東郷町議会議員 かどはら武志(日本共産党)

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白鳥4丁目押草団地

井俣憲治東郷町長への不信任決議案へのかどはら武志の賛成討論

2023年11月30日 | インポート
 2023年11月27日(月)に開かれた東郷町議会令和5年第2回臨時会で議題になった「井俣憲治東郷町長に対する不信任決議案」は賛成10人、反対6人で否決されました。町長への不信任決議案の可決には、3分の2以上の議員が出席し、出席議員の4分の3以上の賛成が必要です。定数16の東郷町議会では全員が出席した場合、12人の賛成が必要で、あと2人足りませんでした。

 東郷町議会は、町長不信任決議案の模様の録画の配信をしています。

 こちらhttps://www.town.aichi-togo.lg.jp/soshikikarasagasu/gikaijimukyoku/gyomuannai/2/1/9/11-2/11534.html
をご覧ください。かどはら武志は討論の2人目です。

 (画像は東郷町議会の動画配信より)

 私の賛成討論を掲載します。

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 ただいま議題になっている決議案第1号 井俣憲治東郷町長の不信任決議に賛成の立場から討論いたします。
 まず、ハラスメント被害者の名誉と尊厳の回復がされるよう、町執行部に強く求めます。
 そして私は自分の至らなさを恥じなければなりません。私には役場職員から町長からのハラスメントに関し、相談が1つもなかったからです。
 討論とは、本来、同僚議員に自分の考えを明らかにし、賛同を求めるために行うものです。しかし今回、私は、同僚議員諸氏に、同意を求めることなどできません。自分の考えを明らかにすることに徹したいということを、まずお断りしたいと思います。
 本題に入ります。
 私が町長不信任に賛成する理由は、ハラスメント加害者である井俣町長は、一刻も早く職場から去るべきだと考えるからです。町長が去ることが、被害者の何よりの願いだと考えるからです。私はある方に相談しました。その方は、ある職務についていましたが、年長で経験も長い同僚からのハラスメントで、その職務を続けることができませんでした。その方は、ハラスメント被害者が加害者に求めることは、謝罪、反省、真相解明よりも、一刻も早く目の前から消えてくれることだと、私に話してくださいました。その方から言われるまで私は、被害者に寄り添った考えができていなかったということだと気づきました。
 
 町長本人も自分のものだと認める録音が報道されました。この報道で、町長の職員に対するハラスメントが明らかになりました。町長の不適切な発言が複数、録音から明らかになったことから、町長のハラスメントは1回きりではなく、日常的に行われていたと推察できます。しかしこの報道の後、私は、町長に辞職を求めるかどうかは、町長が反省と謝罪の内容を見てから判断しようと考えました。そして11月15日の全員協議会で町長は、役場が職員に行う職場でのハラスメントについてのアンケートの結果を第三者委員会が分析した結果から、辞職するかどうか考えるとの説明をしました。そのとき私は、全てのハラスメントが明らかになり、町長が自分の過ちに向き合ってから決めるべきだろうと考え、うやむやのうちに辞職することは必ずしも正しいとは言えないと考え、そのような発言をしました。
 しかし、アンケートを経て第三者委員会の結論が出るまでには時間がかかります。被害者の名誉と尊厳の回復には一刻の猶予もありません。町長はすぐに辞職すべきです。第三者委員会での解明は必要ですが、井俣憲治さんは、町長としてではなく、別の立場で、第三者委員会の結論を聞くべきです。
 私は、町長不信任決議案の提案者に名前を連ねていません。提案した5人の議員が、全員協議会での私の発言から、私が提案者の任にふさわしくないと考えたとすれば、それは当然のことで、自分はこの失態を生涯忘れることはありません。
 最後に、この場を借りて町長に申し上げます。私は、町長にすぐにやめるべきだとは言えませんでしたが、全員協議会ではすぐにやめるべきだと言った議員がいました。多くの町民も同じ思いだと考えます。今からでも辞職されるよう求めます。
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井俣町長のハラスメント問題 27日の臨時会で不信決議案を審議

2023年11月25日 | インポート
日本共産党 町長不信任に賛成へ

 役場職員にハラスメントをした井俣憲治町長に対する不信任決議案が11月27日(月)に開かれる臨時会で審議されます。出席議員の4分の3以上の賛成で可決され、その場合、町長は10日以内に議会を解散しなければ失職します。

 町長に対する不信任決議案を審議するための臨時会の開催請求が、自民党所属の加藤宏明議員と石原えりか議員、公明党の高木佳子議員、無所属の山下茂議員から井俣町長宛に16日の夕刻、提出されました。町長は11月27日(月)10時に臨時会を招集することを決め、その日程が20日に開かれた議会運営委員会で決定しました。なおこの議会運営委員会では、12月議会の日程も決まりました。
 井俣町長は、15日の全員協議会や16日の記者会見で謝罪しましたが、その後も町長が犯したハラスメントが新たに明らかになるなどしました。日本共産党にも町民から「町長は辞めるべきだ」とのご意見が多数寄せられました。
 15日の全員協議会で、私は、職員を対象に役場が行うアンケートを弁護士で構成する「第三者委員会」が分析し、その結果を見て井俣町長は進退を決めるべきだとの発言をしていました。その後、日本共産党は16日以降の町長の発言や新たに明らかになった町長によるハラスメントなどを検討し、ハラスメント被害者の名誉と尊厳の回復のためには、加害者である町長が被害者がいる職場から去るべきだと考え、町長は一刻も早く退陣すべきだとし、不信任決議案に賛成する方針を決めました。

臨時会は多数の傍聴者が予想されます。早めに役場にお越しを!
 27日の臨時会では、町長不信任決議案が審議されます。この間、議会事務局にも多くの問い合わせがあり、多くの方々が傍聴に訪れることが予想されます。通常は議会の傍聴席への出入りは自由ですが、傍聴希望者数が座席数を上回る場合は、抽選で傍聴者を決めます。抽選は9時45分から役場2階の大会議室で行われます。
 詳細は役場ホームページの令和5年第2回臨時会のコーナーをご覧ください。
 傍聴を希望される方はお早めに役場にお越しください
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東郷町出身! 猿田佐世弁護士 講演会への期待高まる

2023年11月04日 | インポート
いよいよ本日

 2023年11月4日(土)に開催される東郷町出身で平和外交を進める活動をしている弁護士、猿田佐世(さるたさよ)さんの講演会への期待が広がり、主催者への問い合わせも増えています。
 私も猿田さんの活動に共感し、実行委員会(東郷町や日進市の住民、無党派と日本共産党の議員が参加)の一員として、会う人たちに講演会への参加を呼び掛けています。
 猿田さんが力を入れているのは、米国の議員に沖縄の米軍基地の実態を知らせる活動です。3年半前、日進市での講演で猿田さんは「米国の国会議員は沖縄のことを知らない。人が住んでいた土地に基地を作ったから基地周辺に住宅地があるということを話すと、皆驚く」と話しました。そのことを紹介し、「本当なら岸田首相が沖縄の実態を知らせるべきです。猿田さんは政府に成り代わって知らせる活動をしています」と話したら「外交は大事だね」などと反応する人が多く、話せば話すほど講演会への興味を持ってもらいやすい印象です。
 ウクライナ、パレスチナの惨状を見れば、戦争は絶対に起こしてはならないと誰もが思うことでしょう。そんな中、「平和外交ってホントにできるの?」という演題はタイムリーです。
 日米両国での活動に取り組む猿田さんは、東郷町で育ちました。会場いっぱいの聴衆で迎えたいと思います。お誘いあわせの上、ご参加ください!
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東郷町内の認定こども園での不適切保育

2023年10月08日 | インポート
画像は不適切保育について伝える町ホームページ

職員間の情報共有、職員の研修機会確保を!

 9月19日、東郷町は町内の認定こども園「太陽わごうこども園」(社会福祉法人若葉会が設置・運営)での不適切保育について、同園に対し職員間の情報共有と研修機会の確保を求めました。

 町は「令和5年度特定教育・保育施設等の確認指導監査の結果について(通知)」を、園を運営する社会福祉法人に送りました。この通知で町は、職員間での情報共有などができる勤務体制の整備と、職員の資質向上のために研修の機会を確保するよう求めています。

 また町は、同園の全職員からの事情聴取と、保護者からの聞き取りで確認されたことがらから、今回の不適切保育の直接の原因ではないものの、次の4点について適切に対応するよう求めています。(要約)
1 管理職として、保護者対応や保育士の管理能力に欠ける。
2 指揮系統が整っておらず、保育に関する責任者が不明。
3 法人が町に提案した子ども一人ひとりの自主性を重んじる保育教育方針が実施されず、旧態依然の保育方針を重んじることにより、多くの職員が子ども一人ひとりの様子ではなく、画一的に園児に指導するため、時に命令口調となる。法人と保育教教諭のコミュニケーション不足から、保育教諭の不満となり、不適切な言動となることが散見される。
4 開園数か月で複数の退職者が出ているのに補充されず、残った職員が疲弊。法人は退職者の本意を探り、職場環境の改善を図る必要性の認識を。

 以上について町は、法人に対し10月2日までに報告するよう求めました。報告内容については町が精査中です。
 
これまでの経過と町の対応

 町の説明によると、園の保護者からの相談を受けた役場の担当部署が、保護者から預かった音声データをもとに、子どもへの暴言を確認。町は、同園で不適切保育が行われた疑いがあると判断し、園側と面談、園に事実確認と園内調査を指示。その日のうちに、園から町に、不適切保育の事実の報告がありました。

 町はその後、同園の全職員からの事情聴取、同園を運営する法人主催の保護者説明会への立ち合いをしました。また町は臨床心理士を園に紹介し、園児と保護者の心のケアをする体制整備の指示しました。さらに町の指導保育士が園を訪問し、保育士の言動について助言、園への報告をしています。

町内幼稚園、保育園長にも指示

 また報道を受け、町は町内にある私立幼稚園、公立・私立保育園等の園長を集め、不適切な対応について学びなおしと、保育士が安心して保育ができる環境を整えることについて、町長が指示しました。
 これらの経過などは、町ホームページに掲載されています。https://www.town.aichi-togo.lg.jp/pickup_news/11374.html
 
町民との情報共有、毅然とした対応を求めました(かどはら武志)

 9月15日の議会全員協議会で、井俣憲治町長は、不適切保育への対応などを説明し、確認指導監査の結果が出た後、すぐに記者会見すると述べました(記者会見は9月20日に実施)。

 かどはら武志は、記者会見より前に報道されたことについて、町には隠す意図はなかったのか質問、町長は「ない」と断言しました。

 また、かどはら武志は、言葉によるもの、体の接触を伴うものを問わず、園児への暴力には毅然とした対応をとるかを確認、町長は「その通りだ」と答えました。

議会は不適切保育に対応するために予備費を1000万円増額する補正予算を可決


 9月議会最終日の9月22日、町は不適切保育に対応するためとして予備費を1000万円増額する補正予算案を議会に提出しました。議会は全員一致で可決しました。

 事業費の予算を組まずに予備費としたことについて、町は次のように説明しました。

・第三者委員会を設置するが、その回数などの見込みが立たない
・補正予算案の提出前から第三者委員会の人選の作業に入っているなど、予算を組む時間的余裕がない
・太陽わごうこども園からの転園希望者を町立保育園に受け入れるために保育士を増員しなければならないが、希望者がどの程度出るか現時点では見通せない

 予備費は、税金の使い方で行政にフリーハンドを与えるもので、補正予算での増額は異例(東郷町では新型コロナ感染症が拡がり始めた2020年度に例がある)ですが、子どもたちの安全と町内での保育の信頼回復のためには行政の積極的な対応が必要だと考え、賛成しました。
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東郷中央土地区画整理の新しい住所名 の案は「桜の丘」

2023年09月21日 | インポート
由来は、地区内の大きな桜

 町は9月議会で、東郷中央土地区画整理事業地内の住所名を「桜の丘」とする提案をしました。地区内にある大きな桜の木が由来だということが、6日の私の質疑で明らかになりました。

 この桜の木は、元々この地域に生えていたものを、2018年2月に土地区画整理組合がに移植したものです。
 また私は、この地域内に桜の木を増やす考えについて質問しました。町側は春木川沿いや、公園に植えられる見通しだとの説明をしました。
 
「桜の丘」は2025年秋頃から
 「桜の丘」は区画整理事業の工事が完了した後から使用されます。その時期はいつ頃になるのか訊きました。町側は2025年秋頃になるとの見通しを示しました。
↓クリックしてください

「桜の丘」の区域案の地図は東郷町議会ウェブページで示されています。
https://www.town.aichi-togo.lg.jp/material/files/group/27/gian202350.pdf

東郷中学生徒へのアンケートで決定
 区画整理組合が示した案を元に、町が東郷中学校の生徒にアンケートした結果、「桜の丘」が決まりました。

「桜の丘」決定までの経過について
13日の総務経済委員会で町が説明


 13日の総務経済委員会を傍聴しました。東郷中央土地区画整理事業地内の住所名が審議されました。私の傍聴メモを元に「桜の丘」という案が決まるまでの経過を報告します。

 東郷中学の生徒へのアンケート結果は下の表のとおりです。町企画情報課が東郷中学の生徒に配ったアンケート用紙には「選択肢は、地元の人から提案があった以下の5種類です」とあり、1つ選ぶように求めています。名称の案とともに由来も示されています。
↓クリックしてください


組合が示した3つの案に町が2つの案を追加
 土地区画整理組合は名称案を町に示し、町が東郷中の生徒に行ったへのアンケートの結果から「桜の丘」が案として決定しました。これが議会に諮られています。議会が22日の本会議で可決すれば「桜の丘」が決定します。
 案を「桜の丘」とした経過について、私は6日の議会で質問しました。町側は、組合が内部で話し合って案を決めたと答弁していました。
 総務経済委員会では、組合が町に示した案は「中央」、「セントラル」、「東郷中央」の3つだったことを町が明らかにしました。また町側は、組合が町に対し「この3案だけではなく、町で考えてほしい」ということを求めたことも明らかにしました。組合が町に考えるように求めた後の経過は次のとおりです。

ーーーーーーーー
担当部署では、もっと良い案があるかもしれないと考えた。組合が発行する「組合だより」で桜の木のことによく触れていたことから「桜」と「桜の丘」の2案を案に追加し、組合の了承を得た。またこの2案は担当職員だけで考えたことも組合に伝えた。
ーーーーーーーー
 アンケートの対象を東郷中学の生徒とした理由について町側は、事情を理解できる中学生のうち地元の東郷中の生徒を選んだ、小学生にもアンケートをすることも考え教育委員会に相談したが「小学生への説明は先生に負担をかける」との回答を得たのでやめた、との説明をしました。

地元への説明は?
 地元にどう知らせたかとの質問に対し、町側は、和合区長と傍示本区長に決定までの段取りを地名案を伏せて説明し、「町がよく考えれば良いこと」との回答を得たとの説明をしました。

委員会では2人が反対
 総務経済委員会では、自民系無所属の加藤宏明議員が「町民の意見が反映されていない」との意見を述べ反対し、無所属の山下茂議員も反対しましたが、賛成多数で可決されました。

知らなかったという地権者も

 この地域に住んでいる地権者(土地区画整理事業組合員)さんから「桜の丘とか案は聞いていない。寂しい」との意見が私に届きました。「組合だより」(こちらから過去に発行された号が読めます。http://www.togo-tochikukaku.jp/info/index.html )では知らされていません。

 「桜の丘」の案は9月22日(金)10時から始まる東郷町議会本会議で採決されます。
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