(10:10)~八方睨み(10:35)~戸隠山山頂(10:45)~九頭龍山山頂(11:50)~
一不動避難小屋(12:40)~戸隠牧場(13:55)~駐車場(14:20)
かねてから登りたいと思っていた戸隠山。
そして、かねてからキャンプをしてみたいと思っていた戸隠山キャンプ場。
このセットをいよいよ実行に移す時がやってきました。
前日、仕事で会食がありお酒を飲んでしまったので早朝(というか夜中)に名古屋を
出発して戸隠山キャンプ場の駐車場に着いたのが7時。
登山者用の駐車場はほぼ満車の状態でびっくりです。
早速用意を済ませて、奥社の参道から登山をスタートします。
龍神門の先の杉並木は何度来ても霊験あらたかな身が引き締まる印象を受けます。
神様はやっぱりいるんだと思える、そんな雰囲気です。
ひと登りで奥社。今日の登山の安全を祈念します。
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龍神門
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何度来ても身の引き締まる思いがする杉並木
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奥社
ここから先が本格的な登山道となります。
最初はひたすら急登を登っていきます。というか、そもそも戸隠山は修験道なので
のんびり歩ける道であるはずもありません。
小1時間でようやく急登が終わり正面の岸壁に突き当たります。
これを左から迂回するように巻いていくと百間長屋、西窟を過ぎる間では比較的
緩やかな道が続きます。
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良い天気で青い空に緑が映える
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百閒長屋
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西窟
西窟で休憩しているときにちょっとしたアクシデント発生。
左前腕部を突然激しい痛みが襲いました。(多分)アシナガバチに刺されてしまった
ようです。急いで、つい先日購入したばかりのポイズンリムーバーを取り出して
刺された箇所から何度も毒を吸い出します。(この初期対応が良かったせいか
痛みが残ったのは翌日までだけで済みました。)
この先は崩れかけた斜面をトラバース気味に渡り、最後も鎖の取り付けられた
急登を登ります。このほかにも小さな鎖場がいくつかあって気が抜けません。
最後に胸突き八丁と看板のかかった岩場を鎖場に沿って上るといよいよその先が
「蟻の塔渡り」と呼ばれているナイフリッジです。
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最初の鎖場
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最初の鎖場上部
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次の鎖場
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鎖場多し
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胸突き八丁
ここを馬乗りになって通過している人の写真を何枚も見てきたためどれだけ
恐ろしげなところかと思っていましたが、今日は好天のおかげか、それ程の恐怖感を
感じません。
ナイフリッジは20m程ですがここには右手から巻き道も設定されています。
立って歩くにはちょっと怖い気がしたので、かがんで手をつきながら安全を最優先に
わたりました。
最後に一旦下がってから2段登るような形になり、そこが少し危険かなぁ。
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ハイライト 蟻の塔渡り
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とても丁寧な看板
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塔渡り全景
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塔渡り上部の岩場
蟻の塔渡りを過ぎてしまえばすぐ、八方睨みと呼ばれる稜線上のポイントに到着します。
ここからは西岳方面や、蟻の塔渡り、鏡池、さらには高妻山までよーく見えます。
ここから見る高妻山はとってもカッコいい。次は高妻へ登ってみたい。
休憩しても良かったのですが、山頂はすぐそこなので引き続き山頂へ移動します。
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稜線到着
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八方睨みからの塔渡り
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西岳方面 こちらもいつか縦走してみたい
ところが、山頂は狭くて太陽を遮る場所が全くないため休憩を断念し、さらに先へ
進みます。下山は一不動避難小屋から戸隠キャンプ場へ降ります。
なかなか休憩に適した場所がなく、やっぱり休憩するなら八方睨みだったな。
ということを考えながらさらに進むと、ようやく縦走路から外れた日陰を見つけて、
そこで休憩と遅い昼食を摂りました。
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稜線の縦走路
その先は、九頭龍山の山頂を過ぎるまでは細かなアップダウンが続きます。
こじんまりした山塊であることと、迫力ある岩場が稜線近くに見えるところが
妙義山に少し似ているなと感じました。
最後は長く急な下りを降りていくとようやく一不動避難小屋です。
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一不動避難小屋への急な下り
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妙義山に似た景色
戸隠山山頂からここまでが想像していたより長かった。(というか地図をよく
見ていなかったのでもっと近いと思っていた。その間違った私の想像より
長かった。というだけです。)
携帯用トイレを使用できる建物を併設した避難小屋は、この規模の山にしては
大きくて立派なものでした。詰めれば10人くらいは泊まれるような感じでした。
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一不動避難小屋(中はきれい)
10分程休憩してすぐに出発。
ここから牧場までの下山道には、不動滝、滑滝という2つの滝があって、
2つとも鎖が設置されているようです。
避難小屋から少し下ると水の流れる音が聞こえてきてやがて沢の中を歩くように
なります。
少し行くと右側に「氷清水」と看板に書かれた水場があります。
そして、えー、こんな水が流れている中を下っていくのか。と思いましたが
すぐに最初の滝「不動滝」が見えてきます。
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氷清水
この滝は相当大きくて、水流沿いはまったく下れないので右岸のスラブを
トラバースで大きく迂回していきます。スラブには鎖が設置してあり、ステップも
切ってあるので心配はありませんが、落ちるとかなり大けがをしそうな場所なので
注意が必要です。
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滝(鎖場)下のトラバース
その先ですぐに滑滝が現れます。
この滝はスラブの滝というか滑床のような感じで一応左岸に鎖がつけられていますが
なくても問題なく下ることが出来ます。
まもなく傾斜が緩み、やがて牧場の敷地を横切るようになります。
一面の芝生と、適当な感覚で配置された木々が本当に気持ちよく感じます。
放牧されている牛もこんな環境で過ごしたらさぞかしストレスフリーの牛が育つ
だろうと思いまいした。
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滑滝
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ストレスフリーの牛がお出迎え
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最後まで良い天気でした
最後は牧場の管理等の横を通り抜け、戸隠キャンプ場の敷地を突っ切ってゴール。
戸隠山は、奥社や威厳をたたえた杉並木、急登に鎖場、蟻の塔渡り、尾根上の
アップダウン、下山も沢沿いの道を通り最後は牧場でゴールを迎えられる絶好の
ロケーションだと思います。
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戸隠キャンプ場(素晴らしいロケーションだった)
とっても良い山でした。
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鏡池から望む戸隠山
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戸隠といえば蕎麦