母の口癖

2010-07-14 15:46:04 | 塾あれこれ
信じてもらえないかもしれませんが、母の口癖を
当ブログに書こうと思っていたところです。

「上等、じょうとう」
2回繰り返します。

本日、朝ドラの「水木しげる」さんの口から
それが出てきました。
実在のご当人の口癖でもあるのでしょう。

フミエさんが「スタミナ料理を低予算で」と
悩んでたどりついた料理、キャベツばかりの
ギョウザを一口食べて、水木さんが
「旨い。 上等、じょうとう」


母が大正13年生まれですから水木さんと同世代。
少なくとも中四国ではよく使われていたのでしょう。

もう少し早く書いていたらブログ2回分の話題に
なったのにね。

本当によい時にも「上等、じょうとう」

まあ、良かろうというときにも「上等、じょうとう」

場合によれば「上等よーね」

納得していない子供を諭すときに「上等、じょうとう」

そこには「あなたは不満かもしれないが、そんなことは
ありません。これでよいのです」という意味が込められ
場合によっては、本当は(上等)でないものを我慢させる
オマジナイとして発せられた場合もあったようです。

今その心中を思えば、貧しさゆえにそう言わざるを得ない
苦さを呑みこんでの「上等、じょうとう」もあったようです。

子供である私もリッチになれない人生をすごしていますから
この「上等、じょうとう」「上等よーね」は
よく上の方から聞こえてきます。

そうですね、窓の上、天井との境目あたりからかな。

貧乏神を追い払うオマジナイにもなるようです。
追い払えないけれども顔を出しづらくする効果はあるかな。

ともかく最近の母との会話にしばしば登場します。


そうすると、本日の朝ドラでの「上等、じょうとう」も
絶妙なニュアンスをもったセリフになります。