北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

ビバ、美唄

2012-02-17 23:45:02 | Weblog
 美唄での講演会は無事に終わりました。

 「地域学とスローライフをとおしたまちづくりの真髄とは」というお題でいただいた講演でしたが、約70名ほどが参加してくださって楽しくお話ができました。

 明治維新の英雄である西郷隆盛を、一体誰が育てたでしょう? 答えは「誰も育ててはいない」です。

 西郷隆盛は、結局周りを見回して「じぶんじしんがやらなくてはなるまい」という覚悟を決めた結果、明治維新にも突入したし西南戦争へも加わざるを得なくなりました。

 つまり、「自分の覚悟が全て」なのです。

 誰かがやってくれるのを待つのではなく、やはり自分自身ができるだけのことをしよう、と思ってくれる人が増えることを願いたいものです。

 まちづくりにあっては、それぞれに得手不得手があります。みんなの前で声を張り上げるのが得意な人もいれば、それを書類にまとめる人、お金の勘定をきっちりとやる人…、それぞれに地域のために苦労をする人たちの参加の仕方です。 

 人口減少に代表される地域の疲弊は深刻です。

 しかしそれでもなお、地域を良くしたいという人がいないわけではありません。

 どれくらいの割合の人が、どれくらいの危機感を持って、どれくらい早く対処や自らの率先を始められるかがポイントです。

 それを少しでも早く始めたところは生き延びられる可能性が増しますし、それが遅れたところでは生き延びれられないりすくも高まるのです。

    ※    ※    ※    ※

 美唄には、アスパラ羊や、北海地鶏Ⅱということでの新しい畜産の姿も模索しています。

 ホントによい本物の姿をどうやって世間に伝えられるかというと、実際に食べたりした経験者がどう感じたかを素直につくしかないと思います。

 美唄市の若手の台頭に期待しています。ありがとうございました。 
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2 コメント

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Unknown (置田孝浩)
2012-02-20 08:39:23
金曜日はありがとうございました。
このような講演会を企画して、多くの市民に聞いていただき、小松さんのお話を聞いて少しでも自分のまちに何が出来るかを考えていただける機会になったものと思います。
これからも自分の出来る範囲で頑張りたいと思います。
また機会がありましたら美唄にお越しください。本当にありがとうございました。
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お世話になりました (こままさ)
2012-02-21 01:16:11
 置田さん、美唄では大変お世話になりました。このような機会を与えていただき感謝です。私の話も一度聞いただけで効果が出るようなものではありませんが、何度でも反芻していただき、感性が柔らかくなっていただければ幸いです。
 匠の会の皆さんにも大変お世話になりました。また遊びに行きますね。またお会いできる日まで、お元気で。
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