東郷町議会議員 かどはら武志(日本共産党)

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愛知県の後期高齢者医療保険料、平均約5%の値上げが決定

2010年02月10日 | 国際・政治
 

この記事で傍聴を呼びかけた立場上、愛知県後期高齢者医療広域連合議会の傍聴に行きました。

 議会が開かれるメルパルクNAGOYAの前では、愛知県年金者組合という年金暮らしの方々の団体が横断幕を掲げ、「廃止まで4年も待てない!」と訴えておられました。
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県内の75歳以上の人たちに関わる重要事項を決める議会です。無駄なく十分な傍聴席の確保を!

 傍聴希望の人数が傍聴席の席数より多いとき、開会30分前の1時半に抽選があるというので、余裕を持って会場に行きました。

 1時半の時点で、傍聴希望者が傍聴席の数(60席)を超えなかったので、抽選にならず、1時半に来た人は全員傍聴席に入ることができました。

 議会が始まるまでの間、傍聴受付の広域連合職員に「傍聴が抽選になったとき、抽選にはずれたら、どうしたらいいでしょう?」と尋ねてみました。答えは「後日公開される議事録を見ていただくしかない」というものでした。

 せめて、別室でモニターが見れるようにすることを、要望しておきました。

 過去に抽選になったことがありましたが、そのときは30席しかありませんでした。(2007年11月20日の議会

 「そういうことも考慮して60席用意したのか?」とも尋ねてみました。

 答えは「できるだけ多くの席を用意できる会場を取りたいが、この会場(メルパルクNAGOYA)が結婚式が優先なので、取れないときもある」というものだったので、私はさらに「わざわざ民間の施設を借りなくても、たとえば名古屋市や愛知県の議場、名古屋市公会堂など、よっぽど広い会場があるではないか」と言いました。

 「ご意見があったことを伝えます」という答えだったので、次回以降、期待しましょう。20万円もする会場を借りる必要などないですよ。

1人当り平均約5%の値上げ、日本共産党の田口かずと議員(名古屋市議)だけ反対で可決

 概要は1月27日の日本共産党名古屋市議団のニュースをご覧ください。

 保険料に関する条例改正案の審議で、日本共産党の田口かずと議員は、愛知県後期高齢者医療広域連合のホームページに掲載された「後期高齢者医療制度に関する懇談会」の議事録に載った高齢者の声(「老人は金持ちに思われています。現行の制度は老人から金をとれという制度です。」など)を紹介しました。

 その上で、①後期高齢者医療制度は廃止される。それならば国・県と協議して値上げを抑えるべきでは。②政府は「値上げさせないための国庫補助」を国会で約束したのに約束を破ったことについて、どう思うか。

 と質問しました。

 広域連合長(豊橋市の佐原市長)の答弁は①計算上は12%の値上げが見込まれたが基金の取り崩しなどで5%に抑えたのでご理解を。②国が相応の財政措置をすると思っていたが、結果としてなかったのは遺憾。

 というものでした。

 田口議員は反対討論で「2年に1回、高齢者の人口によって自動的に値上げする制度はただちに廃止を。抑えたとはいえ、基金を20億円も残すのは努力不足」と述べました。

 賛成討論に野中泰志議員(豊川市議)が立ち、「努力して値上げを5%に抑えた。社会保険などの扶養家族になっていた人の軽減措置も継続する。職員の制度存続のための努力は認めるべきだ」などと述べました。

 話がそれますが、「後期高齢者医療制度に関する懇談会」の議事録を見ました。誰が座長に選ばれたのかもわかりません。発言者も「座長」「事務局長」の他は「委員」とあるだけで、どんな立場の委員が発言したのかもわかりません。委員の名前は公表しているのだし、話の流れをわかりやすくするためにも、議事録中の委員名ぐらいは明記すべきではありませんか。

 その後、田口議員が一般会計予算案への質疑で、傍聴可として公開の場での議論とするよう求めましたが、当局の答弁は「率直な意見表明ができなくなる恐れ」という理由で拒否しました。いまだにこんな遅れたことを言っています。

 これらの事は、東郷町では改善されています。経緯はhttp://blog.goo.ne.jp/kadoharatakesijcptogo/d/20070910などをご覧ください。

賛成討論者に拍手。傍聴席に向かって何か言う議員も。

 議場から賛成討論者に拍手が起きました。

 傍聴席からは嘆息の声が。

 これに気分を害したのか、自民党の桜井治幸議員(名古屋市議)は傍聴席に向かって何か言ってきました。注意したつもりでしょうか。

 傍聴者に対する注意は議長の役割です。ちょっと前の東郷町議会でも見られた光景ですが、そういったことは久しくありません。名古屋市議会では今でも当たり前なのでしょうか。

 主権者である住民に対する過剰反応はいただけません。

後期高齢者医療保険の予算案も田口議員だけの反対で可決

 この議案についても、田口議員は値上げを批判して反対しました。

 反対討論で田口議員は「2年後には再び値上げがある。続ければ続けるほど被害が広がる後期高齢者医療制度は、ただちに廃止を」と述べました。

今日はここまで。

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