平成18年に60歳を迎える。六十と縦に書くと傘に鍋蓋(亠)を載せた形である。で、「かさぶた(六十)日録」
かさぶた日録
令和6年 年賀状です

令和6年 年賀状
今年の年賀状の図柄は、静岡県藤枝市瀬戸ノ谷、芋穴所のマルカシである。詳しくは、2021-11-13 の当ブログ参照のこと。
正月にいきなり大地震で驚かされた。震源地は能登地方。午後、サッカーの国際親善試合をテレビ観戦していて、終わって監督のインタビューの途中、「緊急地震情報」で画面が入れ替わった。震度7。立て続けに「緊急地震情報」出た。さらに、津波警報が出た途端、注意を呼び掛けるNHKの女性アナウンサーの声が一段高くなって、すぐに高台への避難を呼びかけ始めた。訓練されたもののようで、なかなかの迫力であった。被害のほどはまだ明らかではないが、明日になれば、被害の様子が明らかになるのであろう。
昨年一年の活動などを書いておこう。
・コロナもほぼ終結した。
・喜寿の祝い。
・10月故郷へ帰る。墓参と、次兄の見舞い。伯父の形見、碁盤を持ち帰る。
・金谷郷土史研究会に入会する。
・面白古文書 令和五年版発行(3冊目となる)
・「硯屋日記1」(江戸中期駿府の商人の日記)の解読終わる。
・今年も古文書3講座を実施。
・「はりはら塾」最後の発表会に参加。
・「金谷宿大学」発表会に参加。ミニ講座を実施。
・研究テーマ「天正の瀬替えは無かった」「旧五和村に過ぎたるものが二つあり。山田家文書と竹下村誌稿」
読書:「大義賊 もんなか紋三捕物帳」 井川香四郎 著
読書:「桃太郎のユーウツ」 玄侑宗久 著
読書:「裏切り者 三人佐平次捕物帳」 小杉健治 著
読書:「裏切り 江戸の御庭番 7」 藤井邦夫 著
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明けましてお目出とう御座います

大代のジャンボ干支「辰」
明けましてお目出とう御座います
今年も、時々の「かさぶた日録」、よろしくお付き合いお願いします


隣りの大代地区 、毎年、ジャンボ「干支」を作り続けてもう四半世紀を超えた。年々迫力を増している。これはもう十分に「歴史」である。
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年賀状を印刷する

令和6年年賀状、初案(不採用)
「龍の降臨」と題して作ってみたが
テーマの巨木らしさに欠けるとして不採用
残念だからここへ出して、一足お先の年賀状
「静岡市清水区の草薙神社の大クス」
横に延びているだけで、枯れているわけではない
不幸にも、往昔倒れたのだろうが
どっこい、生きている
龍に似ているかどうかは、人の見方それぞれである
気ぜわしい年末。ようやく、年賀状印刷ができた。「巨樹巨木」をテーマにして25年、四半世紀になる。小さなことでも、続けると歴史になる。
夜、O氏から電話。大学時代の仲間が集まるという。年が明けて28日、七人くらい集まりそうで、楽しみである。
8日ぶりのブログ。この間も古文書解読の日々であった。以下へその内容の一部を記す。
・「硯屋日記2」の解読
・駿河古文書会一月分テキストの予習
・「古文書に親しむ」講座、一月分の準備
・「秋葉山参詣道、鳥居御額上一件」解読。テキストに使えそう。
・年明け1月分の「面白古文書」の選択と解読。まだ決まらない。
・N氏依頼「江戸時代の手紙2通」の解読
読書:「味の道 小料理のどか屋人情帖38」 倉阪鬼一郎 著
読書:「暗殺 鬼役 三十」 坂岡真 著
読書:「浪人若さま新見左近 おてんば姫の恋」 佐々木裕一 著
読書:「深川慕情 取次屋栄三」 岡本さとる 著
読書:「日本史の内幕」 磯田道史 著
読書:「首一つ 江戸の御庭番 6」 藤井邦夫 著
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今年最後の講座を終えて

大須賀の平等山龍眠寺(掛川古文書講座見学会にて)
横須賀城主西尾家、歴代墓所
前回から四日経った。この間も中々忙しく過ごした。
14日 掛川古文書講座、見学会。コロナで実施出来なくて、久しぶりであった。朝9時集合、小型バスに満員、補助席まで埋まった。数人は先月の講座、籤で落選した人もあった。見学コースは大須賀の普門寺 ー 龍眠寺 ー 十内圦 ー 大東の三俣石碑 ー 掛川の結縁寺で、戻ってきたのは午後1時近かった。いずれも古文書で読んだ扱った所縁の地であった。
15日 駿河古文書会、見学会。藤枝市郷土博物館・文学館。11時、現地集合で10人参加。藤枝宿、岡部宿の江戸時代初期の古文書を10点ほど見せてもらい、学芸員の方に解説してもらう。学芸員の方とは名刺交換した。
藤枝市郷土博物館入館時に、「2014ふじえだ花回廊カレンダー」を頂く。来年の日々の予定メモに使おう。特別展で「曽宮一念」の絵画展も見た。一念晩年の不思議な絵は、緑内障を患っていたためであろうか。また、受付で「曽宮一念、藤枝静男宛書簡」という本が販売されていた。和久田雅之先生(掛川図書館文学講座講師)の監修とあったので、購入した。
見学会の後、蓮華寺池畔の料理屋で昼食。会報「紙魚」第49号を頂く。今回、原稿を頼まれていたのだが、出せなかった。原稿にまとめるのは苦手だ。帰宅すると、「みんなと倶楽部」第31号が届いていた。掛塚の街おこしの機関紙である。カレンダーも同送されていた。
16日 金谷宿大学「古文書に親しむ」初心者(午前)、経験者(午後)を実施した。四時間しゃべって、ぐったり、帰宅後夕寝、夕食後宵寝。ともかく、今月も予定の、すべての行事が終わった。
17日 近所のOさんの、二世帯住宅に同居されている娘婿のIさんが亡くなり、今夜御通夜。労災事故により、49歳の命を終えられた。なんとも痛ましい話で、こういうお通夜は本当に辛い。それにしても、今年は近所の葬式が幾つあったのだろう。
読書:「島流し 三人佐平次捕物帳」 小杉健治 著
読書:「洗い屋 もんなか紋三捕物帳」 井川香四郎 著
読書:「手習い師匠 取次屋栄三」 岡本さとる 著
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この十日間は何をしてた?

静岡城北公園から富士山(8日)
また10日も空けてしまった。この間の行動を少し書こう。
6日 金谷郷土史研究会、曽根辰雄氏の講義(「城山を学ぶ会」と共同開催)
「城山古墳とその時代~城山古墳と鳥羽美古墳の成立と展開~」
7日 金谷宿大学教授会 3月の発表会について
8日 駿河古文書会 例会 「女文字手紙の解読」
9日 金谷宿大学「駿遠の考古学と歴史」受講
「元禄地方直しと深良用水開削~近世行政改革と町人たち~」
10日 友人百地章氏へ電話(何年ぶりだろう)
11日 豊岡へ注文のお茶を送る。
12日 靴を買う。黒いウォーキングシューズ、これ一足でどこにでも行ける。夜、N氏から電話有り。島村の山田家文書の里帰りの件、山田家の現在の当主より、その活動に興味があり、自分も加えてほしいと連絡があったらしい。心強い話である。強く背中を押された感じである。
13日 まきのはら塾「古文書解読を楽しむ」講座実施。本日12名全員出席。その後、牧之原史料館に行き、H氏と会う。
読書:「宿場だより 小料理のどか屋人情帖37」倉阪鬼一郎 著
読書:「大名 鬼役 二十九」 坂岡真 著
読書:「情けの糸 取次屋栄三」 岡本さとる 著
読書:「青瓜不動 三島屋変調百物語九之続」 宮部みゆき 著
読書:「天空の鷹 風の市兵衛 5」 辻堂魁 著
読書:「浪人若さま新見左近 雷神斬り」 佐々木裕一 著
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この半月の間

牧之原市史料館前、田沼意次像
11月16日、掛川図書館文学講座、文学散歩にて
ブログを休んだ、この半月の間、何をしていたのか、記して置こう。
11月1日 帰郷(豊岡⇒伊勢)から自宅へ戻る。
11月3日 駿河古文書会に出席。
11月8日 まきのはら塾「古文書解読を楽しむ」実施。
11月9日 掛川古文書講座、受講。
11月10日 駿河古文書会に出席。
11月11日 金谷宿大学「駿遠の考古学と歴史」受講。
11月16日 掛川文学講座の文学散歩に出席。
11月18日 金谷宿大学「古文書に親しむ」(初心者)(経験者)2講座、実施。
それぞれの準備もあって、中々忙しく過ごした。
休んでいる間の当ブログの訪問者数が、一日1000人を越えて、何やら随分増えているように思う。いよいよ、くたばったかと、後報を気にされたのかもしれない。期待を裏切ったようで、まだまだ元気で活動している。
昨日、二ヶ月に一度の、内科医の検診に夫婦して出かけた。インフルエンザでいつもより混んでいた。いつも通りに終えて、序でに、夫婦ともインフルエンザのワクチンを接種して来た。
読書:「一番手柄 取次屋栄三」 岡本さとる 著
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エネルギーが切れた

改修を終えた掛川城天守閣
11月16日、掛川図書館文学講座、文学散歩にて
急に寒くなって、先日、灯油を買いに、セルフのガソリンスタンドに行った。昨年同様、20リットル入のポリタンクを二つ持って、40リットルを入れて帰った。車へは、見かねたスタンドの人が載せてくれた。家に帰って駐車場から、リビングを通り、ポリタンク置き場まで、20メートル余を両手にポリタンクを下げて運んだ。身体が、みしみしと悲鳴を上げるようで、何とか運べたが、運び終えたら、エネルギーが切れたように、身体が動かせなくなった。
しばらくして、ようやく動かせるようになったが、去年は平気で運べたのに、何ということだろう。次からは、15リットルずつに減らして購入しようと思った。こんな風に、一つ一つ年令を感じながら、年を取ってゆくのであろう。
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久しぶりのブログ

庭のコギク
久しぶりにブログを書く。ある時「自分がブログを書かなくなったら、くたばったと思ってほしい」などと、書いた記憶がある。どっこい、まだくたばってはいない。病気になったわけでもない。
帰郷のあと、往復15時間の車の運転疲れからか、なかなか気力が湧かなくて、ブログを休んだところ、何とも身体がらくに、夜の気が休まることに気づいてしまった。それが三日になり一週間になり、半月ほど経ってしまった。
考えてみれば、60歳で始めて17年、ブログをほぼ毎日続けてきた。習慣になってしまえば、続けられるものである。しかし、年令を重ねていくうちに、知らず知らずに、身体の負担が増していたようである。
まあ、これからは、肩の力を抜いて、とびとびに、我が老境を記すことにしようと思う。従って、古文書解読を載せることは、少なくなると思う。
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読書はたゆまず続けている。ほとんどが時代小説である。時代小説は遥か江戸時代の事を題材にしたフィクションだから、どんなに理不尽な、残虐な話であろうと、筋にどれだけ飛躍があろうと、また結末が如何にご都合主義であろうと、少しも気に病むことはない。寝る前に読めば、安らかな眠りがやって来る。そういえば、時々、時空を超えて、江戸時代の市居の夢を見る。
読書の履歴を記しているのは、自分の履歴が少しでもヒントになればと考えてのことである。時代小説といっても、多くの作家が山ほど作品を書いている。その山の中を、自分も面白そうな作品を探しているゆえである。
本はもっぱら図書館に頼っている。図書館ではネットで取寄せて、入ったことを確認して、借りにゆく。貸し借りのタイミングにしか行かないが、もう「顔」になっている。
読書:「ちゃんちき奉行 もんなか紋三捕物帳」 井川香四郎 著
読書:「雷神 風の市兵衛 2」 辻堂魁 著
読書:「祝い雛 小料理のどか屋人情帖36」 倉阪鬼一郎 著
読書:「武士の流儀 9」 稲葉稔 著
読書:「黒幕 鬼役 二十八」 坂岡真 著
読書:「じゃこ天狗 もんなか紋三捕物帳」 井川香四郎 著
読書:「帰り船 風の市兵衛 3」 辻堂魁 著
読書:「賞金稼ぎ もんなか紋三捕物帳」 井川香四郎 著
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大空武右衛門のこと

夜、台所で女房が騒ぐ、「大きな蜘蛛がいる」
それはアシダカグモで、人には悪さはしない
蜘蛛の巣は張らない、食べ物にはたからない
蜘蛛や蝿などを捕って食べる益虫である
縄張りがあり、一部屋に一匹しか居つかない
見た目は悪いが駆除してはならない
今、沼津の大相撲の巡業が来ていると、テレビのローカルニュースが報じている。中でも、翠富士と熱海富士が大人気である。大相撲で、地元の力士に注目して、応援するのは、人生初めてである。場所中は大相撲のテレビ中継は見なくても、必ずローカルニュースで二人の相撲は報道されている。
今日、8月の古文書講座の「面白古文書」を準備した。8月のテーマは「大空武左衛門」である。身長2メートル超えの農民の子が、肥後の殿様に召し抱えられ、相撲取りにしようと、江戸に連れて来れられるが、江戸で大注目だったにも関わらず、根が優しい武右衛門は、一度も相撲を取ることなく、故郷へ帰って行ったという。
その「大空武左衛門」の実物大の絵を、渡辺華山が、「蘭鏡」を使って、書いたものがあり、その絵を二代目蜀山人(初代は大田南畝)が写し取り、曲亭馬琴(滝沢馬琴、「南総里見八犬伝」の著者)が讃を書いた。江戸の有名人が関わった肖像画である。
その讃は漢文で書かれ、当然返り点などは一切ない。辞書を引き引き何とか読み終えた。「蘭鏡」とは何を指すのか、沢山疑問は残るけれども、一応準備は終わった。
読書:「江戸の雷神 死化粧」 鈴木英治 著
読書:「物語の種」 有川ひろ 著
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コロナは再び流行し始めたのか

散歩道で見つけたカラスウリのつぼみ
東海地方もようやく梅雨が明けたようだ。昼のニュースが報じていた。
午後、掛川中央図書館の文学講座に出席した。テーマは「徳川家康」。「徳川家康」といえば、山岡荘八の「徳川家康」を思い出す。13巻ある作品を、実家で読んだ。もう50年以上前の話である。天下統一が成って、幕府を開くあたりまで読んできて、もういいかと読むことをやめた。60年たって、家康が大御所として過ごした駿府の近くに住んで、そういえば、家康の晩年をどう書いているのだろう。改めて読んでみようかと思う。
昨日、午前中、二ヶ月に一回、夫婦で受診している島田のS医院に行く。今日は自分のレントゲン検査と女房の血液検査がある。駐車場がいっぱいで、いつもより随分と待たされた。待たせて申し訳ないと断って、先生は「またコロナが流行り始めて、今日は検査で陽性が8人も出ている。流行の時でもここには一日に4人ぐらいしか扱わなかった。」と話す。待合室で見ていると、検査技師や看護師、事務員などがひっきりなしに駐車場に足を運んでいる。先生も裏口から駐車場に行き外で診察をしているようだった。
発熱外来は駐車場で待たせ、検査して、コロナ陰性だと、待合室とは別室に待たせて、診察する。陽性だと、診察、診察、会計まで、駐車場の車まで出向いて、行っているようであった。だから、職員の出入りが頻繁になる。院内感染防止に十分な神経が使われているようだ。
掛川図書館ではしっかりとマスクをして受講した。
読書:「慟哭 鬼役 十七」 坂岡真 著
読書:「銭十文 素浪人稼業 8」 藤井邦夫 著
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