書籍之海 漂流記

看板に掲げているのは「書籍」だけですが、実際は人間の精神の営みすべての海を航海しています。

ベンジャミン・A・エルマン著 馬淵昌也ほか訳 『哲学から文献学へ』

2017年09月05日 | 東洋史
 副題:「後期帝政中国における社会と知の変動」
 翻訳者:馬淵昌也/林文孝/本間次彦/吉田純。

 2016年10月26日より続き。
 出版社による紹介

 結論は私もほぼ同じ。ただその結論へと至る過程が、掛け算を使わずに足し算を延々と繰り返すような、あるいは公理の発見から始める、やや堅牢に過ぎた印象も抱く。しかもその公理を定義化して明示していない。

(知泉書館 2014年12月)