(先週の土曜日は)午後から外出することになっており
時間もなく、また久し振りのスイムであることから練習は
ごくごく軽めにしました。
(メニュー)
S 1500m× 1
・・・そうは言ってもこれだけでは練習にならんだろっ!
来週の北丹沢本番に向けて先週に引続き生憎の雨が降る中、
奥多摩~高尾を走ってきました。
先週の疲れが完全に取れていないのであまり負荷が掛からない
コースを選びました。
つまり武蔵五日市駅からハセツネのコースを辿り、今熊山~
槇寄山~市道山~醍醐丸を経由。その後はハセツネのコースを
右手に見送り、和田峠に出てから陣場山~影信山~高尾山~
京王高尾山口駅まで走りました。
土砂降りの雨の中、武蔵五日市駅を出発します。
最初は勝手知ったる道を行きます。あまり飛ばさないように
注意をしながら今熊神社を過ぎ、登山道に入り今熊山を登ります。
結構一気の登るはずですが先週の北丹沢に比べれば登山道の
整備状況も良いし、それほどきつさは感じません。
今熊山を過ぎると気持ちの良いアップダウンが続き、非常に
気分良く走れます。調子に乗りすぎて刈寄山手前の分岐を
見落とし、そのまま山頂まで到達してしまいました。
(往復約10分くらい)
その後、市道山へ向かう時にもどこかでコースを間違え、引き返し
ました。今度は本来のコースからかなり大きく外れてしまったようで
もと来た道を忠実に戻りましたが、結局どこで間違えたか分かり
ませんでした。何てことでしょうか?
コースを間違えて精神的に萎えてしまったためか、醍醐丸手前で
足に相当疲労が溜まっているのが良く分かりました。
このまま高尾山まで行くのは非常に厳しい状況でした。
何はさておき、今日無理をして来週のレース本番を万全でない
体調のまま迎えるのはあまりにも愚かなことです。
エスケープルートとしてはこの先の和田峠から陣場高原下バス停
まで下り、そこからバスで京王八王子へ出るのが一番良い方法
です。
・・・と分かっていながらも無理をしてしまうのが私の性格。
和田峠に着いた時、散々逡巡しましたが、20分後、陣場山への急な
登りに足を踏み入れていました。
陣場山から先はアップダウンもあまりないので疲れた身体をだまし
だまし、とぼとぼと走ります。
それにしても陣場山頂、影信山といずれも立派な売店が本日は
すべて休業です。まぁこの土砂降りの中、あえて山に登るのは
よほど頭のおかしい人だけでしょう。
途中で何度か「やっぱりリタイアしとけば良かったなぁ。」と
ぼやきながらもなんとか高尾山に到着し、無事に京王高尾山口駅
まで下りました。
疲れたぁ。
こんなんで来週は大丈夫でしょうか。
と、ちょっと不安。
7月6日に行われる北丹沢12時間耐久レースの試走をしてきました。
正直に言うと、制限時間は12時間だし丹沢だし、ハセツネも完走しているし、
それに比べたらたいしたことないだろうなって甘く見ていました。
でもこのコースは非常に厳しかったです。
1日中雨が降り続く生憎の天候でしたが、実際に走ってコースの状況を
確認しておいて本当に良かったです。
スタートとなる緑の休暇村から走り始めました。
コースが分かるかどうか心配でしたが分岐や分かりづらい箇所には
表示が出ていたので迷うことはありません。
最初の舗装道路は非常に急な坂で早くも息が上がります。山道に入っても
植林されたつづら折れの細い路をくねくねと登り、一旦下ります。
すぐの舗装された道路に出て住宅の中を抜けるとそこから神ノ川キャンプ場
まで約4キロは舗装路になります。
相変わらず雨は土砂降りです。
慌てずにゆっくり走りましょう。
神ノ川キャンプ場を越えるといよいよ本格的な山道となります。
笹の葉が登山道を埋め尽くし、雨に濡れて滑ります。
尾根沿いをひと登りで左の斜面をトラバースするように進み神ノ川ヒュッテへの
分岐から再び急な斜面です。 この辺りは登山道ではありますがあまり良く
踏まれている感じではありません。
北丹沢の本当の開催目的は2000人近い人を一度に通過させることによって
登山道の整備を狙っているのではないかという感じすらします。
尾根に出た後は鐘衝山までだらだらとした林の斜面を登ります。
神ノ川キャンプ場から1時間以上掛かりました。しかし「やっと着いたー。」と
安心はしていられません。
ここから先、大室山方面にまだまだ登らなくてはいけません。 そしてここからが
とても苦しく感じました。一部はとてもレースのコースとは思えないような急な
斜面を怪しげなトラロープに導かれてひたすら登ります。
その後、少し緩やかな斜面になりますが、遠く先を見渡してもまだまだ登りが
続きます。
もうかなりうんざりです。
ようやく登りが終わり大室山方面から左に折れ、今度は急な斜面を下ります。
草地の中の土の急斜面なので文字通り滑り降りるような感じになります。
その後、林の中をジグザグに降りるとまもなく荒れた様相の沢に出ました。
簡素な丸太橋を渡った先が神ノ川ヒュッテでした。
予想外にあっさり着いてほっとしました。
と・こ・ろ・が・・・。
次の犬越路への登りに取り掛かろうとすると足が全く前にでません。
もうパンパンというかクタクタです。舗装されたをわずかに登り、沢を渡り
あとはよく整備された登山道を登ります。
しばらく登った後、再び涸れ沢を渡り、犬越路まではよろよろと小1時間程
かかりました。
ここで大失態。
本来のコースは犬越路から蛭ヶ岳への縦走路を10分ほど歩いた地点から
犬越路のトンネルへ向かって降りるのですが、犬越路でコース表示を
見つけることが出来ずに、登ってきた道を少し下った地点から半分崩落した
登山道を強引に抜けて犬越路トンネルへ達しました。
私の持っていた登山地図には本来のコースが描かれていなかったので
間違えてしまいました。
さて、ここから約7キロは緩やかな下りで神ノ川園地まで下っていきます。
でも、足は限界を超えていました。下りでも全く足が動かなくなっていて
両足のあちらこちらを攣っています。どこか1箇所を伸ばそうとするとそこの
拮抗筋が攣ってしまいどうにもなりません。
時間をかけてゆっくり伸ばしてどうにか走れる状態になりました。
それでも一部歩きを交えながら神ノ川園地まで辿り着きました。
広河原で折り返すように大きな端を渡り古いトンネルを2つくぐるとまもなく
神ノ川園地です。
ここで大休憩-。最後の登りに備えます。
よっこらしょと腰を上げ、姫次までの登りに取り掛かります。
前半の風巻の頭への登りほど悪路ではありませんが傾斜はかなり急です。
風巻の頭まで50分。
姫次まではさらに50分掛かります。
途中で何度も座り込みながら単調な登りを歯を食いしばって登ります。
風巻の頭から先は一段と疲労の色が強くなり休憩の回数も増えました。
もうそろそろ着くかと思ったときに山頂直下の崩落地に到着。
山頂はそこからさらに10分ほど先でした。
ようやく、やっとの思いで姫次へ到着しました。
丹沢らしく一面濃い霧が立ち込めて景色は全く見えません。
ここで最後の大休憩をしました。
相当疲れていますがあとは下るだけ(のはず)なので気分的には
かなり楽です。
最初は陣場山~高尾山のような幅広のなだらかな下り路。
かなり快適です。
やがて尾根上の山頂をを北側から巻くように進み約20分ほどで最後の
分岐となります。
下り始めは草がぼうぼうと生い茂り走りにくい道ですが、すぐに走り易い
道へと変わります。
大きな木を跨ぐようにして乗り越えようとした瞬間にとうとう内転筋を
攣ってしまいました。ここを攣ると動くことは不可能なので我慢して
ストレッチをします。
その後、しばらくは尾根伝いに下り、やがて往路で通った登山道に
合流しジグザグと下っていきます。雨で足場が不安定なので滑らない
ように慎重に下ります。
舗装路までは30分もあれば下れるのですが身体が疲れているので
非常に長く感じました。姫次で「もう終わりだぁ。」と思って精神的に
緊張感がなくなってしまったのだと思います。
ようやく舗装路にでました。
あとは1キロくらい急なアスファルトを下れば終わり。
と思ったのも束の間でした。北丹沢のコースは最後まで楽をさせて
くれませんでした。コースは途中で再び森の中へ右折し「遊歩道」
とは名ばかりの荒れた道を下り、堰堤を渡り、ようやく、ようやく
ゴール地点である緑の森に到着しました。
疲れたぁ。とにかく疲れました。
到着後は緑の森の温泉に浸かりさっぱりしてから帰宅の途に着きました。