駒子の備忘録

観劇記と乱読日記、愛蔵コミック・コラムなどなど

『トンマッコルへようこそ』~韓流侃々諤々リターンズ17

2020年08月31日 | 日記
 2005年、パク・クァンヒョン監督。シン・ハギュン、チョン・ジェヨン、カン・ヘジョン。原題は『ウェルカム・トゥ・トンマッコル』、音楽は久石譲。

 1950年、朝鮮戦争の真っ只中で、道に迷った韓国軍、敗走中の人民軍、偵察飛行で墜落したアメリカ軍の兵士たちが、戦争も武器すらも知らない村「トンマッコル」で出会う…という、ある種の胡蝶の夢めいた夢オチでもあるような、ファンタジックな作品です。映像も音楽も美しい。
 人種も民族も言語も宗教も文化も風習も同じなのに、不信感からまったく話が通じない韓国軍兵士と人民軍兵士が、やがてゆっくり心を通じ合わせていく様子が見どころ、でしょうか。そして今なお停戦中の二国の変わらなさを、それでも今また『愛の不時着』が流行る韓国を、その現状を、思ったりもします。
 シン・ハギュンもチョン・ジェヨンもアイドル路線ではない俳優でしたが、その後、いいおじさん俳優になったのかなあ。チョン・ジェヨンは私は顔もわりと好きでした。元気だといいなあ。

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