再開 私の色

 私の人生観を述べてみます

再開 私の色(1259)

2012-02-29 23:12:03 | Weblog
 奈良地裁は2月28日、2003年9月奈良県大和郡山市で起きた、車上荒らしの疑いのある逃走者に向け、警官が拳銃8発を撃ち、助手席の男性(当時28)が死亡した事件で、殺人と特別公務員暴行陵虐致死の罪に問われた2人の警察官に無罪とした。

 警官の発砲は、「犯人逮捕や逃走防止、正当防衛などが目的で、他に手段がない場合」(警察官職務執行法)となっている。

 普通に考えて、警察官が、逃走している車に発砲すれば、車中の人の生命を奪う可能性は高く、殺意はあるとされてもしかたがないだろう。発砲はしかたがないが、「命」を奪うことは許されない。発砲の腕前はどうであったのだろうか。当然発砲すれば、命にかかわることになるが。

 警官が発砲することはきわめて異例のことであり、発砲は慎重にも慎重を重ねて行うものだ。犯人逮捕や逃走防止であっても、命を奪うのは許されない。

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再開 私の色(1258)

2012-02-28 22:24:06 | Weblog
 東証1部上場で、半導体DRAM製造で世界3位のエルピーダメモリが2月27日、東京地裁に会社更生法を申請した。

 同社は公的資金を受け再生を図っていたが、結局再建できなかった。韓国との低価格競争に負けた結果だ。韓国は大型投資し、世界のシェアでトップを占めるようになった。

 一方、エルピーダメモリなどの日本のメーカーは、半導体DRAM製造で、1987年世界でシェア7割を占めていたという。結局、時流に乗れず、経営失敗といえる。

 今の日本のメーカーがかかえる状況には、円高をはじめ、高い法人税率、自由貿易協定の対応遅れ、環境規制の強化、電力不足などがある。そのような状況下で、経営者の手腕が問われるわけで、低廉な商品づくりから、付加価値の高いモノづくりが重要であろう。そのためには、モノまねばかりせず、独自の製品づくりが不可欠である。単なる価格競争では他国に負ける。

 独創的なモノづくりに期待したいが。

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再開 私の色(1257)

2012-02-27 22:23:58 | Weblog
 2012年1月芥川賞を授賞した2人の作家のコメントと、選者の言葉を、文藝春秋で読んだ。選者が全員一致での決定ではなく、選者の選んだ作品はわかれた。うーむ、選者のセンスもあり、一致することはないだろう。

 賞をもらっても、それに関係なく、「文学を追究」していく作品を書いていくのがいいと思う。しかし、賞をもらって、そのまま消えてしまう作家も多い。反対に、賞に関係なく黙々といい作品を書き続ける作家もいる。

 私は小説よりも、ノンフィクションや人生論をテーマにした本が好きで良く読む。しかし、最近は小説もよく読むようになった。筋がおもしろく、ぐんぐん読ませる小説はいい。

 芥川賞の授賞を励みに、読者に感銘を与える作品を期待したいものだ。

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再開 私の色(1256)

2012-02-27 00:27:22 | Weblog
 最近、スーパーで買う野菜が高い。キャベツが290円とか、その他のほうれん草、ねぎなども価格が上がっている。野菜好きの私にはこたえる。

 自分で野菜を作っているわけでもなく、店で買うしかないわけだが、東日本大震災の影響で、放射能汚染のない野菜を求める人が多く、それによって価格がアップしているかもしれない。

 以前、家でねぎを作り、食べていたが、長続きせず終わった。ベランダ野菜で、好みの野菜をつくってみよう、と思う。肥料など自分ですべて決めることができ、安全な野菜ができる。

 米は玄米を通販で買っているが、その価格も上がり、食生活に必要な食材が高価になって厳しいなあ、と思う。ポイントは質のよいものを少なく食べることであろう。

 いま、命をささえる野菜や米などの価格高騰には辟易するが、本当に必要な食材を適正な価格で求める、「いい勉強」になるかもしれない。

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再開 私の色(1255)

2012-02-25 22:06:13 | Weblog
 最近(2012年2月)の定例記者会見で、産経新聞記者を拒否した民主党の前原誠司政調会長。自分に対する記事について、「事実に基づかない悪口、ペンの暴力」などと指摘し、産経記者を拒否した。

 誤報や不当と感じるならば、前原会長は産経新聞に、はっきり訴え、やりとりすべきだ。特に「言うだけ番長」という言葉に前原会長はこだわったようだ。意味は、言葉だけで、結果が伴わないということだ。

 前原会長をはじめ、著名人、権力者などをインタビューした場合、「自分の都合のいい記事にしたい」意向が強い。掲載前に「記事を見せろ」という人もいる。

 新聞は、「権力のチェック」そして、権力に決して屈してはならない。その原点を忘れないでほしい。

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再開 私の色(1254)

2012-02-24 22:49:17 | Weblog
 2011年3月11日に起きた東日本大震災。1万5千人以上の人が亡くなり、その関係者は、家、家族、仕事、友人、財産などをなくし、苦しい生活を余儀なくされている。

 福島、宮城、岩手県で被災した人たちの震災後から現在までのコメント(新聞)を読むと、よくがんばっているなあ、と思う。家族を亡くし、自分だけが生き残り、深い痛みをかかえながら、何とか生きている人たちの声を読むと、「大変だなあと思う」。しかし、安易にがんばれ、とは言えない。

 政府・行政のケアも十分ではない状況下、被災者は必死に生きている姿が鮮明だ。それに対して、被災地以外の人たちの関心は高く、ボランティアをはじめ、寄付などで支援している。

 まもなく震災から1年を迎えるが、安心して生きていける状況にするのが急務。そして原発の放射能汚染に対する対応も不十分である。1年近くなってそのような状況で、何を国はやっているのか疑問だ。政府は役に立たないなあ、と痛感させられる。うーむ。

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再開 私の色(1253)

2012-02-23 09:32:45 | Weblog
 ここ数日(2月20日以降)、春の兆しが感じられるような天気が続く。まだ寒いのだが、太陽の光や空の色、樹木などを見ているとそう感じる。

 毎日を過ごしていると、確実に時間が過ぎ去っていく。それはごく当たり前のことだがすごいことだなあ、と思う。起床し就床するという日々の動作の繰り返しが淡々と行われ、そして歳をとっていく。その営みが人間として自然なことであり、やがて死を迎える。

 1日24時間をどう過ごすか。睡眠、仕事に各8時間とすれば、残りの8時間が重要だ。食事をはじめ、新聞を読んだり、パソコンをいじったり、音楽を楽しんだりするなど、8時間は短く、あっという間に終わってしまう。

 自分の目標や希望にむかって日々を過ごしているものの、なかなか十分にはいっていない。日々修正していくしかないだろう。

 1日1日をしっかりと生き切るのが目標の一つでもある。その意味は、いつでも死ねるということ。外にでれば、交通事故や不慮の事故にあう可能性もある。そういうことを想定して生きる。日々努力して生きることの難しさを感じるが、少し意識して生きることが大切かなあ、と思う。

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再開 私の色(1252)

2012-02-23 00:44:45 | Weblog
 ラジオを聴いていて(2012年2月22日)、日米の情報処理の仕方に気付いた。それは2011年3月11日に起きた東日本大震災についての情報は、日本よりも米国のほうがしっかりと収集しているということだった。日本は震災後の会議などで、議事録がなかったが、米国は震災後の情報を綿密に収集していた。

 発想は飛躍するが、日米の産業について言及すると、日本は基幹的なことよりもそれをうまく活用しての加工貿易を得意とする。つまり、基礎的な研究よりも、既成となったものを、うまくいかし、価格を抑えて提供するビジネスがうまい。

 それによって、日本は戦後、大きく経済発展したが、そこまで。

 今、日本の産業界は目標や希望がほとんどなく苦しい状況だ。基礎的な研究やそういうものに十分に投資してこなかった。

 モノマネだけではなく、「独自性」をしっかりと持ち、世界を牽引できるようにしたいものだ。



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再開 私の色(1251)

2012-02-21 22:52:46 | Weblog
 昨日(2012年2月20日)最高裁は、1999年4月山口県光市で起こった殺人事件で、当時18歳の少年、現在30歳の男性に死刑を言い渡した。

 この事件は、光市の会社員本村洋さんの妻弥生さん(当時23)を殺害、強姦し、長女の夕夏ちゃん(当時11カ月)も殺害したものだ。犯行当時少年とはいえ、残酷な犯罪だ。

 死刑が確定した大月孝行被告(30)は、中学1年の時、母親が自殺。幼少の時から父親は母親に暴力をふるっていたという。

 遺族の本村さん(35)は当時、妻と子供を殺害されて、どのような気持ちであっただろうか。私が、本村さんだったら、犯人を殺したいと思っただろう。しかし、犯人がいなくなっても、心のキズはおおきく、もんもんとした気持ちが一生続く。

 13年もかかる裁判も問題といえる。死刑制度も見直しが必要かもしれない。

 今回の判決で、「命」の尊さと、残虐な行いの恐ろしさ、そして「人間」の本性の疑問などを考えた。犯罪をなくし、平和な社会を築くことの困難さを感じる。


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再開 私の色(1250)

2012-02-20 19:15:38 | Weblog
 電話カウンセリングをしてきて6年近くになる。それで感じるのは、電話という気軽さから、ただ話を聴いてほしいというコーラー(電話をかけてくる人)が増えている。

 相談員は、いかなる電話であっても大切にとり聴いている。しかし、それにより電話依存症をうんでいるのも事実。悩みがないのに、ただ話題・情報提供する人、内容を肯定してほしい人などが増え、本当に困った人が電話をしてくるのは少なくなっていると感じる。

 相談員ができることはわずかなことで、それは、話・悩みの整理をして、コーラーが適切な判断・決意ができるようにサポートすることにある。

 今年から面談のカウンセリングを増やしていこうと思っている。電話・面談からの経験をうまくいかし相談にのっていこうと考えている。

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再開 私の色(1249)

2012-02-19 21:19:50 | Weblog
 スーパーで買い物をしていて、レジ清算の時、レジ係りや後に並んでいる人のことを考えず、前もって支払いの準備をせず、その場になってゆっくりと財布を出し、お金を出す人が多く、いらいらさせられる。

 今夜(2012年2月19日)は、70歳くらいの女性とその娘らしき2人が買い物をして、レジに並び、その70歳の女性がゆっくりとカバンから財布を出すが、出すのに4、5分かかり、わたしほか次の買い物客はいらいらさせられた。レジ係りのバイトの20代の男性も困りきった顔だった。

 その70歳の女性は、動作がにぶかった。年齢のこともあるが、そうであれば、レジに並ぶ前に、お金を用意すべきであろう。しかし、そのことは、若い人でもそうで、ようは、他人のことを考えていない、ということだ。

 大切なことは、そのような出来事をみて、自分ではそういうことがないようにすること。それは、買い物ばかりではなく、すべてにあてはまることだ。

 自分の都合だけではなく、他人のことも少しは考えたい、と私も痛感させられた。

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再開 私の色(1248)

2012-02-18 22:17:15 | Weblog
 政治資金規正法違反(虚偽記載)の罪で強制起された小沢一郎元民主党代表の公判で、東京地裁は2月17日、供述書(元秘書の石川知裕衆議院議員)を証拠として採用しないことを決めた。そのことで、小沢氏が無罪になる可能性が高いことを示したといっていいだろう。

 いま民主党は、消費税増税などに向けて踏み出しており、しかし、小沢元代表は反対を唱え、今後、党の分裂の危険性を危惧する声が増えつつある。元代表はそれなりに力を持っている。

 国の借金が1000兆円近くもあり、年金をはじめ、福祉、教育、震災した東日本の復興など、どうなっていくのか不安である。

 民主党が混迷し、自民党、公明党などの野党も、これはというアピール力がなく、日本の政治は混沌としている。不安定な状況下で、どう政治を立て直していくか。目先だけの諸策ではなく、恒久平和な国を前提としての策が必要であるが、どこまでそのことを理解している政治家(屋)がいるのか不明だ。

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再開 私の色(1247)

2012-02-17 22:03:40 | Weblog
 いつも読んでいる新聞が、デジタルによる情報で危機だ、という。確かに通勤などで乗客や喫茶店、食堂、その他あらゆる場所で、携帯電話やスマートフォンなどを使う人が多いのに驚く。

 情報の受信方法だが、インターネットの速報性はすごい。ただ、分析や記録性など、紙のニュースのほうが便利であろう。

 問題は、いかに情報を受け取り、考えるかだ。情報を鵜呑みにすることはあきらかに危険で、絶えずその真贋を確かめる必要がある。

 新聞社の場合、株式会社であり、それは少なくとも利益をベースにしているということ。新聞発行だけでは、経営は難しいともいえる。権力を監視する立場にある新聞社だが、はたしてどうであろうか。疑問はある。

 そのような状況から、新聞を読む時、そのことを考え読むことが大切である。

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再開 私の色(1246)

2012-02-16 23:51:03 | Weblog
 10代から30代の人たちの体格を見ると、特に男性は身長が高い人が多いなあ、と思う。180センチ以上はざらである。それと私を比較すると、私は170センチを超えるがちびだ。

 そう思うようになったのは、シャツやズボンを買いにいって、私にあうサイズのものが少なく、私自身の体格を痛感させられたからだ。市販のシャシのMサイズは39センチ。私は37センチで、特にシャツはサイズが大切だ。ズボンのウエストも73センチの私には、市販のものは少ない。うーむ。

 体格がよくなっている男性だが、一方肥満も目立つ。あきらかに運動不足と思われる人も増えている。

 体格はいろいろで、平均は平均、たとえ身長が低いとしても落ち込むことはない。女性でもかなり身長が高い人をよくみかけ、昨日(2月15日)は、185センチを超える人がいた。

 体格など見た目は、大切かもしれないが、もっと大切なのは、その人の心だ。やさしさ、思いやりなどを持った人が少なくなっているのが気になるが。

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再開 私の色(1245)

2012-02-16 10:06:53 | Weblog
 裁判は一般の人にはなじみが薄いが、裁判員がかかわるようになって、プロの裁判官、検察などに影響を与えている。

 裁判であってはならないのが冤罪だ。しかし、過去冤罪が多数発生していることは、「真実」の検証がいかに難しいかを示唆している。ある事件が起こり、検証、証拠があがり、犯人を検挙することになる。そして取調べで、自白するもの、厳しい取調べで、うそをついてやっていない罪を認めることも多い。

 取調べの可視化は必要である。警察らは権力をもって「正義」のために仕事をしているわけだが、それがいつもそうではない。それが問題だ。検察も同様、最近はおかしいことが増えている。

 裁判が正確に行われるには、事実を多様な見方でみるようにして、しっかりと追求する姿勢を忘れず遂行することが重要である。

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