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katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

新作だるまモザイクの下絵の追加・・・

2012-06-05 18:36:33 | モザイク作家
先日の教室の時に慌てない事、先を急がない事・・・と指導をした・・・それはいつも
いつも同じ事だったが、常に人に何かを言う・・・と言う事は己を振り返る・・・

俺はそうしているのか?ってね。大抵の場合は、はいはいやってますよ・・・やりゃ良い
んでしょ・・・と簡単に解決してしまう事が多いが、今日はちょいと違ってたのね・・・

実は夢を見た・・・珍しくね・・・相当疲れたんだろうね・・・こんな時って昔は
良くあった。何せ布団で寝たのが1年間で4回ってのがあったからね・・・眠りが浅い。

寝不足気味のような体が熱くて、ぼぉぉぉっとしたりする・・・別に風邪をひいたって
訳じゃないし、こんな時は追い込まれている・・・と、脳が反応するんだろうね。

得体の知れないような事が思い浮かんだりする。死が迫ったりする・・・なんて時の
火事場の馬鹿力みたいな発想なら、そう言う追い込まれ感が、いつもと違う事を考え

させたりする。ただこんな時のkatsuってのは追い込まれている状況下で反応した感性。
だからいわゆるホラ-的な発想。リアル感でも良いし、現実とでも言うのかな?

これが楽しくて、お腹いっぱいで、温かくて、支払いに困らない・・・そんな事が揃えば
当然ファンタジ-な下絵になる。俺の脳は単純な脳なのである。

そんな事を踏まえて、俺に昨日のkatsu先生の指導、つまり慌てない、急がない・・・を
当てはめた時に、もしかしたら急いではいないのか?俺・・・と考えながら観た夢は・・

大工の七つ道具を持っているだるまだった・・・さしがね、墨つぼ、のこぎり、げんのう
カンナ、のみ、そしてちょうな・・・の7つ。

そしてこんな夢を観た事を話しながら、かぐやと話をしていた中で、たわいも無い事で
また思い込みをしたので、思い込むなっ・・・って言ってるだろっ・・・と言った瞬間、

あっ・・・俺もだ・・・と考えが変わった・・・。そうだるまと言えば、普通は立体。
しかし注文は壁に掛けるなのだから、ならば半立体だろうな・・・と昨日のようになる。

当たり前のごとく当たり前な事をした・・・何とも普通なこった・・・最悪である。
そもそも完全なる立体で作るのなら、本物の形でモザイクとなり豪華さは増す可能性が

あるが、半分にしてモザイクしても完全なる豪華さが増すとは限らない。
○:○=○:○みたいな数学で習った事に当てはめて考えれば一目瞭然。

=は<に、ならなければモザイクが良くなる・・・にはならない。
そもそも足の立体はこのままでは不可能と考えて無くしていた訳で・・・つまり

そもそもが何らかの形でバックの中に追加の下地をして入れようとしていた事になる。
何もかもがそうならないから・・・こうなった・・・になっている・・・・

そして暫定で立体下地を作り出した・・・ただ暫定って考えていたのだけは良かったが。
つまり昨日の分を捨てればまだリセット出来る・・・そこで一旦リセット。

だるまは立体って考えを捨てる。ここですべての考え方を覆す事にした。
そもそもだるまの下絵はご夫婦共にオッケ-は出た・・・がしかし、旦那さんの顔は

喜んでいたが、奥さんの顔を直接見た訳では無い・・・旦那さんが奥さんもオッケ-って
言ってます・・・との事って話を聞いただけ・・・。

それではこの立体のだるまが例えばインテリアとしてリビングにあったとする・・・・
結構うざい感じがしてもおかしくは無い・・・嫌いな人やこだわっている人なら・・・

じゃ一体このだるまに何が足らないか?また始まったのね・・・でもこのだるま途中まで
かなり本物に忠実な感じのだるまだった・・・しかしある時トンでもなく個性的になった

つまりボケた・・とも言える。そうボケ過ぎ。つまり突っ込まなければならない。
言い方を変えれば、ふざけたのだから倫理とモラル。そんな考え方でも良い。

カジュアル過ぎたのならフォ-マル。つまりいかにフォ-マル部分を増やすか?となる。
ただ大工のフォ-マル的考えなら、確かに7つ道具は古典的にフォ-マルだが、

若い人では言えない大工さんもいるだろうね・・・何しろ現役の大工さんでも持っていないものも多いからね・・・。そうなるといくらオ-ソドックスにしても古過ぎる。

また滑稽な感じにも見えてしまった事にもなる。がしかし、だるま本体の時に良いって
思った人なら、更なる意味のあるアイテムの追加、消して悪くはならない。

確実に大工さん色が強くなっただけ。しかし趣旨として旦那の職業、父の職業、
否定される事はされなくて良い。何せ旦那さんは親子2代の大工さん。

より大工色が強くても普通である・・・がしかし、インテリアとして・・・と考えると、
四六時中大工さんじゃなくても良いよねぇ・・・って考えもあっても良いかな・・・?

となると、足りないのはお洒落感。そこで先日のモンゴルの看板。
もし○の輪郭で内容として、同じ模様の繰り返しみたいな幾何学模様になったとしたら?

あれもお洒落と言われたのだから、このだるまもならないとは断定出来ないはず・・・
これでかなり固まった感じはある・・・趣旨としてもね。

古きものと新しきものの融合・・・大きく変化を求められる・・・他の職業もそうだが、
職人、大工さんとしてもね・・・だるまと言えど、ここまでね。

色を変えたり、キャラクタ-をかぶったり、目先の変化はいくらでもある。がしかし、
本当に変革、改革、生き残ると言うのなら、少し変えてもみんながやっている・・・

個性って言うのは、ここまで独創性でやっても受け入れられる・・・そんなものだったり
するのかも知れない・・・・問題定義や一石を投じる・・・そんな作品になれば、

趣旨は曲げないで追加出来た事になる・・・後は一夜にして却下になったアイデアが
あるのだから、明日の朝、下絵を見て、あぁやっぱこれだわっ・・・って思えたら、

完璧なのね。さてどうなる事やら・・・。

しかしながら、立体にして得られるのが面白さなら、平面でのモザイクで、モザイクだけ
の腕前を見せるって言うのは、結構王道でもある。

いずれにせよ、これで足りないのは間違いなく、インテリアとしてのお洒落感だろうな。
存在感は恐ろしくあるのだから・・・・。



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2組リピ-タ-さん教室

2012-06-05 06:58:11 | モザイク教室
朝、また池の金魚が産卵。これだけあるんだから何とかなれば良いんだけれど・・・・
何しろ、あの時の金魚が生きているのは、かぐやの数匹だけになってしまったのだから。

まっ完全に原因は水換えの水温だと思うのだけれど・・・。何しろ育ちました・・・
大きくなりました・・・の実績が欲しいのね。偶然では無くて、必然でね。

それはそうと、いよいよ暫定とは言え新作を始めたのね。


これで50cm。まっもう少し様子を見て考える事にするとして・・・・

それでは教室。こちらの方は自宅でもやって来るスタイルを選んだので、かなり進んだ。
何しろこれだけの完成度の良い下絵。いかに細く、いかに細かくはみ出さずに切るか・・

がすべて。何しろ数回のモザイク経験値でこれだけの事をするのだから、慌てないで
時間を掛けて気持ちを切れないように進む事をお勧めするのね。まず丁寧に。

今は隣り合わせになるパ-ツが少ないから自由に出来るが、中心に向かって行けば、
当然これで良いっか・・・って訳には行かない。何しろギッシリって絵の部分がある。

そう言う事の滑り出しと考えれば、良く1cmタイルを真っ直ぐ切る・・・に頑張って
付いて来ているのね。ん・・そうだなぁ、料理で言うなら、みじん切りとかザク切りとか

真っ直ぐ切るにも種類があるじゃない?つまり幅のみの微調整。今はそんな感じ。
それを中心の下絵は、カ-ブしたり、飾り包丁的テクニックを憶えないとならない・・・

そんな事が僅かながら始まった・・・って感じなのね。次回には白い部分が増えている。
そんな宿題を出したのね・・・・何しろこの作品には期日があるからね。

ただ慌てなくても良いのね。何しろ今年中だからね。ただ油断は禁物。
上手くなればなるほど、当然こだわりは増える。そりゃ飾り包丁を身につけて、

まっ良いかっ・・・ばかりで進む人を観た事が無い。上手いって人はこだわるから
上手くなったのであって、まっ良いか・・・はまっ良いか止まり。

とは言いつつも、そのまっ良いかが上手い人にもある。つまりこの境目がある。
ん・・・これ以上は深追いなのか?嫌それとも消極的か?この見極めの判断力が

優れている・・・ここ。そしてそれによって進み具合が変わって来る。
そこで進まなくなり過ぎれば進まな過ぎになり、時にはへこたれたりもするし、

進みたいが故に甘くなり過ぎて、進みはしたがグレ-ドが落ちてへこんだりする。
このムラを無くすと、安定感が出る。それによって当然グレ-ドは上がるのね。

今は、直線を切る・・・そして細く切る・・・数を切る・・・そんな感じ。
それが進むって慣れて来た・・・そこへカ-ブと進級してまた進まなくなる・・・・

こんな事の繰り返し・・・・それが一度は慣れたのに・・・と進まない事にへこめば
より進まなくなり、おっ切れそうだ・・・何とかなりそうじゃん・・・あっ出来た・・

と出来た事を心から喜べれば、必ず進行具合は後から付いて来る。まずはコツコツ。
まっ結果から言えば、モノ作りをしているだけあって全く持って揺るが無さそう。

これなら問題なく終わるだろう。

さてそれではもうひと方はと言うと、ノ-プランでの2回目。今日はどうします?と聞くと
こんな感じ・・・と携帯で画像を見せられて、そこには問題が無かったが、

確実に前回の体験教室よりも見劣りしてしまう内容になりそうだったので、
下地の一工夫が必要と考えたのね・・・そこでまたアドリブ作成みたいになる。

つまり下地ナウである。あはははは・・・・・すると、こうなる。


ただデザインはお客さん。俺はそれを作成のみ。ただこの下地の作り方良いかも・・・
実に仕上がりが良い。大きさで言えば、モザイク部分がコ-スタ-程度。


ただこだわれば・・・・の意味。この大きさで軽く5時間越え。ここなのね。
もはや体験では無くなっているのに、1回で終わるスタイル・・・これではドンドンと

こだわる分だけ時間は掛かる。でもお客さんは大きさを前回よりも小さくして、
時間を調整しよう・・・と考えていたんだけれど、実はそれは大きな間違いなのに

気が付いたのね・・・結局、内容が問題であって、下地が小さいから早く終わる訳では
無いのね。つまりこの方の場合は、いかに1回で終わるスタイルから抜け出して、

2回、3回で終わる作品に入れるかどうか?なのね・・・そうすると一皮剥けるのね。
確実にね・・・。この方もモノ作りに向いているから・・・それは根気。

後はそんな大事なモノを持っているのだから、いかに先生がそそのかせる事が出来るか?
あはははは・・・・そんな訳で来月の予約も入れて頂いて、更に下絵も事前に送って

頂ける事になったのね。これは1歩前進。そうなれば慌てて俺も下地を作らなくても
良いし、用意や準備も出来る・・・それがここにあるものでの有り合わせ・・・では

流石に限界もある。そんな話。と、それはそうと、仕上がりも丁寧で悪く無いし、
実に良い。自分で自分に火を付けるにも・・・ね。

1回で終わらない作品・・・それが本当のモノ作りの始まりである。


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