道玄坂イワキ C57175 9608

2020-06-17 | 鉄道模型

今日は天気も良いので散歩の足を道玄坂まで伸ばし、眼鏡の“イワキ“で老眼鏡を発注しました。


さてまだ引きずるC57175は「砂撒管押さえ」の撮影や


加減弁引棒を撮影しました。 これはC57135と同じ引棒?


そして 9608 です。 戦後竜華時代のものです。


9608 は国鉄蒸機として最後まで生き残った一次形(Sキャブ)です。

竜華時代、大怪我の治療の跡が痛々しい姿でした。

右側台枠先端部を破損して切り継ぎ、その部分は鋼板をリベットで打ち付けてあります。

そしてフロントデッキの一部を残して網目板に張り替えられています。

(9600は空制改造する時、エアタンク部分の踏板は新しく張った板で、網目板と平らな鋼板の両方存在します)


毎日写真は400枚ほど撮影しているでしょうか。 そのうち350枚ほどは画像削除しています。

納得いくカットが撮れるまで撮っては2枚消し、撮っては二枚消し、成功したら一枚目を消します。 全部のコマが深度合成だからです。 オリンパス・タフシリーズの深度合成は最初の一枚目と10枚の合成画像の2枚を残してくれるのです。 成功したら「本尊」と一見紛らわしい「一枚目」は必ず削除しなくてはなりません。

ここ2ヶ月間、カメラは毎日4000枚のシャッターを切っているわけです。 イモンがタフシリーズを大体年に一台潰すのは無理無いことですね。


失敗として面白いので消さずに紹介いたします。

機関車の「前端」「後端」「上端」「下端」「水平」はうまく行きましたが、角度が下から過ぎて背景を超えてしまったのです。
恐るべき狭いところで撮っているのですが、9600の様な中型機は簡単です。 C59は長くて大変でした。

かつて三脚を使い、キャノンGシリーズのピント位置選択で5枚ほど撮って後日パソコン上でピント合成している時は私の体は当然カメラの後ろにはいられませんのでビデオ編集卓のモニターにカメラを結線してそのモニター画像を見ながら撮影をしたものです。
最小の三脚でいっぱいいっぱいのスペースしかないのです。
今考えても身の毛がよだつ撮影でした。


この写真が今は一番撮影が難しい画像です。

機関車の「前端」「後端」「上端」「下端」「水平」に加え、ランボードの高さジャストにしています。

死に物狂いでカメラを構え、30秒息を止めて完璧を目指してシャッターを押します。 ピントは半押しして固定してあり、残りを押すのに恐るべき指先の力が要ります。
せっかく姿勢を取ってピント半押ししても、動いた拍子に「早漏」もまた起こります。
完璧!と思った瞬間に全精力をかけてシャッターを切りますが、成功するのは大体20枚目位が良いところで、そこまで39枚は画像消去の地獄の苦しみを味わうのです。

「前端」対「後端」の比率など全てバランスが取れた合格点になるまで息を止めた「地獄」の撮影が続きます。 体を置くスペースはないのでカメラのモニターもよく見えない苦しい姿勢で撮るので尚更「気違い沙汰」だと思います。

9608 撮りきれませんでした。明日は病院のリハビリですが9608の撮影が続きます。