出版社による紹介。
年月日を日本の年号で記していること、登場人物の官職表記はたとえ唐名を使っていても基本的に日本式であること、さらに登場人物への親疎・上下の感覚が完全に当時の内部関係者である筆者たちのそれであること(これが具体的に現れるのは〔~給〕といった日本語の敬語の使用と、人物称呼の表記法〔~主〕など)から、これは変体漢文それも漢文を書こうと思ったが能力不足で和習が滲み出たものではない種類、と見なせるかとの読後の感想。
(吉川弘文館 2007年11月)
年月日を日本の年号で記していること、登場人物の官職表記はたとえ唐名を使っていても基本的に日本式であること、さらに登場人物への親疎・上下の感覚が完全に当時の内部関係者である筆者たちのそれであること(これが具体的に現れるのは〔~給〕といった日本語の敬語の使用と、人物称呼の表記法〔~主〕など)から、これは変体漢文それも漢文を書こうと思ったが能力不足で和習が滲み出たものではない種類、と見なせるかとの読後の感想。
(吉川弘文館 2007年11月)