再開 私の色（２６）

　この１１月で、４年間学んできたカウンセリング講座が終了し、うまく
いけば卒業だ。でも一生勉強を続けていかなくてはならない。悩んでいる人が
増えている。今までカウンセリングをした中で、それは相当つらい体験をしている人が多いが、しっかりと立ち直っていくことに、私は率直に驚いた。カウンセラーは、来談者（クライエント）の話をしっかり聴き、共感し、支援していくが、簡単な作業ではない。
問題点を把握し、どこまで回復できるのか、目標も大事で、ただ、面接の回数を
ふやせばいいものではない。
　人の心を理解するのは、やはり大変なことだ。そういうことを理解しながら、クライエントに沿いながら、粘り強く続けていく。今はインターンとして、そして、
１１月以降から、しっかりとカウンセリングをしていこうと考えている。また、
電話カウンセリングもやってみたい。

再開 私の色（２５）

　前回書いた日から随分たってしまった。カウンセリング研修生としての勉強がいそがしかった。「人の心」を対象に、悪戦苦闘している。多分、これはカウンセリングをしている間は続く。
　自分の心を含め、人の心は複雑だ。先ず百パーセントは理解できない。でも、わかろうとする姿勢はとても重要だ。私自身、カウンセラーに行って、よかったのは、黙って聴いてくれたことだ。あーせよ、こうせよという助言は必要ない。
　ＤＶをはじめ、拒食症、いじめなど、一般に元気な人が、精神的に病むケースが多い。「うつ」も今では、代表的だ。現代社会の問題が山積している。重要なことは、いかなる世界の状況であれ、タフに生きることだ。根底は、他人や世界との共生を図る。自分さえ、よければいい、というのは間違い。
　複雑な世の中にあって、欲望に流されず、静かに誠実に生きる意味が大きいかな
と考える。