再開 私の色

 私の人生観を述べてみます

再開 私の色(5294)

2023-02-08 17:31:01 | Weblog
 日本の政党の中で、共産党は他党と比べ信じることができる政党かなあ、と日ごろから思っている。

 最近、党員が除名されたのを知って少し驚いた。厳しいなあというのが第一印象だ。処分はあたかも中国を思わせた。

 共産党のホームページから引用してみた。

 松竹伸幸氏の除名処分について
 2月6日 日本共産党京都南地区委員会常任委員会
 京都府委員会常任委員会

 日本共産党京都南地区委員会常任委員会は、2023年2月5日、松竹伸幸氏の除名処分を決定し、京都府委員会常任委員会が2月6日に承認し、除名処分が確定しました。

 なお、松竹伸幸氏の所属党組織は南地区委員会の職場支部ですが、松竹伸幸氏がすでに全国メディアや記者会見などで公然と党攻撃をおこなっているという「特別な事情」にかんがみ、当該職場支部委員会の同意のもと、党規約第50条にもとづき、南地区委員会常任委員会として決定したものです。除名処分の理由は以下のとおりです。

 (1)松竹伸幸氏は、1月に出版した本のなかなどで、「党首公選制」を実施すべきと主張するとともに、党規約にもとづく党首選出方法や党運営について、「党内に存在する異論を可視化するようになっていない」、「国民の目から見ると、共産党は異論のない(あるいはそれを許さない)政党だとみなされる」などとのべています。「党首公選制」という主張は、「党内に派閥・分派はつくらない」という民主集中制の組織原則と相いれないものですが、松竹伸幸氏が、この主張と一体に、わが党規約が「異論を許さない」ものであるかのように、事実をゆがめて攻撃していることは重大です。

 (2)松竹伸幸氏は、1月に出版した本のなかなどで、「核抑止抜きの専守防衛」なるものを唱え、「安保条約堅持」と自衛隊合憲を党の「基本政策」にせよと迫るとともに、日米安保条約の廃棄、自衛隊の段階的解消の方針など、党綱領と、綱領にもとづく党の安保・自衛隊政策に対して「野党共闘の障害になっている」「あまりにご都合主義」などと攻撃をおこなっています。

 (3)松竹伸幸氏は、『週刊文春』1月26日号において、わが党に対して「およそ近代政党とは言い難い『個人独裁』的党運営」などとする攻撃を書き連ねた鈴木元氏の本(1月発行)を、「『同じ時期に出た方が話題になりますよ』と言って、鈴木氏には無理をして早めに書き上げていただいた」と出版を急ぐことを働きかけたことを認めています。松竹伸幸氏はわが党のききとりに対して、この本の「中身は知っていた」と認めました。この行為は、党攻撃のための分派活動といわなければなりません。

 (4)わが党のききとりのなかで、松竹伸幸氏は、自身の主張を、党内で、中央委員会などに対して一度として主張したことはないことを指摘されて、「それは事実です」と認めました。わが党規約は、中央委員会にいたるどの機関に対しても、自由に意見をのべる権利を保障しています。異論があればそれを保留する権利も保障しています。しかし、松竹伸幸氏は、そうした規約に保障された権利を行使することなく、突然の党規約および党綱領に対する攻撃を開始したのです。

 松竹氏の一連の発言および行動は、党規約の「党内に派閥・分派はつくらない」(第3条4項)、「党の統一と団結に努力し、党に敵対する行為はおこなわない」(第5条2項)、「党の決定に反する意見を、勝手に発表することはしない」(第5条5項)という規定を踏みにじる重大な規律違反です。

 以上の理由から、松竹伸幸氏を除名処分とするものです。
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 上記の引用から、私が思うのは党の規則違反は理解できる。それですぐに除名とは厳しいなあ、というのが私の印象だ。1、2ステップを踏んでからでも良かったのではないか、と思う。

 党にはいろいろと事情があり、「危険分子」はすぐに抹消すべきだ、というのが一般論である。北朝鮮、中国、ロシアなどの国は、国にとって害となるのはすぐに「粛清」などをする。

 日本共産党は時代とともに変化はしていると思う。ただ、今回の除名処分を見ると、それほど変わっていないなあ、という感じだ。

 共産党に対して、一部の人は偏見があり、それは現在まで続いている。除名処分で、昔のままの共産党を思い出した人も多いだろう。

 党幹部は、そのことを知りながら除名にしたわけで、それが今後どういう影響を与えるかは、しっかりと受け止めてほしいと思う。
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