試合で試す

　今日は一日雨でしたが幸いなことに屋内コートが確保してあったので、サークルの有志を集めて練習会をしました。練習会と言っても基本的にはずっとダブルスのゲームをしているだけですが、僕自身の今日のテーマは「お試し」でした。試していたのはセカンドサービスとサーブ＆ボレーです。

　テニスで勝ち負けを考えるなら、自分がやりたいことよりも相手の苦手なプレーをさせるとか、リズムを変えて相手を惑わせるとか、いろいろな戦略戦術があります。そういうことも練習からやっておかないと、いざ本気で試合をする場合にできませんから必要なことです。ただ今日はゲーム形式でやる練習だと割り切って、自分がやりたいプレーを繰り返しゲームの中でやって試してみました。

　セカンドサービスはとにかくラケットを振って回転をかけることがテーマです。そのためには縮こまらずに大きなフォームで打つことがポイントなのですが、サービスの練習ではできてもポイントがかかるゲームの中ではなかなかできません。今日はいつもよりはラケットを振れたと思いますが、それでも理想からするとまだまだでした。

　サーブ＆ボレーは本当はやったりやらなかったりとメリハリをつける方が相手が迷ってくれるので良いですし、当然サーブのコースも配球を考えます。しかし今日は練習だと割り切っているので、出ると決めたらバレバレでもどんどん出ましたし、敢えてサーブも相手の得意なところに打って良いリターンが返ってくるようにもしました。

　これはかなり良い練習になりました。厳しいリターンをファーストボレーするのは難しいし、ミスしたりチャンスボールを上げてしまったりもしましたが、そのお陰でわかったことや足りない技術について気づくことがありました。またファーストボレー後のポジションが肝心で、そのためには相手がどういうボールを打ってくるか、そして自分のペアがどう動くかの予測の大事さも改めて再認識しました。

　昔から頭を使ってテニスをする方だったとは思いますが、いま思うと若い頃は頭だけで勝とうとし過ぎる嫌いがあったようです。スポーツは頭が大事ですが、頭だけでは勝てません。足りない体と技を磨きます。