2014年6月13日 (金)
岩国市 会 員 片山 清勝
「来た、来た」と登校中の小学1年生が、狭い通りの傍らによけて並ぶ。待つほどもなく、近くの幼稚園の送迎バスが来る。
通り過ぎるとき、車内の先生の名前を呼び一斉に手を振る。卒園生の思わぬ声掛けに、先生は笑顔で手を振り応える。
入学時は、黄色のカバーを掛けたランドセルが、少し大きいと思っていた。
それから2カ月余り、大きめのかばんも体になじみ、登下校の様子も安心して見れるようになった。成長したなと感じる。
毎朝、元気な会話を交わし、時には立ち止まって、身ぶり手ぶりで話し合う姿が微笑ましい。
高齢夫婦のわが家。子どもの声が家の中から消えて久しい。しかし、近くに若い人らの新築が増え、児童数も増している。
おかげさまで、朝夕の子どものはつらつとした声に、夫婦で、元気をもらっている。いつまでも子どもの明るい声が続くように、と願いながら見送っている。
(2014.06.13 中国新聞「広場」掲載)岩国エッセイサロン より転載
岩国市 会 員 片山 清勝
「来た、来た」と登校中の小学1年生が、狭い通りの傍らによけて並ぶ。待つほどもなく、近くの幼稚園の送迎バスが来る。
通り過ぎるとき、車内の先生の名前を呼び一斉に手を振る。卒園生の思わぬ声掛けに、先生は笑顔で手を振り応える。
入学時は、黄色のカバーを掛けたランドセルが、少し大きいと思っていた。
それから2カ月余り、大きめのかばんも体になじみ、登下校の様子も安心して見れるようになった。成長したなと感じる。
毎朝、元気な会話を交わし、時には立ち止まって、身ぶり手ぶりで話し合う姿が微笑ましい。
高齢夫婦のわが家。子どもの声が家の中から消えて久しい。しかし、近くに若い人らの新築が増え、児童数も増している。
おかげさまで、朝夕の子どものはつらつとした声に、夫婦で、元気をもらっている。いつまでも子どもの明るい声が続くように、と願いながら見送っている。
(2014.06.13 中国新聞「広場」掲載)岩国エッセイサロン より転載