3月7日、東郷町議会で、わたくし門原武志への懲罰動議が加藤宏明議員(保守系町長派)から出されました。(写真 書き込みはわたしのメモ)
まず、「東郷町議会議員政治倫理条例第3条に抵触する箇所が有る」という発言を門原がしたとのことですが、わたしは断定していません。抵触するかもしれないので、わたしは議長に対応を求めました。
(東郷町議会議員政治倫理条例第3条第1項 議員は、公職にある者に対して適用される法律のほか、次に掲げる政治倫理基準を遵守しなければならない。(1)~(7)省略 (8) 町又は町の出資法人が補助金等を交付する団体等の役員に就任しないよう努めること。)
加藤宏明議員は自分の発言を「本町のシニア世代の取り組みについて伺います。私も傍示本(注「ほうじもと」と読む。東郷町内の地区名)の老人会役員の役員年齢に達し、2週間後から新執行役員として、お手伝いさせていただく年齢になりました。」だったと紹介しています。加藤宏明議員によれば、自分が書いた原稿を読み上げた(3月5日議会運営委員会での加藤議員の発言)そうですから、そうなんでしょう。
その上で、「傍示本老人クラブのしきたりである持ち回りの「世話人」年齢に達したという説明」と、「役員」という語の意味を説明しています。それで門原が「政治倫理違反との発言」をしたのは、加藤宏明議員の「議員としての信用を著しく貶める(注「おとしめる」とフリガナあり)暴挙」なんだそうですが、「政治倫理違反」だとは断言していません。
わたしが議長に求めたことは、わたしが加藤議員の発言を聞いたときに「加藤議員がもし役員になるのだとしたら、政治倫理条例に違反するかもしれない」と思ったので、発言をこのままにするのはまずいということで必要な対応をとってほしい、ということでした。
議長はわたしの発言を受け、加藤宏明議員に説明を求めましたが、加藤議員は説明を拒否。まわりの議員などが、「世話役のことだろ」と言ったので、加藤議員は「傍示本では、世話役のことを役員という」との趣旨の説明をしました。
これで、加藤議員が政治倫理条例に違反するわけではないことを、自分で説明することができました。これが5日の加藤議員の一般質問の後の出来事です。
わたくし門原武志は、東郷町議会での発言を後で見た人が、「政治倫理条例に違反することを議員が議場で話した」と受け取るような事態を避けるために、あえて発言したのであって、加藤宏明議員を侮辱したことはありません。
なお、「門原は、世話役を役員というと思って発言した」との趣旨の発言をした議員がいました(5日の議会運営委員会)が、わたしは「世話役」を「役員」と呼ぶという傍示本老人クラブの「しきたり」は知りませんでした。ですから、わたしは加藤宏明議員が言った「役員」は政治倫理条例第3条にある「役員」だと認識して発言しました。
きょう設置された懲罰特別委員会(加藤啓二委員長(保守系)、いしいゆみ副委員長(無党派)、箕浦克巳委員(公明党)、若松孝行委員(保守系)、加藤達雄委員(保守系町長派)、國府田さとみ委員(立憲民主党))は、加藤宏明議員とわたくし門原武志の発言等を精査し、門原に懲罰を加えないという結論を出すべきだと、わたしは思います。
なお懲罰特別委員会の次の日程は未定です。