ブレーキ梃子

2010-07-09 | 鉄道模型
スハ43系のブレーキ梃子、KATOのがエラーかどうかと言う事についてですが、なかなか判りません。

スハ43系の台枠UF135はそれまで多くの客車が使ってきたUF116と構造を大きく変えたので水タンクと台枠の空間にブレーキロッドが通らなくなって・・・

という事なのですが、KATOのこの部分の構成はオハ35系とスハ43系を変えていません。


上がスハ43
下がオハフ33

ブログに使っていなかった写真です。
一応並べて撮って置いたモノです。

一方は35系用、一方は43系用で車端近くの形が違うモノですが台枠表現も梃子の処理も共通です。
(まさか共通化したとか?)

またTR47の台車構造についても判らないことが多いです。

日光TR-47

TR-47はTR-55同様電車の様な組みブレーキになって居ると言われます。

TR-55は台車の中に2つブレーキシリンダーを組み込んでいる写真があります。
(ネット上に台車単体を斜めやや上から撮ったものが有るかもしれません)

TR-47も同様であれば床下にブレーキシリンダーは無いのが正しいですよね。

ところが、TR-47、最近の写真を見ると昔の写真と違って普通のブレーキのように見えます。
(KATOのプラTR-47はエラーではなかったという事?)

スハ43系(当然加えてスハ44系)は落成時、ブレーキシリンダーを台車内に組み込んで床下にブレーキシリンダーを置いていなかったということはないでしょうか。

もしブレーキロッドが水タンクをかわせないのであればあの床下機器配置にするのは不自然だからです。

もっともそんなに単純なことではなく製造年ごとに少しづつ違う位の事はあるかもしれません。

謎が深まるばかりです・・・・





アクラス・マニ36

2010-07-09 | 鉄道模型

まずは関係のない、KATOスハ43の手摺りの話題から。

切り落とすとき一本飛ばして無くしてしまったのでASSYパーツを買いました。

この5セット入り(40本)¥525を買うことになるわけです。

この販売がKATOにとって美味しいとは思えませんが、これを買ったお客様は「1本無くしたら40本売りつけるのかョ」という気分にはなる様な気がします。

TOMIXの方は余分に入れておいてメーカーの手を離れる事を重視したのだと思います。


アクラスのマニ36を出してKATOスハ43と並べて床下の作りを見ます。


こんなに違うんですね。
さて、KATOのブレーキシリンダー、水タンク寄りの梃子が無いですね。


そのブレーキシリンダーの梃子は此処に表現されていました。

この梃子のせいで電暖機器が台車寄りに移動してしまったわけです。
こんな風にブレーキシリンダー前後の梃子が離れているモノが実物に多いのでしょうか。
16番鉄道模型界を揺るがしかねない大エラーなのかもしれません。


こんな感じです。

床板は茶色に塗りたい気もしますが、非常に暗い室内灯を補う都合上このままにします。


屋根を外してベンチレーターを外すとこういう姿になります。

テールライトのON/OFFスイッチはガラベンを外して操作する様になっています。


乗務員室側のテールライトは天井裏から引き込まれています。


その天井裏(屋根裏)の眺めです。


反対側も同様です。


屋根裏も同様ですが、ON/OFFスイッチの向きが逆にしてあります。


乗務員室の椅子の表現は、普通のハザ椅子を使って居ます。

余りに暗いので青15号に塗り、屋根上ステップをマスキングしてスエード調スプレーを吹きます。


スエード調スプレーを吹いて、キャンバス継ぎ目もマスキング→筆塗りしました。


電暖機器を取り付ける穴を開けてしまいます。 (径2mm)
ホワイトメタルの取付用突起を短くカットして床板の上に出て燐青銅板を障害しない様にしておきます。


IMONカプラーへ交換する前の状態です。

台車などの構造も「良い」と思います。


床板にこの三つのパーツが組み合わさってカプラーを機能させています。


胴受けとIMONカプラーのポケットがツラ位置になるように0.9mmの穴を開けます。
→タップを立てて、ネジ止めします。

今回はカプラーポケットにゴム系接着剤を少し付けて、ナットで締め固めない方法にしてみます。


IMONカプラーを固定している大頭1.4mm×4mmネジの頭を避けるように加工します。
2.8mmの穴を開けてハサミで切ってつないで「ネジ頭避け」の切り込みにしました。
カプラーポケットそのものを避ける切り欠きを作った方が良いかもしれません。


IMONカプラー取付状況。


電暖機器取付状況。