梅の木 2014-06-10 14:41:11 | はがき随筆 実家は町道より10㍍ほど高い位置にあった。 母屋に至る坂道には、大きな梅の木が1本あった。 黄色に熟れた梅の実が落ちていた。 梅の実は坂を転がり、平坦な道端にたくさん集まっていた。 小学生時代、帰宅途中にそれを食べた記憶がある。 あれから50年あまりがたち、その梅の木は跡形もなく消え去った。 今は、長いセメント坂があるばかりである。 さて、今年はその坂の脇に誕生日の記念に梅の木を植えようと思っている。 鹿児島市 下内幸一 2014/6/7 毎日新聞鹿児島版掲載 « 葛 | トップ | 金剛山寺蔵王堂 »
コメントを投稿 goo blogにログインしてコメントを投稿すると、コメントに対する返信があった場合に通知が届きます。 ※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます 名前 タイトル URL ※名前とURLを記憶する コメント ※絵文字はJavaScriptが有効な環境でのみご利用いただけます。 ▼ 絵文字を表示 携帯絵文字 リスト1 リスト2 リスト3 リスト4 リスト5 ユーザー作品 ▲ 閉じる コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。 コメント利用規約に同意する 数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。 コメントを投稿する
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