宝塚大劇場、2016年7月22日15時(初日)、23日11時、24日11時、31日11時、8月7日11時、9日13時、18時(新公)、13日11時、15時、14日11時、15時、15日13時、20日11時、21日15時、22日13時(千秋楽)。
東京宝塚劇場、9月9日15時半(初日)、10日11時、17日11時、18日15時半、19日15時半、21日15時半、10月1日11時、8日11時、12日18時半、16日15時半(千秋楽)。
オーストリー=ハンガリー帝国の皇妃エリザベート(実咲凜音)暗殺事件から100年あまり、煉獄の裁判所では今もなお実行犯ルイジ・ルキーニ(愛月ひかる)の裁判が続いている。皇后本人が死を望んだのだ、エリザベート殺害の理由を問われてそう答えるルキーニ。彼は死した者たちの魂を呼び起こし、エリザベートが辿った数奇な運命について証言させる。彼女は何を求め、何を愛したのか? その答えを知る証人として、深い闇の中から黄泉の世界に君臨する帝王トート(朝夏まなと)が現われる…
脚本・歌詞/ミヒャエル・クンツェ、音楽/シルヴェスター・リーヴァイ、潤色・演出/小池修一郎、演出/小柳奈穂子、翻訳/黒崎勇。1992年ウィーン初演、96年宝塚歌劇雪組で日本初演したミュージカルの、9度目の再演。全2幕。
大劇場公演時の感想はこちら。
東京の役替わりは大劇場と逆で、A,B,Cの順。Aパターンは、大劇場からそんなに間は開いていませんでしたが、あっきールドルフはより繊細ではかなげな印象になった気がしました。贅沢を言えばあっきールドルフにずんちゃんエルマー、という組み合わせが観たかったなーとかも思いました。主に歌の点で、です。
Bパターンは一度しか観られませんでしたが、ルドルフを経てあっきーシュテファンが若返って見えて、なかなかおもしろかったです。りくルドルフはあいかわらず甘く優しく、本当にいじらしいんだけど、残念ながらやはり歌が弱いままだったかなと思いました。音程が不確か、とかではないんだけど、不安定に聞こえがちな歌い方、喉の使い方、なんですよね…なんなんでしょうね、あれは。もったいない、でもりく好きだよりく。
Cパターンのあっきーエルマーはすごくギラギラガツガツしたリーダーになっていて、刮目させられました。一幕のころは理想に燃えてキラキラした若者で、旗を投げ捨てる悲痛な嘆きもそのままで、でも大劇場のころにあった負け戦感満々な空気はなくて、拳銃を見つめる表情にすでに狂気がほの見えるようなすごみが加わっていて。二幕のイケオジっぷりは変わらず、でも長い活動に疲れた悲哀すら漂い色気が増し、若い皇太子を利用してやろうという野心すら見え…ゾクゾクしました。りんきらツェップスに肩貸されてハケていくの、ホント萌えましたよね!(だいなしな感想)彼らを拾って介抱する市民の女Sになりたい。フィナーレのシケもたまらん!
そしてずんちゃんルドルフは大劇場よりずっと弱さを見せるようになった気がしました。他のふたりのルドルフを見て、一番間が開いて一番変化できるのがずんちゃんだったろうし、ずんちゃんが一番大変だったかもしれませんね。私が観た中では千秋楽が一番よかったです。拳銃自殺の直前に観念したように目をつぶるのに胸つかれました。みんな進化するんだよなあ、すごいなあ。
まどか子ルドがまたホントにみんなに寄せてきていて大劇場とそれぞれ全然違っていて、素晴らしかったです。
あとは…もう日々つぶやいてしまってけっこう満足しちゃっていて、まとまった感想が上手く書けないのですが…まいあたんが好きで女官とか披露宴とか世界の美女とかいっつも見てました。あとららたんも大好き、娼婦のときの右太腿の裏のホクロね! 素晴らしいね!! エビちゃんの家庭教師の権高さを愛し、もあちゃんスターレイの泣きの演技の深まりに涙しました。ゆいちゃんのマデレーネはまとう空気が大劇場と変わったーてより妖艶になった気がしましたし、ゆみちゃんのヘレネは幸せを祈らずにはいられませんでした。あおいちゃん、せーこ、きゃのんの手堅さも素晴らしかった。そしてもちろんゆうりちゃんの怖ろしいまでの美貌ね!
黒天使たちをがんばって識別しようとガン見し、コミカルなオヤジ度を増す大臣たちににまにまし、あきもと琥南くんの侍従に目を細め、まりなのヤブ医者っぷりにニヤニヤし、かなこジュラの台詞の上手くならなさに歯噛みしました。あんなに美しいのにな…! もえこのエーヤンの歌手は聴くばかりで最後まであまり見られませんでした、すまん。ブルーレイで見ますね。あとモンチね、素晴らしかったよね!
愛ちゃんルキーニはどんどんくたびれていき怪しさを増し、ゆりかフランツは優しさと朴訥さにますます磨きをかけていったようでした。ふたりともチャレンジな役どころだったと思うのだけれど、ものすごく躍進したと思います。
そして千秋楽、いつも一定の仕上がりを見せるみりおんシシィがさすがいろいろ感極まっていて、「私だけに」では涙が光り、ラストの昇天場面でもなんとも言えない表情をしていたのが印象深かったです。
そしてまぁ様が、東京ではシシィの居室での手つきを変えたり「最後のダンス」の歌い方を変えたり、常により良きもの目指して突っ走っていて、そうした進化を重ねたからこその千秋楽のご挨拶での「今の宙組による『エリザベート』が、今日、完成しました」だったのだろうなあと、感慨深かったです。プレッシャーもあったことでしょう、でも見事やり遂げてくださいました!
フィナーレの「闇広」群舞ハケ際に盛大なリップ音つきで投げキスして引っ込んだこと、デュエダン後の銀橋挨拶のあとみりおんに投げキスしたこと、劇場中がヒューヒューキャーキャーしたこと、忘れられません。よっ、千両役者!
日本上演20年、初日が900回で前楽が1000回、メモリアルな公演になりました。エリザ本も発売され、歴史に名を残した公演となりました。なんだかんだ言って結局は楽しく通いました、ありがとうございました。
さて、ついでに久々に澄輝日記など。
会活動については基本的にはネットに上げるべきものではないと承知しているのですが、個人の体験・感想としてごくいくつかのことだけ。だってホントーに楽しいんですよ!
いつも会員みんなしておんなじテンションでキャッキャウフフしてて。威張る人とかエラそうな人がいなくて常にウェルカムでフレンドリーで。ギャラリーもよく「澄輝さんっていっつもニコニコしてて優しそうねえ、会の人もいっつも楽しそうねえ」ってささやいてくださっているのが聞こえます。
会って生徒に似るんでしょうね。私は今は、こんな私でもある自分の中の優しくてゆるい部分が最大限ら引き出されているように感じます(^^;)。そういう優しさ、あるいはある種のゆるさ・ぬるさでは物足りないという、ワタシは特別扱いされたいの!貢ぐから見返りが欲しいのよ!みたいな人はいつのまにか更新しなくなっちゃったりして、残る人しか残っていないんじゃないかな、とも思います。だから、古参だからと威張る人がいない。で、こういうのほほんとした空気、雰囲気の良さが伝わって、ありがたいことにじりじりジリジリ新規会員さんが増えて行ってくれているようです。イヤ足掛け3年程度しか見ていない人間がエラそうにすみませんが。でもお茶会とか、前回は埋まるかヒヤヒヤした会場が、今回はなんとシアターでしたからね! ルドルフ効果かもしれないけど嬉しかったよね盛大にガヤったよね!!
大劇場千秋楽ガードが解散するとき、みんなで「お疲れさまでしたー」ってなって、そのとき会員さんのどなたかが「スタッフさんも1か月お疲れさまでしたね!」って言って、みんなでスタッフさんに拍手したんですよ。なんかすごくほっこりしました。
東京公演中にも、くわしくは避けますが、楽屋出待ちの際に「おやすみなさいルドルフ」イベントなるものがあったとき、あいにくの雨で、生徒はルドルフ仕様のレインコートを着て出てきてくれてみんな大喜びだったんですけれど、またまたガード解散時にそのレインコートがスタッフさんの徹夜の労作であることが明かされて、そしたらまたみんなで拍手して口々にお礼を言ったんです。すごくいいよなあたたかいよな、と思いました。
東京の大千秋楽でもみんなでスタッフさんに拍手して、でもすぐまた集合日、全国ツアーですからね!全国でお待ちしていますからね!ってなって、大笑いのうちに解散になりました。おかげさまで本当に日々楽しかったです、ここで言ってもなんですが本当に感謝しています。それぞれ参加の頻度の違いはあるにせよ、みんなで一緒に好きな人を応援できていることが幸せでなりません。
で、次は『バレンシアの熱い花』ですよ! ロドリーゴですよ!!
私は初演は映像でも観たことがなくて、宙組タニウメお披露目で再演したときも生では観劇していません(タニもウメも実は苦手でした…ウメちゃんは今はいい女優さんだなと思うのですが)。のちにスカステの映像で役替わりは2パターンとも見たかな。みーちゃん主演の新公も映像は見ました。全国ツアー版は映像にはなっていないんですよね? これは見ていないと思います。
初演と再演ではスター構成がけっこう違っていたのでわりと大きな変更があった、と聞きますが、どうなんでしょうね。そして今回はどうなんでしょうね?
前回はまゆたんとみっちゃんでロドリーゴとラモンを役替わりしたワケですが、映像で作品を鑑賞する限りでは私個人はどう考えてもロドリーゴの方が大きい役だと思っていました(そして残念ながらふたりともあまりニンではない…)。というかおいしい役のように見えます。ラモンの方がヒロインのイサベルと絡むのだけれど、それでも、ね。単純にこういうタイプの二枚目の方が私のツボだ、ということもあります。
だから今回の演目発表時に、まだ振り分けは出ていなかったと思うけれど、イシちゃんのバウに二番手格で呼ばれることがあるとすればそれはそれで大きなチャンスだし嬉しいけれど、全ツ組ならロドリーゴがいい!ロドリーゴ役が観たい!!と激しく思いました。
少なくともラモン役は空回りしそうで怖い…というのもあったかな。『Shakespeare』のパリス(ホープ)なんかはチャーミングだったけれど、私個人が笑いに厳しいタイプなので、贔屓が笑いで滑るところとかあまり見たくないのですよね…と滑ること前提なのかよという毎度贔屓をまったく信用していない発言かましてすみません。
そんなこんなでいたら、順番はどうだったかな? 振り分けと主な配役が同時に出たんでしたっけ? フェルナンドがまぁ様なのは当然で、ヒロインのイサベラがゆうりちゃんってのがすごく嬉しくて、そしてゆりかラモンってのが意外で、マルガリータまどかまでが発表されたのにロドリーゴもシルヴィアも配役が出ないという不思議な事態にちょっととまどいました。で、なんらかの組替え新キャストとかありえるのかな、いやロドリーゴは上げ上げのもえこってこともありえるかな、りくくんもいるしな、悪役のルカノールになってもいいチャレンジになるかもしれないけれど意外と出番が少ないんだよな…とか悶々としていたら、『エリザベート』東京千秋楽を待たずしてその他の配役が発表されました。で、ロドリーゴでした!
東京Cパターンのギラギラ度が増したエルマーを観たときには、「やっと悪役ができるレベルに来たかな」とかエラそうなことを思ったものでしたが、でもやっぱりロドリーゴで嬉しいです! ギラギラガツガツの芝居ができるようになったからこそ、逆にただただ美しい、スカした二枚目の、悩める白皙の美青年を演じる…ってのもいいんじゃなかろうか、と思うのですよ!
以下、ネタバレで語ります。作品を未見で、オチを知りたくないという方はご遠慮くださいませ。
私は柴田スキーですし、この作品もクラシカルだなと思いますがすごく好きです。ただタニは歌以上に芝居が棒だったと私は思っているので、タニのフェルナンドでは「なんじゃこりゃ」感があったろうな、と思うのです。そこをまぁ様がさわやかに、説得力ある温かい芝居をしてくれるものと期待しています。
フェルナンドは父親を陥れたルカノールに復讐するために、まず彼の目をくらますために軍人を辞めて遊び人の振りをすることにします。ロドリーゴは彼の友人、同じ貴族で軍人で…みたいな感じかな? フェルナンドが本来あるべき姿をそのまま貫いているような存在になります。生真面目な美青年。
なのに、細かい経緯は忘れてしまいましたが、元カノのシルヴィアを叔父のルカノールに奪われてしまうのです。ルカノールはフェルナンドのときと同様にシルヴィアの父親を陥れ、シルヴィアは借金の形にルカノールの後妻に収まらざるをえなかった、みたいな経緯です。そのときロドリーゴは戦地にいたかなんかでそのことを知らなくて、帰国したら恋人が叔父の妻になっていて愕然、みたいな流れ。
つまりルカノールは気に入らない男を奸計をめぐらせて破滅させ、気に入った女は奸計をめぐらせて手に入れる、卑怯な極悪男なのでした。今回はすっしぃさん。でもりんきらで観たかったな…
で、嫌みなことに彼は甥であるロドリーゴを自分の後継者にしているんですよね。貴族としてロドリーゴはそれを受け入れざるをえない、だからシルヴィアとはもう叔母と甥の関係と割り切って一線を引こうとする、でもシルヴィアは未練たっぷりだしロドリーゴに嫌われたくなくて今の境遇がつらくて、ロドリーゴに取りすがるし日々泣いている…私はららたんは外見よりずっと大人っぽく色っぽい芝居ができる娘役さんだと思っているので、この嫋々とした人妻役が今から楽しみすぎます!
一方フェルナンドは遊び人として安酒場に出入りするうちに、踊り子のイサベラと懇意になっています。これがヒロインで今回はゆうりちゃん、でも実はわりと出番が少ないのがネックかな。同じ酒場で働くラモンはイサベラに想いを寄せていますが、イサベラは相手にしてくれない。イサベラはフェルナンドに隠された素顔があるのを感じながら、今だけでもいい、と彼を慕っている。自分とは身分違いであること、彼に貴族の娘の婚約者がいることも承知している(フェルナンドがイサベラにマルガリータの存在を語るくだりが、卑怯でずるい男なのではなくむしろ彼の渾身の誠意なのだと見えるよう、まぁ様なら演じてくれると思うのですよ! 期待!!)。ラモンはそんなイサベラを見ていられない…
ロドリーゴがルカノールに対し含むところがあることを知って、フェルナンドは彼を復讐の仲間に誘う。その話を盗み聞きしていたラモンも仲間に引き入れられる。これは男役123が「黒い天使」とか名乗ってゾロよろしく夜な夜な暗躍し、フェルナンドの仲間をひとりずつ懲らしめていく…みたいな冒険活劇になっているのです。
フェルナンドの婚約者マルガリータは、まどか。フェルナンドの放蕩に事情があるらしいことを察していて、「待っています」と微笑む可憐で清らかな少女。『コルドバ』のアンフェリータ、『琥珀』のフランソワーズにあたる役です。私はこういうポジションのキャラクターを置く柴田ロマンが本当に大好きで、かつこれをウザくなく共感されるよう演じるのはけっこう難しいと思っています。でもまどかならできると思う、期待しかない!
で、いろいろあってフェルナンドはついにルカノールを討ち果たすのですが、彼らをルカノールの邸宅に引き入れる役目を終えたシルヴィアは、彼らの成功を見届けたのちに身投げします。ロドリーゴを愛していたのに、父親の窮地を救うためとはいえ愛してもいない男に身を任せた自分を許せなかったから。愛のためとはいえ夫を殺す手助けをした自分を許せなかったから。これで万々歳、と恋人のところに戻る図太さは持ち合わせていない、慎ましく信心深く潔い女だったら。だから自ら死を選ぶ。
でもロドリーゴは、ルカノールを倒して彼女を迎えに行くことを夢見て、この襲撃に参加していたのです。ロドリーゴは驚倒してフェルナンドに告げます、「私のシルヴィアが死んだ」と。
その直前にフェルナンドもまた、イサベラと別れていました。イサベラはフェルナンドの宿願が果たされたのを知り、彼がかつていた、本来いるべき貴族社会に戻っていくであろうことを悟り、身を引くのです。フェルナンドは去る彼女を止めませんでした。ラモンが彼女の後を追いました。
それでロドリーゴの言葉を受けて、物語のラストにフェルナンドは言うのです、「私のイサベラも、死んだ」…幕。
『アルジェの男』ほどではないけれど、けっこう「ええええ?」って反応もありそうなオチだと思います。でも『アルジェ』同様、私は大好き。ただ、これもよほど上手く演じないと難しい台詞だと思うのです。理解されないどころか、下手したら反感買いますよね。
だってイサベラは死んでなんかいない。彼女のそばにはラモンがいて、そりゃそれでこの先このふたりが上手くいくとは限らないけれど、でも彼女にはこれからもいろいろな出会いがあるかもしれないし幸せに生きていくかもしれないわけで、死んだ者扱いするなんてものすごく傲岸不遜なことなんですよ。
でも、フェルナンドにとっては死んだも同然で、それは「私のイサベラ」は死んだ、私の恋は終わった、私の青春は終わった、真の人生は終わった、心が死んだ…って宣言なんですよね。イヤ彼だってこの先貴族社会に戻り伯爵だかなんだかとしてマルガリータと結婚し息子を作り家を継がせ社交をし事業をし幸せに生きていくのでしょう、妻を愛し子供を愛し人生を楽しんで過ごしていくのでしょう。でも心は、心の一番柔らかい部分は死んでいる、イサベラと共に死んでしまった…という台詞だと私は解釈しているのです。その悲痛、絶望、どうにもならない恋と現実の悲しさ、せつなさを表現してくれることを、私はまぁ様には期待しています。楽しみだなあ!
で、ロドリーゴにはそこまで物語のテーマを背負うような部分はないので、逆にただひたすら美しく全編を通して苦悩しはりきり輝いてくれればいいのです。ああ楽しみ。いろいろカットされちゃったりしないといいなあ。ららたんとのダンス、ららたんとのキスシーン…あああ楽しみすぎます!
それにホッタイズがついてくるんだから、全国どこまで観に行ったって安い気がします。大階段がないホッタイズはきっとみんなもっとバリバリ踊って観やすいよ! コマちゃん愛ちゃんずんちゃんがいない分、普通に考えればポジションは上がるはずで、それも楽しみ。歌手としてももっと起用されると嬉しいなあ。まあ「満点の瞳」は回ってこなくていいけど、ジャガーも別にNoThankyouなんだけど個人的には(^^;)。
お休みがほとんどないままにすぐ集合日、で大変でしょうが、がんばっていただきたいです。そして全国各地で美味しいものをたくさん食べて鋭気を養い元気に回っていただきたい。もちろん昨年同様、私も梅田から鹿児島まで付けまわす(笑)所存です、きっとまた暑苦しい記事を書くことになるでしょう。よかったらおつきあいくださいませ…
東京宝塚劇場、9月9日15時半(初日)、10日11時、17日11時、18日15時半、19日15時半、21日15時半、10月1日11時、8日11時、12日18時半、16日15時半(千秋楽)。
オーストリー=ハンガリー帝国の皇妃エリザベート(実咲凜音)暗殺事件から100年あまり、煉獄の裁判所では今もなお実行犯ルイジ・ルキーニ(愛月ひかる)の裁判が続いている。皇后本人が死を望んだのだ、エリザベート殺害の理由を問われてそう答えるルキーニ。彼は死した者たちの魂を呼び起こし、エリザベートが辿った数奇な運命について証言させる。彼女は何を求め、何を愛したのか? その答えを知る証人として、深い闇の中から黄泉の世界に君臨する帝王トート(朝夏まなと)が現われる…
脚本・歌詞/ミヒャエル・クンツェ、音楽/シルヴェスター・リーヴァイ、潤色・演出/小池修一郎、演出/小柳奈穂子、翻訳/黒崎勇。1992年ウィーン初演、96年宝塚歌劇雪組で日本初演したミュージカルの、9度目の再演。全2幕。
大劇場公演時の感想はこちら。
東京の役替わりは大劇場と逆で、A,B,Cの順。Aパターンは、大劇場からそんなに間は開いていませんでしたが、あっきールドルフはより繊細ではかなげな印象になった気がしました。贅沢を言えばあっきールドルフにずんちゃんエルマー、という組み合わせが観たかったなーとかも思いました。主に歌の点で、です。
Bパターンは一度しか観られませんでしたが、ルドルフを経てあっきーシュテファンが若返って見えて、なかなかおもしろかったです。りくルドルフはあいかわらず甘く優しく、本当にいじらしいんだけど、残念ながらやはり歌が弱いままだったかなと思いました。音程が不確か、とかではないんだけど、不安定に聞こえがちな歌い方、喉の使い方、なんですよね…なんなんでしょうね、あれは。もったいない、でもりく好きだよりく。
Cパターンのあっきーエルマーはすごくギラギラガツガツしたリーダーになっていて、刮目させられました。一幕のころは理想に燃えてキラキラした若者で、旗を投げ捨てる悲痛な嘆きもそのままで、でも大劇場のころにあった負け戦感満々な空気はなくて、拳銃を見つめる表情にすでに狂気がほの見えるようなすごみが加わっていて。二幕のイケオジっぷりは変わらず、でも長い活動に疲れた悲哀すら漂い色気が増し、若い皇太子を利用してやろうという野心すら見え…ゾクゾクしました。りんきらツェップスに肩貸されてハケていくの、ホント萌えましたよね!(だいなしな感想)彼らを拾って介抱する市民の女Sになりたい。フィナーレのシケもたまらん!
そしてずんちゃんルドルフは大劇場よりずっと弱さを見せるようになった気がしました。他のふたりのルドルフを見て、一番間が開いて一番変化できるのがずんちゃんだったろうし、ずんちゃんが一番大変だったかもしれませんね。私が観た中では千秋楽が一番よかったです。拳銃自殺の直前に観念したように目をつぶるのに胸つかれました。みんな進化するんだよなあ、すごいなあ。
まどか子ルドがまたホントにみんなに寄せてきていて大劇場とそれぞれ全然違っていて、素晴らしかったです。
あとは…もう日々つぶやいてしまってけっこう満足しちゃっていて、まとまった感想が上手く書けないのですが…まいあたんが好きで女官とか披露宴とか世界の美女とかいっつも見てました。あとららたんも大好き、娼婦のときの右太腿の裏のホクロね! 素晴らしいね!! エビちゃんの家庭教師の権高さを愛し、もあちゃんスターレイの泣きの演技の深まりに涙しました。ゆいちゃんのマデレーネはまとう空気が大劇場と変わったーてより妖艶になった気がしましたし、ゆみちゃんのヘレネは幸せを祈らずにはいられませんでした。あおいちゃん、せーこ、きゃのんの手堅さも素晴らしかった。そしてもちろんゆうりちゃんの怖ろしいまでの美貌ね!
黒天使たちをがんばって識別しようとガン見し、コミカルなオヤジ度を増す大臣たちににまにまし、あきもと琥南くんの侍従に目を細め、まりなのヤブ医者っぷりにニヤニヤし、かなこジュラの台詞の上手くならなさに歯噛みしました。あんなに美しいのにな…! もえこのエーヤンの歌手は聴くばかりで最後まであまり見られませんでした、すまん。ブルーレイで見ますね。あとモンチね、素晴らしかったよね!
愛ちゃんルキーニはどんどんくたびれていき怪しさを増し、ゆりかフランツは優しさと朴訥さにますます磨きをかけていったようでした。ふたりともチャレンジな役どころだったと思うのだけれど、ものすごく躍進したと思います。
そして千秋楽、いつも一定の仕上がりを見せるみりおんシシィがさすがいろいろ感極まっていて、「私だけに」では涙が光り、ラストの昇天場面でもなんとも言えない表情をしていたのが印象深かったです。
そしてまぁ様が、東京ではシシィの居室での手つきを変えたり「最後のダンス」の歌い方を変えたり、常により良きもの目指して突っ走っていて、そうした進化を重ねたからこその千秋楽のご挨拶での「今の宙組による『エリザベート』が、今日、完成しました」だったのだろうなあと、感慨深かったです。プレッシャーもあったことでしょう、でも見事やり遂げてくださいました!
フィナーレの「闇広」群舞ハケ際に盛大なリップ音つきで投げキスして引っ込んだこと、デュエダン後の銀橋挨拶のあとみりおんに投げキスしたこと、劇場中がヒューヒューキャーキャーしたこと、忘れられません。よっ、千両役者!
日本上演20年、初日が900回で前楽が1000回、メモリアルな公演になりました。エリザ本も発売され、歴史に名を残した公演となりました。なんだかんだ言って結局は楽しく通いました、ありがとうございました。
さて、ついでに久々に澄輝日記など。
会活動については基本的にはネットに上げるべきものではないと承知しているのですが、個人の体験・感想としてごくいくつかのことだけ。だってホントーに楽しいんですよ!
いつも会員みんなしておんなじテンションでキャッキャウフフしてて。威張る人とかエラそうな人がいなくて常にウェルカムでフレンドリーで。ギャラリーもよく「澄輝さんっていっつもニコニコしてて優しそうねえ、会の人もいっつも楽しそうねえ」ってささやいてくださっているのが聞こえます。
会って生徒に似るんでしょうね。私は今は、こんな私でもある自分の中の優しくてゆるい部分が最大限ら引き出されているように感じます(^^;)。そういう優しさ、あるいはある種のゆるさ・ぬるさでは物足りないという、ワタシは特別扱いされたいの!貢ぐから見返りが欲しいのよ!みたいな人はいつのまにか更新しなくなっちゃったりして、残る人しか残っていないんじゃないかな、とも思います。だから、古参だからと威張る人がいない。で、こういうのほほんとした空気、雰囲気の良さが伝わって、ありがたいことにじりじりジリジリ新規会員さんが増えて行ってくれているようです。イヤ足掛け3年程度しか見ていない人間がエラそうにすみませんが。でもお茶会とか、前回は埋まるかヒヤヒヤした会場が、今回はなんとシアターでしたからね! ルドルフ効果かもしれないけど嬉しかったよね盛大にガヤったよね!!
大劇場千秋楽ガードが解散するとき、みんなで「お疲れさまでしたー」ってなって、そのとき会員さんのどなたかが「スタッフさんも1か月お疲れさまでしたね!」って言って、みんなでスタッフさんに拍手したんですよ。なんかすごくほっこりしました。
東京公演中にも、くわしくは避けますが、楽屋出待ちの際に「おやすみなさいルドルフ」イベントなるものがあったとき、あいにくの雨で、生徒はルドルフ仕様のレインコートを着て出てきてくれてみんな大喜びだったんですけれど、またまたガード解散時にそのレインコートがスタッフさんの徹夜の労作であることが明かされて、そしたらまたみんなで拍手して口々にお礼を言ったんです。すごくいいよなあたたかいよな、と思いました。
東京の大千秋楽でもみんなでスタッフさんに拍手して、でもすぐまた集合日、全国ツアーですからね!全国でお待ちしていますからね!ってなって、大笑いのうちに解散になりました。おかげさまで本当に日々楽しかったです、ここで言ってもなんですが本当に感謝しています。それぞれ参加の頻度の違いはあるにせよ、みんなで一緒に好きな人を応援できていることが幸せでなりません。
で、次は『バレンシアの熱い花』ですよ! ロドリーゴですよ!!
私は初演は映像でも観たことがなくて、宙組タニウメお披露目で再演したときも生では観劇していません(タニもウメも実は苦手でした…ウメちゃんは今はいい女優さんだなと思うのですが)。のちにスカステの映像で役替わりは2パターンとも見たかな。みーちゃん主演の新公も映像は見ました。全国ツアー版は映像にはなっていないんですよね? これは見ていないと思います。
初演と再演ではスター構成がけっこう違っていたのでわりと大きな変更があった、と聞きますが、どうなんでしょうね。そして今回はどうなんでしょうね?
前回はまゆたんとみっちゃんでロドリーゴとラモンを役替わりしたワケですが、映像で作品を鑑賞する限りでは私個人はどう考えてもロドリーゴの方が大きい役だと思っていました(そして残念ながらふたりともあまりニンではない…)。というかおいしい役のように見えます。ラモンの方がヒロインのイサベルと絡むのだけれど、それでも、ね。単純にこういうタイプの二枚目の方が私のツボだ、ということもあります。
だから今回の演目発表時に、まだ振り分けは出ていなかったと思うけれど、イシちゃんのバウに二番手格で呼ばれることがあるとすればそれはそれで大きなチャンスだし嬉しいけれど、全ツ組ならロドリーゴがいい!ロドリーゴ役が観たい!!と激しく思いました。
少なくともラモン役は空回りしそうで怖い…というのもあったかな。『Shakespeare』のパリス(ホープ)なんかはチャーミングだったけれど、私個人が笑いに厳しいタイプなので、贔屓が笑いで滑るところとかあまり見たくないのですよね…と滑ること前提なのかよという毎度贔屓をまったく信用していない発言かましてすみません。
そんなこんなでいたら、順番はどうだったかな? 振り分けと主な配役が同時に出たんでしたっけ? フェルナンドがまぁ様なのは当然で、ヒロインのイサベラがゆうりちゃんってのがすごく嬉しくて、そしてゆりかラモンってのが意外で、マルガリータまどかまでが発表されたのにロドリーゴもシルヴィアも配役が出ないという不思議な事態にちょっととまどいました。で、なんらかの組替え新キャストとかありえるのかな、いやロドリーゴは上げ上げのもえこってこともありえるかな、りくくんもいるしな、悪役のルカノールになってもいいチャレンジになるかもしれないけれど意外と出番が少ないんだよな…とか悶々としていたら、『エリザベート』東京千秋楽を待たずしてその他の配役が発表されました。で、ロドリーゴでした!
東京Cパターンのギラギラ度が増したエルマーを観たときには、「やっと悪役ができるレベルに来たかな」とかエラそうなことを思ったものでしたが、でもやっぱりロドリーゴで嬉しいです! ギラギラガツガツの芝居ができるようになったからこそ、逆にただただ美しい、スカした二枚目の、悩める白皙の美青年を演じる…ってのもいいんじゃなかろうか、と思うのですよ!
以下、ネタバレで語ります。作品を未見で、オチを知りたくないという方はご遠慮くださいませ。
私は柴田スキーですし、この作品もクラシカルだなと思いますがすごく好きです。ただタニは歌以上に芝居が棒だったと私は思っているので、タニのフェルナンドでは「なんじゃこりゃ」感があったろうな、と思うのです。そこをまぁ様がさわやかに、説得力ある温かい芝居をしてくれるものと期待しています。
フェルナンドは父親を陥れたルカノールに復讐するために、まず彼の目をくらますために軍人を辞めて遊び人の振りをすることにします。ロドリーゴは彼の友人、同じ貴族で軍人で…みたいな感じかな? フェルナンドが本来あるべき姿をそのまま貫いているような存在になります。生真面目な美青年。
なのに、細かい経緯は忘れてしまいましたが、元カノのシルヴィアを叔父のルカノールに奪われてしまうのです。ルカノールはフェルナンドのときと同様にシルヴィアの父親を陥れ、シルヴィアは借金の形にルカノールの後妻に収まらざるをえなかった、みたいな経緯です。そのときロドリーゴは戦地にいたかなんかでそのことを知らなくて、帰国したら恋人が叔父の妻になっていて愕然、みたいな流れ。
つまりルカノールは気に入らない男を奸計をめぐらせて破滅させ、気に入った女は奸計をめぐらせて手に入れる、卑怯な極悪男なのでした。今回はすっしぃさん。でもりんきらで観たかったな…
で、嫌みなことに彼は甥であるロドリーゴを自分の後継者にしているんですよね。貴族としてロドリーゴはそれを受け入れざるをえない、だからシルヴィアとはもう叔母と甥の関係と割り切って一線を引こうとする、でもシルヴィアは未練たっぷりだしロドリーゴに嫌われたくなくて今の境遇がつらくて、ロドリーゴに取りすがるし日々泣いている…私はららたんは外見よりずっと大人っぽく色っぽい芝居ができる娘役さんだと思っているので、この嫋々とした人妻役が今から楽しみすぎます!
一方フェルナンドは遊び人として安酒場に出入りするうちに、踊り子のイサベラと懇意になっています。これがヒロインで今回はゆうりちゃん、でも実はわりと出番が少ないのがネックかな。同じ酒場で働くラモンはイサベラに想いを寄せていますが、イサベラは相手にしてくれない。イサベラはフェルナンドに隠された素顔があるのを感じながら、今だけでもいい、と彼を慕っている。自分とは身分違いであること、彼に貴族の娘の婚約者がいることも承知している(フェルナンドがイサベラにマルガリータの存在を語るくだりが、卑怯でずるい男なのではなくむしろ彼の渾身の誠意なのだと見えるよう、まぁ様なら演じてくれると思うのですよ! 期待!!)。ラモンはそんなイサベラを見ていられない…
ロドリーゴがルカノールに対し含むところがあることを知って、フェルナンドは彼を復讐の仲間に誘う。その話を盗み聞きしていたラモンも仲間に引き入れられる。これは男役123が「黒い天使」とか名乗ってゾロよろしく夜な夜な暗躍し、フェルナンドの仲間をひとりずつ懲らしめていく…みたいな冒険活劇になっているのです。
フェルナンドの婚約者マルガリータは、まどか。フェルナンドの放蕩に事情があるらしいことを察していて、「待っています」と微笑む可憐で清らかな少女。『コルドバ』のアンフェリータ、『琥珀』のフランソワーズにあたる役です。私はこういうポジションのキャラクターを置く柴田ロマンが本当に大好きで、かつこれをウザくなく共感されるよう演じるのはけっこう難しいと思っています。でもまどかならできると思う、期待しかない!
で、いろいろあってフェルナンドはついにルカノールを討ち果たすのですが、彼らをルカノールの邸宅に引き入れる役目を終えたシルヴィアは、彼らの成功を見届けたのちに身投げします。ロドリーゴを愛していたのに、父親の窮地を救うためとはいえ愛してもいない男に身を任せた自分を許せなかったから。愛のためとはいえ夫を殺す手助けをした自分を許せなかったから。これで万々歳、と恋人のところに戻る図太さは持ち合わせていない、慎ましく信心深く潔い女だったら。だから自ら死を選ぶ。
でもロドリーゴは、ルカノールを倒して彼女を迎えに行くことを夢見て、この襲撃に参加していたのです。ロドリーゴは驚倒してフェルナンドに告げます、「私のシルヴィアが死んだ」と。
その直前にフェルナンドもまた、イサベラと別れていました。イサベラはフェルナンドの宿願が果たされたのを知り、彼がかつていた、本来いるべき貴族社会に戻っていくであろうことを悟り、身を引くのです。フェルナンドは去る彼女を止めませんでした。ラモンが彼女の後を追いました。
それでロドリーゴの言葉を受けて、物語のラストにフェルナンドは言うのです、「私のイサベラも、死んだ」…幕。
『アルジェの男』ほどではないけれど、けっこう「ええええ?」って反応もありそうなオチだと思います。でも『アルジェ』同様、私は大好き。ただ、これもよほど上手く演じないと難しい台詞だと思うのです。理解されないどころか、下手したら反感買いますよね。
だってイサベラは死んでなんかいない。彼女のそばにはラモンがいて、そりゃそれでこの先このふたりが上手くいくとは限らないけれど、でも彼女にはこれからもいろいろな出会いがあるかもしれないし幸せに生きていくかもしれないわけで、死んだ者扱いするなんてものすごく傲岸不遜なことなんですよ。
でも、フェルナンドにとっては死んだも同然で、それは「私のイサベラ」は死んだ、私の恋は終わった、私の青春は終わった、真の人生は終わった、心が死んだ…って宣言なんですよね。イヤ彼だってこの先貴族社会に戻り伯爵だかなんだかとしてマルガリータと結婚し息子を作り家を継がせ社交をし事業をし幸せに生きていくのでしょう、妻を愛し子供を愛し人生を楽しんで過ごしていくのでしょう。でも心は、心の一番柔らかい部分は死んでいる、イサベラと共に死んでしまった…という台詞だと私は解釈しているのです。その悲痛、絶望、どうにもならない恋と現実の悲しさ、せつなさを表現してくれることを、私はまぁ様には期待しています。楽しみだなあ!
で、ロドリーゴにはそこまで物語のテーマを背負うような部分はないので、逆にただひたすら美しく全編を通して苦悩しはりきり輝いてくれればいいのです。ああ楽しみ。いろいろカットされちゃったりしないといいなあ。ららたんとのダンス、ららたんとのキスシーン…あああ楽しみすぎます!
それにホッタイズがついてくるんだから、全国どこまで観に行ったって安い気がします。大階段がないホッタイズはきっとみんなもっとバリバリ踊って観やすいよ! コマちゃん愛ちゃんずんちゃんがいない分、普通に考えればポジションは上がるはずで、それも楽しみ。歌手としてももっと起用されると嬉しいなあ。まあ「満点の瞳」は回ってこなくていいけど、ジャガーも別にNoThankyouなんだけど個人的には(^^;)。
お休みがほとんどないままにすぐ集合日、で大変でしょうが、がんばっていただきたいです。そして全国各地で美味しいものをたくさん食べて鋭気を養い元気に回っていただきたい。もちろん昨年同様、私も梅田から鹿児島まで付けまわす(笑)所存です、きっとまた暑苦しい記事を書くことになるでしょう。よかったらおつきあいくださいませ…