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書籍之海 漂流記

看板に掲げているのは「書籍」だけですが、実際は人間の精神の営みすべての海を航海しています。

「『大市民語録』、わずか5話で打ち切り」

2012年01月16日 | その他
▲「みぐぞうの後ろ向き日記」2007/06/28(木) 00:11:12。
 〈http://migzou.blog84.fc2.com/blog-entry-96.html

 柳沢きみお「大市民シリーズ」について、面白い批評。かならずしもというよりそれほど同意できないが、私にはない視角からの切り込みで、おもしろい。
 主人公山形鐘一郎(ほぼイコール作者の柳沢きみお氏)について、「毎日毎日夜は酒浸り、明かりを消してずっと独り言を言ったり、翌朝目覚めても酒が残り、ずっと寝ていたいと思うと本編の中で書いていましたが、それはどう考えても鬱病とアルコール依存症の典型的な症状です」というのはと胸をつかれた。いまの私もだいたいそうだから。(独り言は若いときからだが。)そうなのか?

「ヤフー知恵袋でもやらせ投稿…揺らぐ信頼性」

2012年01月16日 | その他
▲「YOMIURI ONLINE(読売新聞)」2012年1月16日14時30分。
 〈http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120116-OYT1T00679.htm?from=tw

 そもそも匿名の言論などはなから信じられるはずがない。知っている人間の言葉ですらそのままには信じないというのに。あれは皆さん参考程度にしか見ていないのじゃないだろうか。あとは信頼のおける専門家に訊くか、自分で調べるのではないか。
 社会正義の建前上、ここはそういわねばならないのかもしれないが、題がわざとらしく響く。言葉が虚しい。

「Writer Vows to Continue Struggle」

2012年01月13日 | その他
▲「RFA(English)」2012-01-12, reported and translated by Jennifer Chou for RFA, written in English by Parameswaran Ponnudurai.
 〈http://www.rfa.org/english/news/china/dissident-01122012163055.html

 余傑氏続報。そういえばこの人の「自由」の定義はなんだったか。曹長青氏と違い、えらく難しかったような気がする。いまは知らないが、会った頃(2000年代前半)の氏は、「田中上奏文」を本物として日本攻撃に使っていた。明治以来の日本が、一貫して中国および世界征服を国策としてきた証拠として。これほど怜悧な人がと、ちょっと信じがたかった。感情で理性が曇るたちのひとなのか、それともこれもまた体制批判の戦術だったのか。

「『自由のある場所が故郷』 中国の人権活動家が出国」

2012年01月12日 | その他
▲「asahi.com」2012年1月12日21時3分。
 〈http://www.asahi.com/international/update/0112/TKY201201120492.html

 「自由のある場所が自分の故郷だ」――。中国の人権活動家で作家の余傑氏(38)が11日、こう言い残して中国を出国した。余氏は一昨年、ノーベル平和賞を受賞した劉暁波(リウ・シアオポー)氏との関係を問われて一時拘束された。中国の言論環境に絶望しての出国のようだ。

 この人が日本へ来たときに一度会ったことがある。
 「宦官中国」は現代中国の問題をえぐった記念碑的な文章だと思うが、しかしその他の論説で見られるこの人の思想と、私は、考え方を異にするところがあり、また、人権つまり反体制活動家として反日を梃子にする戦術は好きではなかった。ただし中国にこれまで踏みとどまっていたことには敬意を表する。

「浜松に『伊達直人』さん 文具店に現金30万」

2011年12月13日 | その他
▲「アットエス 静岡新聞SBS」12/13 09:26。〈部分)
 〈http://www.at-s.com/news/detail/100084667.html

 浜松市内の文具店に8日、「浜松の伊達直人」を名乗る50歳代とみられる男性が訪れ、「(このお金で購入し)ランドセルを(市の)児童相談所に届けてほしい」と現金30万円を店員に渡した。市は久しぶりの「タイガーマスク」の善意を歓迎し、12日、「伊達直人さんからのクリスマスプレゼント」として、市内の児童養護施設の子供たちにランドセルを贈ることを決めた。

 街の天狗は? 
 むかしJR大阪駅南口の立体歩道橋の上で、自転車の後ろにカセットデッキをくくりつけて『六甲おろし』をエンドレスにかけながら黄色いタイツ姿でその自転車を押して歩いている、まるで乾きモンのように痩せたおっさんがいたが、まさかあれじゃないよな? それにしても誰か後を継がんのか。いっとき二代目が出現したとか聞いたが。

「空気いらず、石油不使用…次世代タイヤが続々」

2011年12月05日 | その他
▲「YOMIURI ONLINE(読売新聞)」2011年12月5日14時42分。(部分)
 〈http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20111205-OYT1T00020.htm

 国内大手タイヤメーカーが、11日まで開催中の東京モーターショーに合わせて次世代タイヤの試作品を相次いで発表した。/環境への配慮などで独自の技術を競っている。/ブリヂストンは、空気を入れる必要がない「非空気入りタイヤ」を開発した。特殊な樹脂を編み目状に張り巡らせて重さを支える構造で、素材は100%リサイクルできる。試作段階だが、これを使った1人乗りの電動カートでは「衝撃が十分に吸収され、乗り心地も快適」(同社)という。/住友ゴム工業は、石油などの化石資源を全く使わないタイヤを発表した。

 環境に云々以前に、ひたすら面白い。そうか、こんなことがあるんだ、こんなこともできるんだと。目の前の世界がみるみる肉薄し、同時に拡大する感じ。
 この感覚は、自分に対してを含め言葉で上手く描写できぬので(いまのはただの説明)、生活人としての各場面でしばしば困ることがある。あまり言うと頭がおかしいとまた陰口をたたかれるかな。私にとってははかりしれぬ価値ある瞬間なのだけれど。

「Pioneer of Taiwan independence dies」

2011年11月18日 | その他
▲「The Taipei Times」Fri, Nov 18, 2011, by Chris Wang.
 〈http://www.taipeitimes.com/News/front/archives/2011/11/18/2003518581

 黄昭堂氏は、台湾人の親日は国民党(中華民国)が台湾を占領してから、とくに二・二八事件以後に興ったものだと指摘した人である(『台、日、中的戦略関係』台日安保学会、2001年における発言)。
 ご冥福をお祈りします。