ぼちぼちいこか

私の大好きな登山や水泳、ラグビーを中心に私が感じたことを書いていきます。

八方尾根(山スキー) 負傷敗退

2019年01月12日 | 登山
今シーズン最初の山スキーは、ハイジさん、タクさんと3人で八方尾根です。


今年は、雪が少なくて八方尾根スキー場の一番上のゲレンデもまだ閉鎖された
ままでした。
詳細はよくわかりませんが、環境省の役人がスキー場や登山コース上部の状況を
確認するからとかでチケットの販売にずいぶんと時間がかかってしまいました。
(八方尾根スキー場の上部は一部国立公園を含むため、コースを開放することが
植生等にダメージを与えないか否かを毎年確認しているようです。
今年はなかなか雪が降らなかったため、作業が遅れていたのかな。)


いずれにしても、リフト券を購入するだけで30分以上もかかってしまい
時間のロスとなりました。

ゴンドラとリフト2本を乗り継いでゲレンデトップへ到着。
すっかり待たされてしまったハイジさんは、リフトを降りてすぐ左手の斜面で
早速1本滑り降ります。
タクさんと私もハイジさんに続いて滑り降ります。
今日の雪はやや重めかな。でも(4日ほど前に降った)そこそこいい感じの
新雪です。


最初に滑った斜面



ボトムからの風景



一旦登り返したらそのまま尾根沿いに小1時間ほど登り、左側の崩沢を目掛けて
最初は左手に派生する尾根沿いを滑り降りていきます。
そして35度~40度くらいの斜面を持つ崩沢の源頭に到着しました。
 

崩沢へ



珍しくハイジさんがカメラマンをやってくれるというので、ハイジさん
タクさん、私の順に滑っていきます。
斜度がきついので慎重に。と自分に言い聞かせながら。




そして、2度目の滑降。
やや重めの雪に足を取られながら、不安定に3回ターンをして4回目のターンを
した直後に雪質と斜度が一気に変わったところで左足付け根後部に違和感を感じ
そのまま転倒。
転倒した直後は、左足付け根に今までに感じたことのない嫌な痛みを感じて

「これはまずいぞ。」

と思いました。
立ち上がろうとしますが、左足は痛みで体重をかけることすらできません。

「・・・ヘリを呼ばないと下山できないかもしれない。」

と、まずは最悪の事態を頭に入れておきました。


転倒地点から滑走してきた方を振りる(上部の陰になっているところが
一部アイスバーン状になっていてバランスを崩した。)


転倒地点から滑ってきた斜面上部を振り返る

心配してハイジさんが駆け寄ってくれましたが、暫くは痛みとスキー板の先端が
雪に埋まってしまっているので動きたくても動けない状態でした。
少ししてから、おそるおそる立ち上がろうとしますが、やはり左足は体重を
かけようとすると足の付け根に激痛が走り到底、普通に歩ける状態ではありません
でした。
それでも、膝をまっすぐ伸ばして体重を前にかけた状態であれば板を引きずるように
して動くことは出来そうです。

遥か彼方に、八方池山荘山荘が見えます。時間は11時30分。日が暮れるまでには
まだたっぷり6時間はある。少しでも動くことが出来る限り這ってでも自力で
帰ろう。と心に決めました。



遥か彼方の八方尾根


私が転倒したのは、崩沢の上部急斜面の下の方だったので、選択肢としては

1.このまま下(白馬47スキー場の駐車場)まで滑り降りる。
2.もう少しだけ滑り下りて、から八方尾根方面に登り返す。
3.滑ってきたルートを忠実の登り返す。

という3つが考えられました。
この中から最も確実な方法として3.を選択し、すぐさま登り返しました。

ジグを切ることが出来ないので、最初の切り返しでは転倒の末、大幅に時間を費やして
方向転換をせざるを得ませんでした。
休んでいる余裕はないので兎に角少しずつでもいいから前に進もうと必死です。

1時間30分程かけて最初の難関である急斜面を登り切りました。
距離的にはまだかなりありますが、ここから八方尾根までは比較的緩やかな斜面が
続くので今までより大幅にスピードアップできるという自信がありました。

ところが現実はそれほど甘くありませんでした。
八方尾根からの支尾根とはいえ、風で雪がほぼ飛ばされており、踏み込みが弱いと
シールの効きが甘くなりバランスを崩して左足に激痛が走ります。
その度に、「オオッ~!」とか「ああーっ!」といった感じの情けない悲鳴を上げて
しまいました。


それでも何とか八方尾根まであと少しというところまで辿り着きました。
ここから尾根まで登り返すよりも、トラバース気味に八方尾根へ合流した方が距離的に
近く、容易な方法だと思えました。
しかしながら、足の怪我がなければなんてことはないこのトラバースが一番の
核心部だったのです。

急な斜面をほんのわずかずつスキー板をずらすようにして前に進みますが、時々
エッジの効きが甘くて板がズリッっと滑り降りてしまうので、その度に左足の
痛みをこらえて踏ん張ります。
多分、40度近くある斜面をトラバースしているので一歩間違うと相当マズイことに
なるような状況でした。

ストックのピックで体がずり落ちないように少しづつ少しづつ、安全第一で進み
なんとか八方尾根に合流しました。

大げさなことを言うようですが、ここまで来てようやく助かったと思いました。

この時点で、時間は14時50分。一番上のリフトは15時で営業終了となるため
タクさんに板を預け、ストックで体を支えるようにして、痛みに耐えながら
わずか100m程の距離を急いで下りていきます。

何とかぎりぎりでリフトに乗せてもらい、無事に下山することが出来ました。





今回の反省。
まずは、今シーズン最初のスキーであったため、スキーに体が慣れていなかったことが
挙げられると思います。転倒そのものの原因は、ややスピードが出過ぎた状態で
左へターンをして、そのターンの途中でアイスバーンのようになっている部分に
乗り上げ、さらにスピードが出たまま新雪に突っ込んでいったので、上体だけが
つんのめって転倒をしてしまったのだと思います。


安全については何となく注意をしていたつもりでしたが、こうして怪我をすると
進退窮まってしまいます。

不幸中の幸いであったことは、ハイジさんとタクさんという山スキーのベテランが
最後まで行動を共にしてくれたので非常に心強く感じたことと、事故の時間が早かった
ので自分でも比較的落ち着いて行動できたことです。


最初は、ほんの一瞬ですが「ヘリ要請」ということが頭をかすめました。
もし、事故が遅い時間だったらその日のうちに下山することは難しかったと思います。
その場合、ツエルトやガス、若干の予備行動食は持っていたのでビバークして
自力下山をすることになったはずです。

そうならなくて良かった。


改めて安全であることの重要さを嫌というほど味わいました。
いつ復帰できるかは全く分かりませんが、今後山に行く際は今まで以上に安全に
注意深く備えていきたいと思います。


ハイジさんとタクさん、本当にありがとうございました。

喜丸

2019年01月10日 | 
またしても食レポ。
東京へ出張したついでに日比谷でラーメンを食べました。

最初、スープを飲んだ時「美味い。」と感じましたが
麺をすするに従って、期待値がしぼんでいきました。

丼が出てきたその瞬間からスープがぬるく感じたこと。
太目の麺がややパサパサとした感じだったこと。

トッピングのチャーシューや煮卵は美味しかったのに
残念でした。

隣が三田製麺所のつけ麺屋だったので、そっちに
したほうが良かったかな〜。






ラーメン(晴レル屋)

2019年01月08日 | 
今日のお昼は新年の挨拶廻りの途中でつけ麺を
いただきました。
最寄りのラーメン屋を探して入った割には美味しかった!
本山にある大勝軒と似た感じのスープに少し柔らかめの麺が
よく絡んでくれます。

次はラーメンを食べにまた来よう。

些細な幸せ。






スイム

2019年01月06日 | スイム
すっかりなまりきった正月ボケから早いところ
抜け出さなくてはならない。
体調はずっと良くないですが、とにかく身体を
動かしたくて泳いできました。

メニュー 上社 短水路 
W−up 100m× 4本 +10秒 奇数:Fr、偶数:IM
S 200m× 4本 4分    Fly、Ba、Br、Fr
Down 100m
Total 1300m