北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

通行止め今昔模様

2016-03-01 23:52:33 | Weblog

 昨夜からの暴風雪は今朝になってもまだ続きました。

 雪は次第に納まってきましたが強風が止まず、通行止めにした道路では、吹き溜まりが治まらずなかなか開通に至りません。

 朝一番で情報共有の会議を開いた後には道路保全課へ激励に行きましたが、次々に「いつ道路は開通しますか」と尋ねる電話がかかってきて担当者達は手分けしながら対応におおわらわでした。

 道路が通行止めになって自治体も大変ではないかと思い、とある首長さんに電話をしてみたところ、「いえ、なんとか耐えています。ゴミ収集などの公共サービスはさすがにできませんが、学校は臨時休校ですし、とりあえず困っていることはありません」とのこと。

「避難所を開設したと聞きましたが」と訊くと、「はい、道路上のドライバーで動きようが無い人たちを受け入れいています。保健センターで調理場もあるものですから職員が炊き出しをして、皆さんそこで休んでもらっています。まあ慣れてきましたよ(笑)」

 高いレベルでの慣れというのはすごいものですね。


       ◆ 


 10時くらいになってようやく最前線の現場から、「国道40号線が11時を目途に開通できそうだ」という連絡が入り、マスコミへのお知らせの準備ができました。

 通行止めのゲート付近では前の日から荷物を運ぶトラックやトレーラーが数珠つなぎになっていて、開通を今や遅しと待っている状態。

 事務所の職員は、開通時間が決まると車列に「11時に開通予定です」とアナウンスをして回ったそうです。こういう情報でこれからが見通せると少しは安心してもらえることでしょう。

 
       ◆  


   【13時現在の国道通行止め状況】


 午後になってようやく全線で開通を果たしホッとしていると、OBになった先輩が訪ねてきて、「大変でしたね」と激励をしてくれました。

「いつ開くんですか、という電話が随分来ましたよ」と言うと、「ああ、それでも今はあまり罵詈雑言を言う人が少なくなったでしょう。私の時代は通行止めなどをすると、もう『お前らは税金泥棒だ!』『さっさと開けろ』というような、まあ厳しいことを言う人が沢山いましたよ」

「なるほど、最近は危ないと思ったら通行止めにすることに躊躇しなくなりましたからね。昔は出来れば止めたくない、と思って通行止めにすることをこちらも恐縮していました。しかしそうやって車を入れてしまうことで却って動けない車列ができてスムースな除雪に差し障りが出るということもあるので、今は決心したら、手順を追って果断な措置をとりますからね」
「そういうことをマスコミも知らせるようになりましたしね。やはり広報やマスコミやネットでの情報の力じゃないでしょうか」

 広報活動も、しっかりしたタイミングでの分かりやすい情報提供が必要です。そういうセンスも少しは向上しているでしょうか。

 ドライバーの皆さんも、スマホや道の駅などで的確な道路情報の収集をよろしくお願いします。

 

【北海道地区 道路情報】
 http://info-road.hdb.hkd.mlit.go.jp/RoadInfo/index.htm

 

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