出版社による紹介。
魏晋時代の玄学者たちは、自然世界は独立して存在していることの価値と意義を明確に認識し、自然的規律たる「自然の理」はまず自然世界そのものから生まれたと考えました。 (「第五章 魏晋の玄学 第三節 自然と名教」(本書316頁)
彼らは自然の理の根源性に関する考察を、超自然的造物主と宇宙創生の普遍的法則に関する先秦道家や董仲舒の考察から、自然の事物そのもののの生成・発達・死滅の法則に関する考察へと方向転換させました。 (同上)
後半部分も重要だが、前半は、これは大変なことを言っていると、私には思える。個人的には跳びあがるほど驚いている。大冊で詳しいとはいえ、概説本だから仕方がないけれど、この理解と記述に至る論拠となった史料と具体的箇所が示されていないのが非常に残念である。
(潮出版社 2015年7月)
魏晋時代の玄学者たちは、自然世界は独立して存在していることの価値と意義を明確に認識し、自然的規律たる「自然の理」はまず自然世界そのものから生まれたと考えました。 (「第五章 魏晋の玄学 第三節 自然と名教」(本書316頁)
彼らは自然の理の根源性に関する考察を、超自然的造物主と宇宙創生の普遍的法則に関する先秦道家や董仲舒の考察から、自然の事物そのもののの生成・発達・死滅の法則に関する考察へと方向転換させました。 (同上)
後半部分も重要だが、前半は、これは大変なことを言っていると、私には思える。個人的には跳びあがるほど驚いている。大冊で詳しいとはいえ、概説本だから仕方がないけれど、この理解と記述に至る論拠となった史料と具体的箇所が示されていないのが非常に残念である。
(潮出版社 2015年7月)