カシメルマンはBARにおるんちゃうか

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「ハイドロジェットV《一》」

2021年06月14日 | 製作日記 ハイドロジェットV
積みプラに気の進むネタがないのでまたスクラッチビルドをやることにする。
“サブマリン707”や“スティングレーMk.3”等、潜水艇ネタも大好きな
ジャンルである。このジャンルで昔から欲しかったものに「マイティジャック」に
登場の“ハイドロジェットV”がある。
二人乗りの小型潜水艇で、形としては平べっちゃくて左右に幅が広く、
自動車と飛行機の相のコのような形で、そして流線型の素晴らしいデザインである。
マイティ号もいいけど、この番組中では自分はコレが最高傑作なんではないか、
と思うほどだった。当時のプラモはやはり形が不正確で、あの流線型もイマイチ
再現できておらず残念だった。後に海洋堂からガレージキットが発売になっていたが
残念ながら入手出来ていない。これも絶版なので中古品を捜すも見かけないのだ。
「時間があるなら手を動かせ」の精神で挑戦してみようと。

↓当時の撮影プロップモデルの残骸らしき写真を入手できた。
しかもほぼ真上、真横、真下からのショット。これがまた大変嬉しい。
比較的に多い斜め方向からの写真では各部のサイズ比率を割り出すのに
いつも苦労するからである。先ずはこれを適当なサイズでプリントし、
プラボードに写してカットする。

↓船体は形的に言うとザクッと水平面から上と下のセクションに別れている。
上側は全長、最大幅を含む大きな板状。全長10センチ余りのモデルとした場合、
厚みは6mmなので、3mm厚のプラボード2枚重ねで作った。

↓これは下の、云わばハル部分。
厚みは9mmなので、3mm厚のプラボード3枚重ね構成だ。
削る量を少なくする為に一番大きな板から一枚づつ側面を斜めに削りながら
次の板のサイズを鉛筆で新たな板に写し取り順番に3枚重ねた。
写真で言う右側の方は勾配のせいで格段に小さくなっていくからなあ。

↓一番船底に円形の皿みたいな形があるので(写真上の矢印)
その範囲はフラットをキープする(写真下の矢印)。

↓写真向って左が船体上、右が船体下(ハル部分)。
プラボード間の階段の凹が残ってしまった箇所等は
エポキシパテでフォローする(矢印部)。

↓2枚を重ねるとこんな具合。この写真は転覆した状態。

↓これが正味の方向。幅広の“ししゃも”みたいな雰囲気だ(笑)。



作り始めてから判ったんだけど、海洋堂のガレージキットは1/144で、
全長は12メートルの設定なのでだいたい長手が8センチちょっとの大きさらしい。
自分が作ろうとしてるのは9.5センチくらいなので一回り大きく
1/125なんていう中途ハンパなスケールになってしまった(^^A。
コメント
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