カシメルマンはBARにおるんちゃうか

≪スケールモデルからアニメキャラクターまで、
幅広い分野の模型製作を詳しく解説!≫
(小さい写真はクリックで拡大)

「F-16コックピット《process7》」

2024年09月17日 | 製作日記 F-16コックピット

《ヘルメット》
↓ヘルメットは基本的に白で、バイザーの収納のとこを
青に塗れっていう指示なんだけど、自分はもうすこしオーソドックスなグレーにした。
この青に白星の柄(デカールに付属)のものは航空ショーで使う感じに思える。
実戦仕様っぽくしたかったので。ビス等の追加を少々。

↓ややこしいのが酸素マスクの色(右写真矢印部)。
説明書ではダークシーグレー指示だけど結構いろんな色があるみたいだ。
で、ネット上で色々写真をあさって決定したのがロシアングリーン系の色。
左写真の塗料で調色。

↓酸素チューブの色がまたなんとも云えない色で、
説明書ではグリーン系指示だけど実際にはカーキに近いイメージかな(右写真矢印部)。
…どうでもいいハナシだけど左写真のカーキ、いつ買った瓶だこれf(^^。

《デカール》
↓来たね、遂にデカール作業。
先ずはデカールの密着度をあげる為とシルバリング防止に
張る面に艶ありクリアーを塗っておく。

↓今回初めて、“リキッド・デカール・フィルム”という液体を用意。
これは劣化して水に浸けるとバラバラになってしまうような古いデカールに
塗ることで新しいデカール・フィルムを生成するというスグレモノ。
恥ずかしながら人に教えてもらうまで知らなかったけど
自分のような“絶版キットを好んで作る人”にはある意味必需品なのだ。
筆でデカール部分だけに塗って乾かしてから水に入れると
モロモロ崩れたりしなくなる。…なるほどホンマに崩れずピンセットで摘まめるくらいになる。
案の定、塗っていなかったデカール番号のところは見る見るバラバラになった。くわばらくわばら…

↓おかげで問題なく作業が捗った。
あ、因みに最近の汎用デカールも使ってややでっちあげたところも。

↓…キットに付属のデカール分はほぼ完了。
リキッド・デカール・フィルムが無かったらこうはいくまい。
…で! ココからが本領発揮。というのも、付属のデカールだけでは再現出来てない部分が
まだまだある。実機の写真から、というか当たり前だけど各スイッチ類全てに
説明の文字があるのだ。

↓そこでモデルカステンの汎用デカールにいいサイズの文字がいっぱいあるので
これを細切れにして使うというコンタン。小さくてなんて書いてあるのか
殆ど判読出来ないのでそれを逆手に取った手段なのだ。
勿論これは最近買ったデカールなのでリキッド・デカール・フィルムは必要なし。

↓写真の矢印部はキット付属のデカールを使った。
黄色矢印は例の“デカールを部品で挟み込む”箇所である。
それ以外の文字部は全て汎用デカールの細切れ。
厳密にスイッチ類一つ一つというワケにはいかなかったけど、
雰囲気はだいぶん実物に近くなった。

↓正面インパネ。
キットデカールが水色とか黄緑とか、結構ハデな色使いなのが気になるけど、
まあこんな具合だ。ここでも黄色矢印が“デカールを部品で挟み込んだ”部分。

↓スケールモデルではあんまりやり過ぎは禁物だけど、
ここでも汎用デカールでのでっちあげをやっている(矢印部)。
電気系部品のラベルっぽいのを使ってそれらしくやると違和感はない。

↓一応、ヘルメットの“トランプデカール”は使ってみた。

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「F-16コックピット《process6》」

2024年09月07日 | 製作日記 F-16コックピット

…あー、あー、えーどうもカシメルマンです。
本ブログを開設してからもうじき11年になりますが
先月とうとう観覧数が100万回を突破し、訪問者数で数えても50万人を超えました(パチパチ)。
これも数多の模型同好の方々の御蔭であり、改めて厚く御礼申し上げます。
これからも‟モデリングサークルAPC”共々宜しくお願い申し上げますm(__)m。

《操縦桿、スロットルレバー他》
↓ゴツめの塊になってるパーツはヒケによるエクボがある(矢印部)。
でもよく考えると2パーツ貼り合わせて合わせ目を消すよりも、
これを埋める方が楽かもな。エクボがモールドと重なってる場合は例外だけど。

↓…あれ? 操縦桿の組立図のプリントが抜けてるぞ。
よく見るとそのすぐ後のハンドルの部品の説明も無い(破線枠内)。
海外製の説明書はタマにこんなのあるんだよなあ。
部品番号が間違ってるとかよくあるけど、画ごとすっぽり無いってのは
珍しいかも。操縦桿は二つの部品の組み合わせなのでまあ判るけど
塗装はネット上の他作例に倣うかー。

↓実機の写真なんかも参考に写真のようなディテールを追加。
写真右側のボタンは後期型に追加したっぽいので厳密には正確ではないのかな。

↓塗装するとこんな具合。
写真左のスロットルレバーはホントに初期の形で
最近のタイプはもっと握り易そうな形になってるみたい。

↓ヘルメットに繋がる酸素チューブ類は洗濯機のホースみたいな、
蛇腹が付いてる。…で、心配してたんだけど、あ、やっぱり。
パーティングラインが処理し辛い(矢印部)。
これねー、この谷の部分を一生懸命ヤスったところで
山の部分がチグハグになってて結局汚くなるのだ。
こりゃあ、いっそなんかに置き換えるかー。

↓しかもこのホース、素直に組み立てるとなんかヘルメットが
空中に浮いた形になるんだよなあf(^^;。パイロットが乗った状態で
頭の位置って事? そりゃあディスプレイ的に不自然でしょ。

↓よし、じゃあ似たような太さの「ウェーヴ A・スプリング」に
置き換えます。中に真鍮線を通すと自由な形にくねらせられるしな。
ジョイント部だけオリジナルを使用。

↓こんな感じでホース2本を置き換え。
ヘルメットに繋がってるヤツは細いコードみたいなのが束になってるので
それも真鍮線に。同じ形にくねらせるのに少し苦労した。

↓コックピットに配置するとこんな…。

↓一応ヘルメットも組み立てて位置を確認。
ホースの長さ的にこの辺に置くしかないけどな。
宙に浮くよりマシでしょ(笑)。

↓こんなちっこいネジを塗る場合は楊枝でやると丸く着色出来るのだ。

↓H.U.D.のガラス部分も仮に組んでみた。
奥に見える丸いとこから映像が投射される仕組みだ。
しかしこの透明パーツ、キズだらけで汚ねー。…後でコンパウンドで磨いとくかー。

↓かくして現在こんな状況。
シートクッション、シートベルトを除いては大体組みあがった感じ。

  …あ、まだデカールが残ってるのじゃあ。

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「F-16コックピット《process5》」

2024年08月29日 | 製作日記 F-16コックピット

↓詳細塗装に入っていきます。
前回最後にもちょっと愚痴タレたけど、結構細かい色指定がうざい。
スケールモデルなのでウソもつけず、ちんたらやるしかないかー。

↓こんな黄色と黒のシマシマがあったりするけど、デカールは無いようなので
黄色を塗ったあとでガンダムマーカーで描き込んでやった。

↓お、こんなトコにも。
場所が平面だしデカール欲しかったなあ。
同じくガンダムマーカー処理。

↓色の指示なんだけど、こんなふうにアルファベットで指定されてて(左写真)
形状図ではトーン柄でココが“A”とか“B”とか書いてある。
2箇所照らし合わせて見るのが間違いそうなのでもう矢印部のように
自分で鉛筆で書き込んだ(右写真矢印部)。毎回説明書は保管するので
あんまり落書きはしたくないんだけど。  …うざい理由はコレ。

↓…えっちらおっちらここまでやった(汗)。
ン?でもなんかまだ部品の取り付け穴があちらこちらに…。

↓それもその筈、別体のツマミ部品が多数あり(矢印部破線内)。
見ると特にアンダーカット形状でもないし、どうせなら全部一体成形してほしかったなあ。

↓赤色指定のこの部品、あ、これは多分、
むやみにスイッチを動かさないよう、
“ここはさわらないでカバー”が付いたやつだわ。

↓うひょー、みんな直径が2~3mmで、ランナーについたまま塗っても
ゲート跡処理で再塗装になるから、結局切り取ってから塗らないと…。

↓その場合ビミョーな形の違いの区別がつかなくなるので、
切り取った部品毎に保持したクリップに部品番号を書き込んでおく。
…こりゃあピンセットで摘まんで「プチッ」って飛んでいったら確実に紛失するなあ(^^;。

↓ここで更に面倒な事実に気がつく。
ツマミを接着する前にデカールを貼ってから挟み込むように着けろという場所が
何箇所かあり。うげー、だから別体になってたのかー、 ちょっとここは接着保留だな。
  …でもデカール無しのとこもあり。

↓着けられるトコだけ着けて現在こんな具合だ。
こりゃア、デカール貼りが思いやられる。

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「F-16コックピット《process4》」

2024年08月16日 | 製作日記 F-16コックピット

↓前回のイジェクションシートの続きから。
テッペンの、おそらくパラシュートが入ってる場所は布らしい形になってるので
布らしい色を塗る。ウッドブラウンとか指定されてるけど、色々パターンあるようだ。
その下の肩のような段になってる部分も一部同じ色指定なので、
多分ここにも布が張ってあるのかと。

↓コックピット内の基本色は塗ったけど、
写真のマスキングした部分の内側はフラットブラック指定である。
マスキングに時間かかるけど、筆で塗るよりブラシの方が綺麗に仕上がるしな。

↓塗るとこんな。
自分は単にフラットブラックではなく
ブラックグレーぐらいに少し明るめにした。

↓正面インパネはこんな。
右側の丸いメーターの枠も黒いんだけど
これはあとで筆でやるしかないかー。

↓ペダルんとこは黒鉄色指定だ。

↓正面インパネの上カバーもフラットブラックなんだけど
写真の塗料を使って“かすかに茶色に振ったブラックグレーを作る。

↓一色ベタ塗りではなく、ご覧のようにパネル毎にビミョーに
色合い変えたり、色褪せ表現も交えると実感がでるんじゃないかと。
何かとブラックよりやや明る目を塗るのは最終、ウェザリングカラーを
かけた場合にも効果があるように狙った訳だ。

↓シートクッションが未だではあるけど、
大まかな配色はこんなところか。
説明書の色指定ではこの操作スイッチの配色が
細かくて結構時間かかりそうだ。

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「F-16コックピット《process3》」

2024年08月09日 | 製作日記 F-16コックピット

昨日の宮崎沖の地震で南海トラフ地震に連動する可能性が出てきたというので
皆ちょっとビビッてますね。でもそれが明日なのか、1年後なのか5年後なのか
見当もつかない。専門家も自分達が予想した通りの説明しかしない。
やっぱり地震ってなんも判んないんだよなー…。

↓これは正面インパネの上カバー真ん中辺りに嵌るプレート。
実機の写真をアレコレ見ててこんなディテールを追加。
…まぁ、このコックピット模型も初期のF-16のだから
もしこの形がだいぶん後期になって追加されたものなら
厳密には間違ってる事になるけど、ディテールが多くなるほど
作品的には品質が向上するしな。

↓上カバーに取り付けるとこんな具合だ。
めっちゃ目立つ場所だしこれは正解かも。

↓上カバーの縁にチェックランプの装置が幾つか貼り付いてる。
それのコードとか見えてる写真も発見したのでそれも追加(矢印部)。
ここはちょっと覗かないと見えない感じだけど。

↓…で、主要パーツ全部にサフブキしてからシートの箱組みの内側に
フラットブラックを塗っておく。

↓クレオス25番ダークシーグレーベースで少し暗めのグレーを作る。

↓これは一番大きなパーツの裏側に塗装。
説明図ではダークシーグレーは左右のインパネ裏の膨らみ部分のみ
なんだけど、下全体に塗った方が陰影的にメリハリが付いていいかと判断。

↓ザクッと内装全体の色はクレオス308番グレーFS36375とかなんとか
ウダウダ書いてあるんだけどあいにくその色を持ち合わせていない。
要はライトグレーっぽかったらいいんじゃないかと。
自分は写真の塗料で若干茶系に振ったライトグレーを作った。

↓塗るとこんな。
上がそのライトグレー、下がさっきのダークシーグレー。

↓シートも同じ色。
マスキング等で中のブラックをキープしながら吹きつけ。

↓《process1》で最後に云ってた“背もたれの箱組みの中に入れ込むパーツ”ってのはコレ。
シート内に組み込んじゃうので細かい塗装まで終わらせとく。

↓上のパーツを組み込み後、背もたれに蓋をしてスキマをパテ埋め。
なんだかメンドクサイけどこれもイジェクションシートの後からの見栄えを気にしての作業である。

↓後から見るとこんな具合。
この大きなスキマから少々光が入っても黒くて空っぽの中が見えないのだ(^^)b。

 

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