書籍之海 漂流記

看板に掲げているのは「書籍」だけですが、実際は人間の精神の営みすべての海を航海しています。

桂米朝 『特選!! 米朝落語全集』 第29集 「始末の極意 厄払い」

2011年03月30日 | 芸術
始末の極意」(平成4・1992年5月11日 大阪コスモ証券ホール)

 マクラと本筋の区別が定かでない、変わった構成の咄である。見立て(仕草)オチ。CDで声だけ聴いてもぜんぜんおもしろくないだろう。それ以前になんのことかわかるまい。

厄払い」(平成4・1992年1月17日 大阪コスモ証券ホール)

 主人公がはけたあともしばらく咄は続くという、これもちょっと変わった構成。

(東芝EMI 2002年12月)