prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「エンジェル ウォーズ」

2011年04月25日 | 映画
ロリッぽい女の子が踊っているうちに、その内容(というのか)が日本風の寺の大魔神みたいな鎧武者やナチス相手のバトルシーンになるのだが、その踊り自体はまるっきり現れない。最近の映画だといかにも人間の肉体が信用されていないのだね。

アクションシーンはゲームをスクリーンに拡大したみたいで、映像も音も派手なことは目いっぱい派手だけれど、展開もゲームそのまんまで、コントローラー抜きで見ているとこちらが介入できない分、何度も似たような場面を繰り返しているうちにだんだん飽きてくる。精神病院と売春宿と妄想の世界を行き来するわけだけれど、アイテムを集めているだけで進展にメリハリがない。作者の妄想が登場人物の妄想になっていないのだね。

ロボトミー手術ってこめかみに穴を開けてへらで前頭葉を削除するものだと思っていたけれど、ここでは何か目に突っ込んでいるみたい(具体的に見えない)。眼球の横から器具を差し込んで脳を破壊するやり方もあったと思ったが、ああいうまっすぐな針みたいなのでできたのだろうか。
(☆☆☆★)


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