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ケーブルへのコダワリ(1)

2020年01月18日 | 機材マニアック

ケーブルへのコダワリ(1)

ケーブルへのコダワリ、それは無さそうでも、ありそうでもあり、微妙なのですが、あるといえば、音質というよりも、取り回しや機能性といったところでしょうか。まず、楽器に直結するプラグですが、これはここ10数年SwitchCraftの#181というサイレントプラグを使っています。楽器からケーブルが抜けると、ブチとかブー(音程が低めのG#)というノイズが出ますが、サイレントプラグを使うと、抜けた瞬間にホットが遮断される構造になっていて、不快なノイズが一切出ません。ポップノイズが出ないという安心感が精神健康上よいことに加え、かなりガッシリとしたハウジング構造になっており、プラグ自体の堅牢製も十二分。プラグの質量で音質が変化するとも言われますが、ガッチリと楽器に挿さっている感が醸し出す安定感によるプラゼボも相応にあると思われます。この手のケーブルで恐ろしいのは、サイレントプラグというアイデアはいいのだけれど、構造がイマイチ冴えないと、プラグを挿しているのに音が出ないという恐怖の事態になることでしょう。確かに構造的にプラグについているピン(赤矢印部分)が正確に動かないと「挿しているのに音が出ない」という状態になりますが、このピンの動きは非常にスムースでこれまで同種のトラブルは一切なし。トラブルといえばただ一度だけ、日経おとなのバンド大賞の本選だったかゲスト出演時だったか、本職のプロの方にこのケーブルを渡した時、「このケーブル死んでいますね」と返されたことがあります(笑。サウンドチェック時にPA卓との間の導通確認をする際に、ケーブルのノイズで判定していたものと想像しますが、説明するのも手間だったので、笑顔で「分かりました!」と言いながらその「死んだ」ケーブルを本番でも使いました。

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