責任になりますから。

家畜人六号【小暮 宏】さんがリツイート | 12 RT

本当に怖いのは、庶民の不安や不満を、マスコミや公務員や隣国へと向けさせて救国の士を気取るポピュリストたちの台頭です。彼らはナチスドイツやソ連や中国や北朝鮮などを築いた、動物農場のリーダーです。

家畜人六号【小暮 宏】さんがリツイート | 498 RT