佐藤慎一編 『近代中国の思索者たち』 2012年03月03日 | 東洋史 そうだ、中国人の学者(人文系)で徹底した懐疑と帰納の思考を持っていた存在として、顧頡剛がいたなと。そして自分が面白くて本当にやりたくて学問(経学・史学)をしていた存在として、章炳麟。ただ二人とも近代の人であり、西洋の思想や学術の精神からの影響を受けている。べつにそんなことが書いてあるわけではないが、二人の名を思い出させてもらったことに感謝。 (大修館書店 1998年12月)