小論は難しくない

2010-07-15 11:58:18 | 塾あれこれ
英語は難しくない、という学習法が流行のようです。
「小論文」はそれより更に易しいでしょう。

K高校は塾に向けて、半年くらいは指導されたい、と
言われたことがあります。
その程度か、もっと短い期間、しかも難しくはありません。

何しろ日本語でよいのですから。


平地を歩ける人なら登山もできます。
岩山とか高山は別として。

小論もよく似ています。

要は、その気になればよい、のです。

広島県の場合、公立高の受験で選抜Ⅰに小論が必要ですが
内申点が一定程度以上の生徒が受けるのですから
小論指導のハードルは更に低いと言えます。

国語が苦手の生徒も心配はありません。

ただし、つっかけでトレッキングはできないように
ある程度の準備は必要です。

やる気は、その準備を活かすエネルギー源ですね。


大学受験での小論指導には独立した時間が必要です。

高校受験の小論はそこまでの時間は不要です。

当塾の経験では、英数を中心に勉強している時間から
小論に少し割く程度で大丈夫です。
宿題で書いてもらうことはありますけれども。
(指定時間は厳守)

生徒の状況で指導内容を深化させる必要がありますから
小論だけの指導は生徒を掴めないと却って難しいでしょう。


学校では、形式的な小論の書き方を教える以外の
指導をされているのでしょうか。

先生はお忙しいと思いますが、国語科の先生が手分けするか
受験学年の先生が手分けすれば個別に添削する負荷は
小さいはずです。

そんなに難しいことではないのですから。

私の場合、宿題でやってきた小論を添削するのに一人10分も
あれば大丈夫です。
尤も悩みぬいて30分近く、ということもありますが。


出題する側が、それほど特別なものではない、と
仰っています。

私もそう思います。

あの程度の小論出題で一定の答えを出すことに
頭をかかえて手が出ないようではいけません。

塾で特別なことをしてもらわないと通らない
なんていうこともありません。

(もちろん塾の指導も効果はあるはずですがね)


高校受験で小論を経験することは大学生になってから後
までも役立つ勉強をすることになります。

チャンスがある人はぜひチャレンジを!

P.S.
コツの一つ。
といっても学校で教わっているハズですが。

とある社会的課題に世間はどう考えているか、
自分としてはどう思うか、
世間と異なる部分があるとしてどこが違うのか、
自分は何故そう考えるのか、
・・普段からこういう思考をしていると良いでしょう。

書くほうは個別に指導を受ければすぐに上達します。