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小山町の不動の滝(頼光対面の滝)

(不動の滝-頼光対面の滝)

北京オリンピック、女子ソフトボール決勝戦で、日本チームはアメリカを3対1で破って金メダルを取った。昨日よりアメリカ、オーストラリア、アメリカと3戦完投し、合計400球以上投げ切った、上野投手には拍手を送りたい。これで残るのは苦戦している星野ジャパンの奮闘である。

家の浄化槽が壊れていることが一昨日判明して、今日はその修理に一日掛かるという。トイレが使えないのはつらいから、自分のテーマの滝を見に行くことにした。休みの息子が運転手をかって出てくれた。

東名の通勤時間割引を利用して100km以内で行けるところとチェックしたら、東へは焼津から御殿場まで行ける。ならば、小山町と裾野市の滝、合計6滝を今日のターゲットとすることにした。

富士山は行く途中の東名からうっすらと見えていた。JR御殿場線の足柄駅から旧足柄街道(林道戦返り線)を登っていく。車一台が何とか通れる未舗装の林道を雨水が容赦なく浸食して、大変な悪路となり、車の底が着きそうで運転手が悲鳴を上げる。

ようやく不動の滝入口の石碑を見つけた。車を少し広くなった路肩に停めて、「不動の滝」に至る山道を進んだ。入口の案内板には、別名が「頼光対面の滝」と呼ばれる伝説が記されていた。足柄峠から峰に赤い雲がたなびくのが見えたなどの縁があって、源頼光に見出された金太郎親子は、渡辺綱のはからいで、この滝で頼光と対面したという。金太郎は頼光の家来になり、坂田金時と称し、渡辺綱、碓井貞光、卜部季武と共に、源頼光の四天王と称された。

滝の右側には社があって、不動の滝というから、おそらく不動尊が祀ってあるのだろう。社で着替えて滝に打たれることもあるのだろうか。眼尺で、5、6メートルの高さと見た。この程度の水量であれば滝に打たれる修行も出来そうな気がする。もちろんやらないが。滝の右側の岩壁が圧倒するように迫っていた。


(銚子ヶ渕)

車に戻り、悪路を少し登っていくと「銚子ヶ渕」という標識があった。そこに軽自動車が一台停まっていて、先へ進めない。運転手がどこにいるかと探していると、「銚子ヶ渕」の下流に小太りの女性が見えた。川に近付いて、銚子ヶ渕を写真に撮りながら、車を動かして欲しいという。小太りの女性は子供を一人連れて登ってきて、「誰も来ないと思った、この先には何もありませんよ」などと不満げに憎まれ口を言う。少しむっとしたが、とにかく脇へ寄せるように言う。不承不承脇へ寄せているところへ、10人ほどのハイキングのグループが下りてきて、後ろから箱バンが一台付いて来るという。軽が脇へ寄せたところしか、すれ違いの出来るところは無いようだ。しかも2台がすれ違うのが精一杯である。思案していると、息子がまずマイカーを前に進めて軽に並べ、軽を下へ行かせ、上から来た箱バンをマイカーの脇に並べて、マイカーを上に進める。今度は下の軽をバックで箱バンの横に並べて、箱バンが下へすれ違う。これで3台の並べ替えが出来、箱バンは下に、マイカーは上に軽が真ん中に残る。その通りに動いてうまくいった。

ところで、「銚子ヶ渕」には地名にまつわる伝説が書かれた案内板があった。それによると、昔、花嫁が祝言の最中に放屁をして大笑いになった。花嫁はこれを深く恥じて、その場を抜け出し銚子を抱いてこの渕に身を投げたという。先の「小太りの女性」にもこんなにうぶなときがあったのだろうか。(明日へ続く)
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