書きにくい話のつづき・塾って結局・・

2010-07-17 18:57:15 | 塾あれこれ
書きにくいので、整理不十分です。
気も重いなあ。


とある限界まで正直に記し、塾の考えや進め方を深化させる
ためには、敵を利する部分があるにしても、書いておきたいと
思います。
私が書かなくても皆さんよくご存じとは思いますが、ね。

(結局塾ってただの受験請負、教育など言える資格なし)

この指摘は重いですねえ。
もう押しつぶされそうです。

「いや、そうではないハズ」とも思うので整理をして見ます。
ただの受験請負なら先細りですしね。


保護者はお金を出されます。生徒は人生をかけます。
どちらも大変に重い。
それに塾はどう応えるか。

中学受験でときおりおきることですが
金を出し親権を行使する保護者が受験を望み
生徒の学力がイマイチであるときはどうするか?

合格の可能性が小さければその旨をお知らせすれば
よいのです。
塾をお替わりになられるかもしれませんけれど。

そうではなくてある程度の可能性がある場合が難しい。

何が何でも合格優先であれば受験テクニックも総動員して
受験指導にあたればよさそうです。

生徒も納得してついてくる場合が多いでしょう。
(納得の中身の問題がありますがここでは触れません)

合格してあと、順調に伸びる場合もあるでしょう。
が、入った学校での成績が低空飛行をすることもあります。
その場合、塾の責任はどうか?

責任を取らないでよいとは私には思えません。
けれども取りようがないのも現実です。

ただの受験請負か、という気になりますね。


受験リスクの度合いを告げて「受験より教育」と云えるか?

「受験勉強よりも先にやっておくことがあります」とは
親の納得を得にくく、言いづらいことです。

塾が逃げているとか、高校受験まで引っ張るという作戦か
と疑われる危険大でしょう。

他の塾に替わる場合も多いでしょう。
そこでテクニックに走れば結局同じことです。

では受験を優先させ、教育に配慮しつつ受験勉強か?
うまくいけば良いですがね。
まんいち結果がでなければ生徒の人生の可能性を
塾のお金もうけのために食いつぶすとも言えます。

(だから受験には結果を出さねばならぬのです)

よくみると結局受験請負なんですかね?


学校教育で抜け落ちている本来の教育を塾ができないのか?

前の塾でも、ときおり「あなた方塾は一人ひとりの
人生まで責任を負うわけではない」などと言われました。

だから「何でもいいから合格を」と続くのです・・

保護者が「金を出してるから受験を」といわれると
塾、特に雇われている人間は弱いですよね。


ならば受験をボランティアで請け負うのはどうか?
学校教師が定年後、なんて話は聞きますが。

正当な対価を介在させないと生徒の勉強の効果が
上がらないように思います。

勉強に向く時間と言うのは案外短いので
かえって生徒をスポイルしないようにしたいものです。
取り返しがつかないことにならないように。

塾の仕事で生活している人の営業妨害にもなります。

生徒の人生がかかっていることで金儲けは好みません。
間違ってもサラリーマンの平均より上ではいけないと
もうからない塾の私は思います。
(もうからないからそういうのかなあ?)


受験という現実がある以上、それを逆手に取り
受験勉強をしながら学校では行いにくい教育を実践する、
それが、将来、国家の行う教育に制度疲労が
でたときに役立つと信じています。

でも、ただの信念じゃね、説得力がありません。

P.S.
テクに走るより上記の「教育実践」をしながらの受験の
ほうが受験結果が出ます。

とはいえ
そういう塾に耐えられる子だから結果が出ているので
井上のいうことが証明できているわけではない、
・・こう言われるとまた困るのです。

でも全国の「教えない」塾のデータが集められると
ウソじゃないかも、くらいは言えるのじゃないか、
と夢想しております。。。