自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

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腸脳力 その①

2013-01-22 05:49:49 | 推薦図書
   長沼敬憲・著 (Science Writer) BAB JAPAN  2011/12





著者は、日本人が陥りがちな短絡思考(栄養素偏重)を、視点を変えて解説しています。

P.14 (基本的に重要なことは)
  細胞の働きがどれほど元気なのか?
  腸が元気になるからこそ、脳の働きも元気になる。… まず腸があって、脳がある。

P.22
  賢い(効率的な)食べ方は腸に負担を与えない。
  そのためには、1.動物性食品より、植物性
         2.植物性でも、精製・加工されていない方がベター

P.25  お腹の調子が悪いと、集中力を欠き、良い判断ができない。
  頭で考えているかぎり迷いが生じるが、ハラが決まれば迷わない。
  
  お坊さんの生活:動物性食品を排除し、少食を実践することで、
     ハラをきれいにして、感情が乱れないよう、コントロール

 逆に、動物性食品をたくさん摂ると特有の闘争心が湧いてくるので、
    スポーツなどではこれがプラスに作用し、相手を圧倒することもできます。





P.32 「食べない時間」を大事にする

  食べ物に含まれるタンパク質は、腸でアミノ酸にいったん分解されて細胞まで
 運ばれたあと、再びタンパク質に合成され体の組織や器官の材料になります。
 
  が、すべてが合格品になるわけではありません。合成できなかった不良品の
 ゴミがたまっていけば、、当然、細胞の働きも低下してしまうでしょう。

  定期的な断食がおすすめなのは、細胞内で「オートファジー」と呼ばれる
 リサイクル・システムが作動して、こうしたタンパク質のゴミをアミノ酸に
 分解し、再びタンパク質合成の材料にできるからです。

     食べないことで細胞のゴミ処理ができ、

     しかも、身体の部品がつくられていく


  逆に言えば、食べてばかりいると腸だけでなく細胞にもゴミがたまる一方で

  オートファジーも働きません



P.47 玄米か白米か??

   玄米を精白することで、ビタミンやミネラル、食物繊維が削られたとしても、
  ほかの食品から補えばバランスは取れる。
   ……現代栄養学ではそう発想しているようですが、
  「部分」の総和が「全体」になるわけではありません。

   カロリーや栄養価の計算だけでつじつまを合わせようとしていると、
  「食べ物が生命である」という大事な視点が見失われてしまうことになる。

   生命が失われたものばかり食べていれば、自分自身のの生命力が失われる。

  これは食べ物すべてに言えることです。コメはまだ「粒」が残されていますが
  小麦のように「粉」にしてしまえば、さらに「生命」から遠ざかります。

コメント
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