映画 ご(誤)鑑賞日記

映画は楽し♪ 何をどう見ようと見る人の自由だ! 愛あるご鑑賞日記です。

ハスラー(1961年)

2021-11-05 | 【は】

作品情報⇒https://moviewalker.jp/mv7019/

 
 ハスラーとして勝負師人生を選んだエディ・フェルソン(ポール・ニューマン)は、負けを知らないことで有名な“ミネソタ・ファッツ”(ジャッキー・グリーソン)に挑戦した。出だしは順調で勝ちを重ねたため調子に乗ったエディは、酒を飲みながら試合を続け、結局36時間闘った挙句に敗れ、文無しとなる。

 飲んだくれる日々のある朝、バスステーションで、サラ(パイパー・ローリー)に出会い、恋仲になって同棲を始める。2人でそこそこ平和に暮らしていたが、結局、山師のバートに唆されて、再びハスラーとして勝負することに。サラを伴い、ケンタッキーのルイビルまで遠征するが、、、。
 

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 またまた“いまさら名画”シリーズです。1作で終わるかと思ったけど、3作目。ポール・ニューマンは、『評決』(1982)を見てイメージが変わったこともあり、ちょっと見てみようかなと。『スティング』とか『明日に向って撃て!』は一応見ているので、もう一度見たいけど、とりあえず未見の本作を先に、、、と思ったのが間違いだった。ニューマンが「第二のマーロン・ブランド」なんて言われていたのがちょっと分かる気がしたかも、、、ごーん。

 というのも、この映画、かなりマッチョ映画だからです。登場人物もほとんど男。主要な女性はサラしか出てこない。

 とにかく、“カネ”と“勝ち負け”だけの話で、正直言ってかなりつまんなかった。序盤のミネソタ・ファッツとの試合もダラダラ長いし。既にダル~~、、、って感じになっていた私。

 展開もあんまし好きじゃないパターン。女が死んで、心機一転!!ってどーなのよ。……まぁ、エディみたいな男は、それくらいのことでも起きなきゃ変われない、ってことなのかも知らんが、本質的にはそれでも変わっていないよね、この男。どんだけ負け続けても、勝つまで金をつぎ込んでしまう。これは映画だから、最後はエディが勝って終わるけど、現実だったら、ああはいかずに、またスッテンテンにされて放り出されるのがオチだわね。

 そら、ポール・ニューマンだから行きずりに近い恋でも本気になるかも知れないけど、現実には、あんなイイ男はそうそう道端に落ちておりません。なので、ある意味、おとぎ話ですね、これは。エディから見てもそうだと思う。だめんずの見本みたいな彼を全て受け入れてくれる資産持ちの賢い美人女性。いるか、そんなもん!!

 ……というわけで、かったりぃわ、くさいわ、、、で、終盤はかなり白けて見ておりました。

 ただ、ケンタッキー・ルイビルの名前が出て来たので、ちょっと、おっ!となりました。私が遠い昔、ホームステイしたホスト・ファミリーがケンタッキー州だったんだけど、シカゴで国内線に乗り換えて、ルイビルで降りたのでした。そこから車でホスト・ファミリーの家まで行ったんだよねー。懐かし。

 ま、一瞬目がぱっちり開いたのはその場面くらいだったかな。サラが自殺しちゃったシーンなんか、もう、見るの止めようかと思ったわ。

 これは、果たして名画なんでしょうか? ちなみに、みんシネでは6.9点/10点(レビュアー数79人だから多くはない)、『戦後生まれが選ぶ洋画ベスト100』(文春文庫)では、100位までにランキングしていないし、そもそもこの本の中で触れられてもいない。やっぱ、名画ってほどではないのかな。シリーズ3作目というのはムリがあるか、、、。

 この監督さん、赤狩りに遭っていたと後から知ったのだけど、本作を撮影したときもあまり良い状況ではなかったみたい? 共産党に一時期入党していたからだそうだが、これもアメリカの黒歴史ですな。

 次は何の“名画”を見ようかな。

 

 

 

 

 

 


『ハスラー2』なんか見る気せん、、、。

 

 

 

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