prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「ダメジン」

2008年05月24日 | 映画

なんだか思いつきを並べたみたい。こういう勝手な作り方って、見ていて自由より作者の押し付けを感じる。
ダメ人間というのはきっちり描かれると「まともな」人間とか社会のいかがわささを逆に照らし返したりするのだが、そういう批評性があるわけでもない。

旅行会社の人にカルチャーショックを受けたい人にはインド旅行を勧めると聞いたことがあるが、なんか(ガンジス?)川に漬かったりしている男といったインド風の描写がまぎれこんだりするけれど、それは日本で中途半端に再現されたインドですからねえ、何のインパクトもない。ガンガーに動物の死体が浮かんでいるのと、ここで猫が死んだり、ドラックを扱ったりする描写とがつりあうわけもない。
(☆☆★★)