ぼちぼちいこか

私の大好きな登山や水泳、ラグビーを中心に私が感じたことを書いていきます。

パシフェックネーションズカップ vs オーストラリアA

2007年06月13日 | ラグビー
6チームによる総当たり戦で優勝を争うパシフィックネーションズカップ。
前の週、トンガに勝利して勢いに乗りたい日本の第3戦の相手はオーストラリアA。
(ニュージーランドとオーストラリアは強すぎるので2軍なんです。)

結果を先に言ってしまえば完敗でした。
勝負になったのは前半20分過ぎまでで、その後はトライの山を築かれ
最終スコアは10-71となりました。

日本は激しくタックルにいっていましたが10番~12番の周辺のディフェンスが
いとも簡単に破られてしまいました。テレビで見た限りではそれほど凹凸が
あったようには見えなかったのですが相手ボールキャリアーにプレッシャーをかけ、
内側から外側へ押しやるところの呼吸が上手く合わなかったのかもしれません。

日本チームで私が注目した選手はSO小野、CTB今村、FB有賀(途中出場)
の3人です。
小野選手は日本国籍ながらNZで育ち本場のラグビーを身体で知る注目選手。
(日本語より英語の方がコミュニケーションが取りやすいらしい。)
距離の出る正確なキックは魅力的ですがプレッシャーを受けた時の攻撃の
オプションが少ないように感じました。もっと強気なプレーを期待したいです。

CTB今村選手は早稲田大学1年の時から腰の強いランニングに魅力を感じて
いましたが今年、ようやく代表デビューを飾りました。
スペースのある場所でボールをもらうと良いのですがこの試合ではそうした機会に
あまり恵まれませんでした。

FB有賀選手は立川選手の怪我により急遽召集されました。彼の身体を張った
プレー、力強いランニングは必ず将来のジャパンを背負って立つであろう
私の一押しの選手です。
今回はディフェンスの機会が多かったですが代表としてプレーするのに十分な
レベルにあると思いますので今後も注目していきたいと思います。

ゲーム自体は完敗でしたが、まったく歯が立たない相手ではないと思います。
接点でのボールの奪い合い、チームとしてのディフェンスラインの整備。
この2つが整えば失点はもっともっと少なくなるでしょう。

今は大敗でも仕方ないですがひとつくらいは日本の華麗な攻撃を見たかったと
思います。
この試合では日本がトライを取れそうな雰囲気がまるでありませんでしたからね。
あと2試合に期待しましょう。