書籍之海 漂流記

看板に掲げているのは「書籍」だけですが、実際は人間の精神の営みすべての海を航海しています。

笠原英彦 『明治天皇 苦悩する「理想的君主」』

2006年07月27日 | 日本史
“皇室典範の起草は明治憲法と別立てで作業が進められた。明治十八年(一八八五)、宮内省の制度取調局では「皇室制規」が起草された。内世は驚くほど柔軟であり、「女帝」のみならず。母方のみに天皇の血を引く「女系天皇」までもが容認されている” (「第六章 立憲性の確立と皇室制度の形成」 本書195頁)

 そういえば論議はどうなっているのか。世上、寂として声が無いようだが。

(中央公論新社 2006年6月)

▲備忘のメモ。
「MSN毎日インタラクティブ」2006年7月27日、「ロッキード事件:5億円は参院26候補に 調書で元秘書官」
 →http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20060727k0000m040177000c.html