同氏著『中国心学の鼓動と仏教』(中国書店 1995年9月)、同書3-49頁。
気学とは、「宋代の張横渠〔載〕に始まり、明代における王廷相以下を通過し、清代の王船山〔夫之〕・戴東原〔震〕に至る、気尊重論者の思想」として、「従来の『理学』『心学』に対する独自の哲学として認識すべき」(3頁)と張岱年によって提唱されて以後、「中国においてはこれに同調する学者が多く、しかも気学者は唯物論の先駆をなすものとして、理学者・心学者よりも優位に立つものとして顕彰されつつあるようである」(同)ものである。
気学とは、「宋代の張横渠〔載〕に始まり、明代における王廷相以下を通過し、清代の王船山〔夫之〕・戴東原〔震〕に至る、気尊重論者の思想」として、「従来の『理学』『心学』に対する独自の哲学として認識すべき」(3頁)と張岱年によって提唱されて以後、「中国においてはこれに同調する学者が多く、しかも気学者は唯物論の先駆をなすものとして、理学者・心学者よりも優位に立つものとして顕彰されつつあるようである」(同)ものである。