はがき随筆・鹿児島

はがき随筆ブログにようこそ!毎日新聞西部本社の各地方版に毎朝掲載される
「はがき随筆」は252文字のミニエッセイです。

鹿屋市コーラスフェスティバルでした

2014-06-24 11:34:15 | アカショウビンのつぶやき

信愛コーラスは15名で参加しました。
曲は、「マザーテレサ愛のことば」より、3曲。
素晴らしい曲でした。
「私は一本のエンピツ、神の御手による小さなエンピツ♪」
と日本語とラテン語で、歌いました。

マザーの愛をお伝えできたでしょうか…。


私たちの姉妹グループ、フォルティシモさんは
金子みすずの歌を、ユーモラスに歌いました。


今年は16団体の参加でしたが、小学校2校の参加がありました。


古い歴史をもつ、鹿屋市民合唱団。
いつも宗教曲からポップスまで幅広いレパートリーで楽しませてくださいます。


最後は全体合唱で「富士の山」
奇しくも、世界遺産登録の記念日でした。

今年のフェスタは終わりました。
次は、鹿児島県おかあさんコーラスです。
更に磨きをかけて頑張りま-す。

ミツバチの聴聞

2014-06-24 10:59:43 | 岩国エッセイサロンより
2014年6月23日 (月)

    岩国市   会 員    片山 清勝

 地元の寺で5月下旬にあった「親鸞聖人降誕会」。本堂でのお勤めの後、聖人の話を聞いていた。すると、後ろのほうから羽音がした。私の横を通り過ぎて、前の席へと飛んで行った。
 それは1匹のミツバチ。どうして本堂へ入り込んだのかと思っていると、女性がすぐ、「話を聞きに来たんじゃけえ殺生しちゃあいけんよ」と、聴聞の人たちに静かに優しく呼び掛けていた。降誕会の会場にふさわしい声掛けで、心根の優しい方だろうと思った。羽音が近づくと、本堂にいる誰もが優しい手つきで払っていた。
 ミツバチは作物の受粉、蜂蜜の生産と、人間の生活とも深い関わりがある。最近、その減少が著しいという。自然環境の変化で大きな問題になっている。このミツバチもどうしたものかと困り果て、お寺を頼って来たのではないかとも思えた。
 講師は、近年、過疎や高齢化の影響もあって寺へのお参りが減っていると話していた。寂しいことだ。私にとって、お寺は身近で、生きていくヒントを教わることができ、心も安らぐ場所。ミツバチの聴聞をいいヒントに、ふらりと訪ねて見る人が増えれば、お寺が再び活気づくのではないか。

    (2014.06.23  中国新聞「明窓」掲載)岩国エッセイサロンより転載