東郷町議会議員 かどはら武志(日本共産党)

連絡先090-1835-5649
kadohara@joy.ocn.ne.jp
白鳥4丁目押草団地

「東郷町の議長など議会役員の人事と日本共産党の立場」

2013年05月17日 | 東郷町議会

 4月30日の臨時議会での私の行動について、日本共産党尾張東部地区委員会と愛知県委員会に宛てて、住民から投書がありました。これについて日本共産党尾張東部地区委員会が発表した見解を紹介します。

------------------------

東郷町の議長など議会役員の人事と日本共産党の立場
 
                       2013年5月16日 日本共産党尾張東部地区委員会
 
 先日の東郷町議会の臨時議会で、議長、副議長、各委員会の委員長の人事と所属が決まりました。
 この議会人事に関して、日本共産党の門原武志議員が「自民党系グループ」の議長、副議長候補者に投票し、「自民党系グループ」は門原議員を議会運営委員長に推すという「密約」があり、そのとおりになったと指摘し、厳正なる処分を求める旨の意見が寄せられました。
 ご心配とご忠告いただきありがとうございます。
 
 日本共産党は、多くの党派、会派、無所属議員で構成する議会では、一党一派に偏することない民主的な議会運営をめざしています。議長選挙などでも、共産党議員自ら立候補することを含めて民主的運営にふさわしい人物を選出することを基本的な態度としています。
 また一方では、日本共産党は住民の利益を代表し、要求を実現するために、一致できる政策、要求で他の党派、会派と話し合い、積極的に共同をすすめるよう努力しています。

 今回の議会人事について、「自民党系グループ」から呼びかけがありましたが、門原議員は(自民党系グループの推す)議長・副議長候補者が未定で、議会運営についてどんな見識を持つかも不明であることも含めて、議会の全員協議会での各候補者の立候補についての発言を考慮したうえで投票する旨を伝え約束しませんでした。また、別のグループ(自民党系と公明党)からも呼びかけがありましたが、これに対しても同様に伝えました。
 この時点で、門原議員から尾張東部地区委員会にも相談があり、保守系グループなどの抗争に談合・密約なども含めていっさい協力しないこと、議会の民主的運営に努める議長が選出されるよう努力すべきと助言しました。
 その後も両方のグループから門原議員への働きかけが続き、「自民党系グループ」の候補者が決定した後は、門原議員は両グループの各候補者と意見交換を行いました。門原議員からも議会の民主的運営や議会改革などについて意見を述べ、それに対する各候補者の考えを聞き、最終的には全員協議会での各候補者の意見表明を聞いた上で判断し投票する考えを重ねて伝えました。

 門原議員は臨時議会の開会中に開かれた全員協議会での各候補者の発言を聞き、民主的運営が相対的に期待できる候補者に投票しました。(すでに「こんにちは」5月5日付と門原議員のブログ5月4日の記事で報道の通り)

 議長・副議長選挙の後に開かれた議会運営委員会で、自民系議員から門原議員を委員長に推す意見が出され、門原議員は、これまで議会運営委員会の副委員長を2年連続で務めたこともあり推薦を受け入れましたが、くじ引きに破れ、実現しませんでした。
 なお、日本共産党議員の議会活動が評価され、他の党派、会派からも議会の様々な役員への推薦の申し出がある場合は、談合、密約でない限り受け入れることにしています。
 

 門原議員の行動が結果として一方の「自民党系グループ」の思惑と同じようなものになりましたが、「密約」にもとづいて行動したものではありません。
 また、話し合いの席に応じたことが、その提案を断っても疑惑を持たれることになるため、不適切な行動であったことを反省し、今後十分に注意したいと思います。
 なお、尾張東部地区委員会として、これを地区内全議員の教訓とするため、必要な措置をとり、徹底することにしています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする