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掛川茶イメージレディコンテスト

(掛川茶イメージレディコンテスト)

昨日土曜日の午前中、会社が掛川茶イメージレディコンテストの認定楯を提供したので、そのプレゼンターで掛川城三の丸広場に行った。三の丸広場にはイベントに合わせるように朝市のようなテントのお店が並び、正面に舞台が出来てすでにプロの司会の女性がコンテストの段取りを話していた。

聞いていると、コンテストは2年に一回というが、毎年実施していた時期もあって、第24回を数えている。今回は64人の応募者があった。会場には書類審査で15人が選ばれ参加しているという。そのうちから掛川茶イメージレディグランプリを1名と、イメージレディを5名選出するのだという。

初めは私服で自己紹介があり、一通り終ってから定番の茶娘衣装に着替えて、3人づつ出て掛川茶への想いなどを述べる。司会者が10人の審査員から質問を求めたが、最初に市長から「結婚相手はどんな男性? 子供は何人欲しい?」との質問が出た。生む機械発言の厚生労働大臣の選挙区である当地だけにひやりとしたが、応募者のほうが大人で、3人欲しいという女性やら、言葉を濁す女性やらですんなり過ぎた。

少子化問題は地方都市においても深刻な問題であるから、市長として気になることだと思うし、座を和ます質問と思ってのことであろう。一昔前なら市長の思っている通りの話題であった。しかし今政治家がこの手の発言をするのは大変微妙なところである。結婚するのも子供を生むのもそれぞれの勝手だし、他人にあれこれ言われたくないというのが風潮である。本人たちがそんなに思わなくても、マスコミが食いつくこともある。

結局、保育所の保育士の女性(保母さんと呼んだ方が子供を安心して預ける気になると思う)がグランプリを取った。子供の扱いで手馴れていて、おしゃべりが大変上手な女性であった。子ども扱いの上手な女性はきっとお年寄りの扱いも上手だと思うし、イベントなどでおしゃべりをさせてもうまいだろうと思った。

プレゼンターで認定楯を渡したが、そばで見ると入賞した皆さんはけっこう美人ぞろいであった。(こう言っておけば無難!?)
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K茶工場総会に出る

(K茶工場総会)

午後、昨年に引続きK茶工場総会に出席した。総会は予定より早く、粛々と終った。

来賓祝辞では、昨年はまだ名前のなかったマイリーフカップを祝辞の中で紹介させてもらったが、今日はその後日談をお話しますと言って、マイリーフカップを3種類のお茶とセットにして、世界緑茶協会が主催するお茶フロンティアコンテストに出品したところ、数あった出品作品の中で何と金賞を射止めてしまった話をした。

宴会になって、たくさんの方と話をした。マイリーフカップにベニフウキを入れて持ってきていたが、ベニフウキとマイリーフカップがもっぱらの話題となった。

全国3千万人の花粉症患者に、その季節にベニフウキを行き渡らせるためには、自分の計算では約1万トンのベニフウキが必要であると話した。これは現在のお茶の消費量の10分の1である。まだまだベニフウキは足らない。一人で大量に作るとリスクが大きすぎるので、組合員が皆んなで少しづつ作り、お茶が終ってから日を決めて、伸び放題のベニフウキをいっせいに摘採し製茶をすれば、余分な設備も要らず、リスクがないなどと話していると、ある農家の方がベニフウキを苗から作ってみたいと言い、苗はどこで手に入るのだろうかと具体的に聞かれた。早速、そばにいたセールスに話を繋いだ。

何人かの人からリーフ茶振興のためのマイリーフカップの取り組みの対して、効果のほどはとにかく、メーカーがそこまでやってくれることについて、お褒めの言葉と感謝の気持を聞いた。やって来たことが理解されて大変に嬉しく、その想いは家に帰るまで続いた。

帰りのタクシーの中で、セールスのA君と今日の総会の感想と、こんな状況の中でも皆んな元気があるなどと話し、マイリーフカップの人気のほどを話していたところ、お茶工場地元のタクシー運転手がマイリーフカップとはどんなものかと聞いてきた。説明するとそのマイリーフカップが欲しいという。自分もお茶を作っていて、そのカップでお茶を飲みたいという。結局、自宅に置いてあったマイリーフカップ2個をその場で運転手に販売することになった。タクシーで使って宣伝しますよと約束してくれて別れた。
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T茶工場総会に出る

(T茶工場組合長挨拶)

上の娘が名古屋から帰ってきて、下の娘も夕食後合流し、女3人姦しく隣のダイニングキッチンで話がはずんでいる。T茶工場の総会から帰ってきて、自分は居間でテレビを見るでもなくうつらうつらと宵寝をしていた。話が終りになったのはもう日が変わっていた。今日の書き込みは明朝にして就寝した。

明けて、昨日になるが午後T茶工場の総会に出席した。昨年も同時期にあり、出席している。総会のあと祝辞で、昨年お話した中国製のガラスコップがお茶フロンティアコンテストで金賞を取った話をした。

懇親会の席では何人かの人に、リーフ茶が売れない状況をどうすればいいのかと問い掛けられた。深刻な問題である。お酒が入っての話で、どこまで伝わったかは心もとないが、日頃考えていることを幾つかお話した。

    1.もっと色々工夫したお茶をつくることである。中国には「銘茶」として登録されたお茶が1000種類あると言われている。その銘茶は皆んな売れていて、中国のお茶の生産農家は潤っている。静岡では均一で良質なお茶を大量生産することに一生懸命であった。しかしその結果、問屋さんからはお茶に特徴がなくなったといわれ、そのまま産地が鹿児島へ、さらに中国へと移動し、またペットボトルにも作りやすい状況を現出してしまった。お茶が1000種類あって、それぞれに消費者が付いていれば、産地移動やペットボトル化は難しかっただろう。消費者ももっと色々なお茶を飲み比べたいと思っているはずである。

    2.もっと直売を増やすことである。直売率の高いお茶工場ほど相場が悪くても影響を受けない分元気がいい。いいお茶を作っていると思っていても、それは問屋さんのいういいお茶で、消費者の望んでいるお茶かどうかは直売してみなければわからない。直売をしている方に聞くと、消費者からびんびん反応が聞こえて、お茶作りが大変楽しいという。売ることを100%人任せにしていてはだめである。

    3.これから一斉に定年退職してくる団塊の世代をターゲットにすべきである。どの業界もいま団塊の世代向けの商品を出し始めている。テレビコマーシャルを観ていると、明らかに団塊の世代を意識した、若いときに慣れ親しんだキャラクターを使ったパチンコ台などをどんどん出し始めている。団塊の世代が定年退職を迎えて、急に暇が出来る。女房はまだ仕事をしているか、カルチャーセンターなどに行っていて、亭主一人残されることになる。そのとき、かつての職場でも淹れてもらうことがなかったお茶を一人で飲んでみようと思う。ペットボトルでは味気ない。急須に湯飲みでは面倒だ。なら、マイリーフカップならどうだろう。色々工夫が出来るはずである。


話は結局マイリーフカップに行き着くことになる。
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“静岡割り”って知ってる?

(静岡割りのポスター)

一月に静岡に行った折り、駅前の地下道で“静岡割り”というポスターを見た。家に帰ってからそのことを思い出し、あれは何だったのだろうと考えた。確か焼酎の緑茶割りをそのように呼ぼうという内容だったように思う。写真を撮って来るのだったと少し悔やんだ。今日、また静岡に行ったので、そのポスターを探して写真に撮ってきた。

ポスターの発行元は「静岡割り普及推進委員会」で、小さく「静岡市観光協会」とあった。ポスターの真ん中に

     焼酎の緑茶割りを「静岡割り」と命名します!

と書かれていた。

なるほど、「三ケ日みかん」や「富士宮焼そば」「静岡おでん」など、今流行りの産地名の入った名物を作ろうという動きなのだろう。焼酎のお湯割りの一変形として、焼酎の緑茶割りは定かではないが、静岡のおじさんたちが始めて、全国に広まったといわれている。ならば「静岡割り」もそんなに強引なネーミングではない。楽しい企画だと、下戸の自分も思った。

二、三日前、あるお茶工場の組合長さんとお話をした。マイリーフカップがまだ名前のない一年前に、このコップのお話をして、試しに10本ほど購入して、組合員に別けていただいた。「あれ、金賞をもらったんだってね。すごいね。」のあと、マイリーフカップで皆んな焼酎を飲んでいると話された。つまりはこの“静岡割り”の飲み方であった。焼酎を飲むのに便利だという話は聞いてはいたが、用途が違うだろうと思ってきた。しかし、この際“静岡割り”にあやかって、マイリーフカップで“静岡割り”を飲もうということでも良いかと思った。

ネットで「静岡割り」を調べると、すでに約379,000件のページが検索された。随分名前が浸透し始めている。何ヶ所かの記事を見てみると、緑茶の割り方として、粉茶をお湯に溶かして使う、ペットボトルの緑茶で割る、急須で緑茶を淹れて割るという方法は書かれていた。しかし、マイリーフカップでの割り方は見つからなかった。

それならば、皆んなで話したマイリーフカップで“静岡割り”の作り方を書いてみよう。
    1.茶漉しを外し、カップの底に一つまみの煎茶を入れる。

    2.茶漉しをはめ、焼酎の入る余地を残して、熱湯(80度)を入れる。

    3.お茶が出た頃合いをはかって、焼酎を入れて出来上がり、そのまま飲む。

    4.飲み終わったら、熱湯、焼酎の順に2杯目(2煎目)を作る。3杯目位まではお茶を変えなくて良い。


焼酎を先に入れてお湯で割るのが正しいという人もいたが、焼酎の本場、鹿児島ではお湯を先に入れて焼酎を加えるのが正式だと聞いたように思う。酒飲みの意見で、混ざってしまえば同じだという結論になった。

これをチラシにして、マイリーフカップの使い方の一つに加え宣伝しようと考えた。
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M園さんから届いた釜炒り茶


夜中、お腹が気持悪くよく寝られない。吐き気さえ感じる。風邪の前兆だろうと思った。明後日はソフト会社の紅一点、Kさんの結婚式に出席予定だから風邪を引いてはおられない。本日は会社を休み体調を整えることにした。昼間はずっとうつらうつらと寝ていたら気分もまずまず回復して食事もした。それでブログである。

先日、表彰会場でお話した静岡のM園さん、自分が作った釜炒り茶を送りますと言われていた。そしてお茶が先週届いた。釜炒り茶を中心に色々工夫をされた9種類のお茶が少しずつ送られてきた。写真右から以下のようなラベルが貼られていた。

  1.2006.10 やぶきた 釜炒り茶
  2.釜炒り茶 品種やぶきた 農薬化学肥料不使用(ティーバック用 粋細)
  3.どこか懐かしくホットするかおり 釜炒り茶 ポットのお湯でおいしいこだわりのティーバック
  4.釜炒り茶 秋のさえみどり5g 2袋
  5.手摘みかぶせ茶、品種さえみどり
  6.新しい個性を持った日本茶 品種香駿(こうしゅん)2005手づみ 
  7.釜炒り茶 品種香駿
  8.釜炒り茶 おくみどり
  9.釜炒り茶 べにふうき

早速、会社の皆んなでマイリーフカップに入れて飲んでみた。釜炒り茶は揉むことをしてないから、お茶が自然の形そのままに戻ってくる。マイリーフカップで見せたいのはこれだよなあと話し合った。釜炒り茶はお茶が出るのに時間が掛かる。忘れていてお茶が温くなるまで置いてしまっても、飲めば美味しくガブガブ飲める。

ぜひマイリーフカップを使ってみてもらいたいと思い、お礼も兼ねてチョイキズ品のマイリーフカップを送った。早速お礼のメールが来て、Mさんの奥さんのブログに記事があるというので、見に行った。真面目な「とうさん」と違って、「かあさんのひとり言」のブログはずいぶんくだけて楽しいブログであった。

「透明のガラス容器に透き通ったお茶と葉切れていない手揉み茶。うつくしぃ~」

と書かれていた。同感である。


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ささやかな受賞祝賀会

(ソフト会社全員で記念写真)

(昨日からさらに続く)
授賞式の夜、掛川グランドホテル内の「さびすけ」において、ソフト会社のささやかな受賞祝賀会を行った。「さびすけ」は暮に職場の忘年会で利用した場所である。金谷事業所のパートさんも加わり、総勢9名であった。忘年会の時と比べて今夜はお客が少なく、最後まで我々の外は客は2人だけであった。まずは皆んなにもらって来たばかりの金賞のトロフィーと賞状を披露する。オリジナルなトロフィーでお金も掛かっているのだろうが、透明なため目立たないのは残念である。

パートさんたちはだいぶ検査が進んで、良品も500本ほど溜まったから、販売の方を進めていかないとと心配し始めている。心配はわかるが、記念品に使う話とか、雑貨など扱うK社などに話が進んでいるから、それが決まれば在庫はたちまち足らなくなる。2月末には五、六百人集まるイベントもあるので、お店を出してパートさんで販売してもらおうかと話すと、やってもいいと大変意欲的であった。

歳の若いパートさんにお茶のインストラクターの資格があるのだが、取ってみたらどうだろうと話してみたところ、Sさんがやってみようかなあと興味を示した。Sさんの実家はお茶の自園自製自販をしている農家で、お茶の時期には手伝っている。だからそんな資格は大変有効だと思う。親会社には何人かインストラクターの資格を取った人もいるから、やりたいなら参考書を借りてあげると話した。

時間制限の90分は短いようで長い。最後に全員で写真を撮り、お開きとした。
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表彰式の後で

(知事と学長の対談と表彰の記事)

今朝の静岡新聞に、知事と学長の対談及び世界緑茶協会の表彰式の記事が載った。

(昨日の書込みからの続き)
表彰式前の控え室で、和歌山のU氏に会った。「マイリーフカップでお茶三昧」の三種類のお茶のうち「昔製法の煎茶」の生産者の方である。「無断でお茶を拝借して」と挨拶をした。良く判っているようであった。U氏は今年もO-CHAフロンティアコンテストに出品されて銀賞を取られた。我々が出品しなければ金賞を取られていた方かもしれない。お茶の現状についてお話ししたが、もっと様々なお茶を消費者に提供したいという想いは我々と同じだった。昨年は金賞を取られたけれども、賞状だけでトロフィーは今年初めてだとの話であった。

式後の茶話会では、今回O-CHAパイオニア顕彰を受賞された、ベニフウキの花粉症の効能を発見、解明した山本万理先生とお話しした。もうすでに花粉症が始まっているが、今実験中でベニフウキが飲めないのがつらいという。自分が実験台になってテストをされているのであろう。自分にはベニフウキが良く効いて、30年来の花粉症が、この2年、花粉症の季節に花粉症を忘れるほどで、先生には足を向けて寝られません(笑)と話した。

口当たりの良いベニフウキを工夫する向きがあるようだが、花粉症患者には美味しいベニフウキなどはいらない。美味しさを気にするのは花粉症ではない人の考えだと話すと、ベニフウキは煎じなければ効果が少ない。私も粉末茶は嫌いだ。煎じることで成分に変化があるようだと話された。自分もそう感じていたから我が意を得たりであった。お茶を出した後、茶殻を取り除いておけば一日は十分に持ちますと、これも自分がやっている方式を追認していただいた結果になった。

静岡の自園自製のM園さんとも話した。何年か前、マイリーフカップで飲むようなお茶として、やぶきたで作った釜炒り茶をコンテストに出品した。マイリーフカップのような器を用意することが出来なかったので賞は取れなかったが、自分もこの取り組みには賛同すると話された。お茶の振興に付いて産業大学での集まりにも参加してきた。新しい取組みに対して生産者と消費者は大変積極的なのだが、問屋さんが消極的で困ると話された。自分も全く同感で、結局、問屋さんは何も困っていないのだろうとの意見で一致した。

神奈川県のR社の代表の女性とも名刺交換した。R社はお茶をワインの瓶に入れてワイングラスで飲ませようという商品をコンテストに出品して銅賞を取られている。大変積極的な女性で、あらゆる機会をとらえて自分の会社を宣伝しようという意欲には脱帽であった。(明日にさらに続く)
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O-CHAフロンティアコンテスト表彰式

(O-CHAフロンティアコンテストの賞状とトロフィー)

午後、マイリーフカップの表彰式で藤枝の静岡産業大学にY部長と出かけた。プログラムによると、「石川静岡県知事と大坪学長による新春緑茶対談~お茶の未来~」のあと、「お茶知識人養成講座修了式」、「パイオニア賞顕彰」、そして最後に「O-CHAフロンティアコンテスト表彰式」と続く。

県知事と学長の対談を楽しみにして聞いたが、学長は知事の考えを聞くという役割に徹していて、対談にはならなかったのは残念であった。お茶についての色々な知事の想いを話された。知事がお茶の需要拡大に一生懸命であることはよく理解できた。しかし、知事の話の中に、茶農家の視点が抜けているように思った。お茶であるならばペットボトルだろうが粉末茶だろうが、何が増えてもいいではないか。茶業者がそれらを目の敵にするのはおかしいと知事は言う。しかし知事の考え方では茶農家はやっていけない。

儲けにならない消費が増えても、茶農家の収入は増えていかない。収入の稼げるリーフ茶の需要拡大こそ求められていることである。収入が減りつづければ、茶農家は、早晩、お茶作りを止めてしまう。茶農家は老齢化が進み後継者がいないから、止めるのに抵抗は少ないだろう。茶収入の年々の減少に茶農家から上がっていた悲鳴は、今、リーフ茶はもう期待出来ないという諦めの声に変わってきた。茶農家がお茶作りを止めてしまうと我々は日本のお茶が飲めなくなる。知事の取り巻きの中に、おそらく茶農家を代弁する人がいないのであろう。

10年程前、県の職員とともに大坪学長の講義を2日間にわたって受けた。あの時のパワーと比べて、これは仕方のないことであるが、学長もずいぶん年を取られたと思った。

県知事からO-CHAフロンティアコンテスト、金賞の表彰を受けた。静岡産業大学の先生がデザインした四角錐のトロフィーは立派なものであった。(明日の書込みへ続く)
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マイリーフカップのキャップを変える?

(左が新キャップ、右が現キャップ)

中国の独資会社のK公司の日本人総経理(社長)が帰国して立ち寄った。K公司はマイリーフカップを中国から輸入するについて、中国の製造業者と折衝し、検品し、輸入する仕事を受けてくれている。

今回の帰国に合わせて、かねてより検討していたマイリーフカップの新しいキャップのサンプルを持ち帰った。写真の左側が新キャップで、右側が現キャップである。皆んなで検討したが、新キャップの方が格好良いとする意見が約70%、従来の方を推す人は少数派であった。

元々、現キャップについては、使ってくれた皆さんから様々な意見があった。その意見を集約すると、第1に、シールがしっかり効いていない物があって、ひっくり返すと水漏れする場合がある。第2に、2、3日すると消えるのだが、使い始めはキャップからゴムのような嫌な臭いがする。第3に、デザインがいかにも中国風で、もっと垢抜けたものにしたい。

これらの意見を取り入れたものが、新しいキャップであった。第1のシールの問題は、カップが手造り品のため、一つ一つ合わせてみないと判らないが、改善出来たと思う。構造的には漏らない工夫がされている。第2の臭いは鼻の良い若い人たちに聞いたところでは、ゼロではないが気にならないほど少なくなったと評価してくれた。第3のデザインは評価の分かれるところであるが、デパートのガラス容器の商品棚にのせても違和感がないものになったと言うべきか。

中国では金色と赤色が珍重される。中国の街はそれらの色が溢れている。中国風にしたければ金色と赤色と漢字をあしらえばよい。逆に中国風を抜きたければ金色と赤色と漢字をデザインから抜けばよいわけだ。確かに中国で買った時の箱は、最初の物は赤で、次のものは金色を主調にしたものであった。新キャップのデザインからも、金色を廃し、ステンレスのシンプルな色と、レーザーで刻んだ「My Leaf Cup」の文字だけのすっきりしたデザインになったと思う。
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マイリーフカップの事業所発足

(マイリーフカップの事業所)

マイリーフカップの販売がようやく始まった。第6回O-CHAフロンティアコンテスト金賞受賞のポスターやチラシも出来た。親会社の秋の展示会の記念品に、3000本利用してもらい、かなり多くの茶業関係者にマイリーフカップを知っていただけた。

あちらから50本、こちらから30本と注文が入ってくるようになった。しばらく物がなくて、中国からの入荷待ちであったが、11月20日過ぎに入荷してきた。これからの事業、少人数のソフト会社で扱うには荷が重い。そこで、親会社の空き事務所を借り、パートの奥さんたちを4人頼んで、マイリーフカップの最終検査と商品の発送を始めた。

今日で3日目、ようやく道具立てが整った。テーブルは空いていたCAD用の机を3脚並べた。椅子は安い事務椅子を5脚購入した。ファックスと湯沸しポットは新しい物を購入した。台車も一台購入した。冷暖房機、タイムレコーダー、洗濯乾燥機はもと利用されていたものがそのまま利用できた。

仕事に慣れてきて一日4人で5~6時間のパートで、かなりピッチが進む。現在の在庫の検査が一段落したら、次の荷が入るまで操業を一時休むこともあると、パートさんにもお話ししてある。この事業がどの辺までの仕事になるのか、不安定要素を抱えているからである。

中には大型商談もあるが、現在のところお茶の流通業者の引き合いが主で、当初描いていた、お茶をあまり飲まない層のコンピューターを使って仕事をする人達に、マイリーフカップを利用させてお茶を飲ませたいという思いの部分は、まだ進んでいない。

12月には追加分が入ってくる。売れて忙しくなるのか、一時のブームで終るのか、今後の推移に注目したい。明日は日本食糧新聞の取材が入る。
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