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書籍之海 漂流記

看板に掲げているのは「書籍」だけですが、実際は人間の精神の営みすべての海を航海しています。

C.サイクス著 新田潤訳 『ペルシャのワスムス』

2017年12月22日 | 地域研究
 復刊リクエストでの紹介

 図書館相互貸借で某県の図書館から借りて読んだ。ここにも指摘してあるように、歳月のせいもあってたしかにぼろぼろで(はっきり言って一冊の本として崩壊の危機にある)、特に入れられてきたビニール袋に、「取扱注意」のメモが貼ってあった。よく貸し出してくださったものだ。ただ、文章もまた、いかにも蒼古としたもので、私にはちょっと読みにくかった。原書で読むのもいいかもしれない

(協力出版社 1943年7月)

「合法、合理、合情」

2017年12月19日 | 地域研究
 『世界之声』、艾米「中国战机首穿对马海峡训练遭日韩拦截干扰」发表时间 18-12-2017 更改时间 18-12-2017 发表时间 21:3。

  通报提到,日本海不是日本的海,对马海峡属于非领海海峡。依照「联合国海洋法公约」,所有国家均享有航行和飞越的自由。因此“中国空军飞越对马海峡赴日本海国际空域远洋训练,合法、合理、合情。” (下線は引用者)

 どうしてここで、「合法、合理、」は解るとして、「合情」が入るのだろう。中国人の「情理」専門家たる林語堂にたずねてみたいところだ。ただし、「合情合理」とあとの2つをひとかたまりの表現として取るなら、その林語堂の卓説を踏まえて、一応の理解は通る


上里隆史 『マンガ 沖縄・琉球の歴史』

2017年12月11日 | 地域研究
 再読。
 先日、著者のTWを見て、「どうして琉球の女性は帯を締めないのだろう、この本に書いてあるのかな」と記したが、再読して、平民から王族まで女性は帯を締めない事実が確認できたほかは、理由は書かれていなかった。やはり「そういうものだったから」と云うしかないのかしら。
 なおアマゾンで見たら出版されてから1年あまり経つが値段が高止まりしている。当然かなとは思う。

(河出書房新社 2016年8月)

志筑忠雄(中野柳圃)のオランダ語文法理解と記述法には・・・

2017年10月22日 | 地域研究
 志筑忠雄(中野柳圃)のオランダ語文法理解と記述法には、本居宣長の日本語研究からの影響があるそうな。杉本つとむ『江戸時代蘭語学の成立とその展開』第1部「長崎通詞による蘭語の学習とその研究」(早稲田大学出版部 1976年3月)、第2編第1節「中野柳圃とその蘭語研究」、とくに第1章。その宣長の日本語研究は荻生徂徠の漢語学習・研究法に影響されたものである。徂徠からの直接的なそれも、中野の著作中明示的に証拠が見いだされる由。

荒木見悟 『新版 仏教と儒教』

2017年09月16日 | 地域研究
 正確には中国仏教と儒教、さらに正確を期すなら漢訳仏教と儒教である。“儒教”とは、朱子と王陽明。しかし仏教伝来以来2000年と言えども、ついに原典に遡って仏教を理解しようとした一個半個の儒教文化人も居らなんだのかしらん。

(研文出版 2001年10月)