群玉方向へ

2009-12-01 | 今鉄
週末は集まりがあって埼玉群馬方向へ行ってきました。


こんな始まりでした。
熊谷駅8:50です。


広瀬川原車両基地です。
(たまたま秩父行きが同日でしたが)前原国土交通大臣のように私も門デフフリークですから門デフとなったC58を一目見に行かなくてはいけません。




門デフC58が動き始めました。
しかし、このデフは酷いと思います。
C58に合わせたサイズのデフが何故出来なかったのでしょうか。
普通のK-7のC58は結構居たはずです。
長い分だけ後の支柱を斜めにするなんて最低の対処法じゃないでしょうか。

C5833などの後藤デフは大きさのバランスの問題以前に取り付けるC58に対する愛情が感じられるデフレクターだったので良かったと思います。
C58はボイラーが華奢なので、デフが大きいとそれだけでバランスが崩れます。
ボイラーの細さだけでなく、短いという外観上の欠点(見方によっては欠点)が強調されてしまいます。

標準デフですらC58には合わないと思います。
切り詰めデフとなって初めて少しは見られる姿になったのがC58だと感じています。
切り詰めによって良くなったのはボイラーに対するデフの面積のバランスだけではなく、デフ前側上端の斜めのカットとボイラー前側上端に横置きされた給水加熱器との美しくない組み合わせが解消されたからだと感じています。

横置き給水加熱器+デフ前上端の斜めのカットの組み合わせですが、門デフになったら「そう悪くはない」と勝手な事を私は主張します。
C58112はともかく、D51標準型に於ける長工デフが実に良い具合だからです。

デフの大きさVSボイラーのボリュームの話ですが、逆に大きなボリュームに小さなデフも実にみっともないと思います。

C61とD51は共通ボイラーですが、煙室の長さが大きく違うのでボリュームが全然違って感じられます。故にD51なら切り取りデフが似合うのにC59124やC6113の切り取りデフ(門デフ)姿が醜怪故にゲテモノ愛好心をくすぐり、ドイツゼロイチのウィッテデフが何とも中途半端でつまらない姿に感じるのはやはり外観が美しいと感じるためには蒸気機関車の胴体とも言うべきボイラーとのバランスがデフレクターにとっての重要事項なのだと思います。


けなしておきながら、切り取りデフを採用して頂いた秩父鉄道に感謝しています。
来年はちゃんとC58サイズのK-7状のデフに変わる事を期待致します。


門デフは美しいです。






大麻生で〔パレオエクスプレス〕を待ちながら記念写真を撮りました。(撮影;宮代博之)本日前半は慶應鉄研の1年先輩である福田宏之さんと茂木裕さんが一緒です。
お二人は「地元」なので走る道が違います。故に「驚異の鉄」が可能となります。
このタオルは慶應義塾150周年記念連合三田会(日吉)で茂木さんがゲットしたものです。


10:24 まるで東急沿線かという気分の写真が撮れて満足しています。


10:43 籠原駅南方でE655系をゲット
今日はE655を初めて撮りましたが本当に聞きしに勝る色々なモノが車体に写り込む電車で色もよく判らないという感じです。




11:51 両毛線伊勢崎~国定で両毛線に初入線したE655です。
軽自動車と並走になりそうになってたいへんドキドキしました。
撮影後両先輩と別れ、足尾に向かいます。
両先輩はE655の追走を続けます。


足尾のフォードです。
もともと足尾のフォードとは、古の時代足尾銅山が自らの手で自動車部品から内燃機関車を仕立ててしまったものです。
14と言うナンバーが付番されているのは、13までかつて存在していたので次の番号を14を名乗って新製したからです。


本来の運転日ではなかったのですが臨時で火が入ったものです。
足尾歴史館に来られた団体客を乗せて快走しています。
左側に見えるのはKATOの3.5t機、この機関車も走りました。






足尾歴史観からの帰りの時間がぴたりトロッコ列車の時間でした。


通洞駅(足尾歴史観の近く)からひとつ奥の足尾駅にキハ30一般色とキハ35首都圏色(色は復元したそうです)ガ置かれています。




そしてタンク車が2両、タキ35000と小坂鉄道から持って来た硫酸のタンク車、それに貨車移動機が置かれていてボランティアの方がお手入れをされていました。


実は広瀬川原で待ち合わせて以降、IMONの技師長宮代の車に乗せて貰っています。
スカイライン2000GTいわゆるハコスカです。
行く先々で注目を集めました。
写真にシガーライターから伸びるコードが見えますが、ポータブルETC機械です。
それ以外は見事にオリジナルを守って快調に走ります。


赤城温泉忠治館が今日の宿です。
とても一日とは思えない盛りだくさんな日となりました。
福田、茂木の両先輩と宮代技師長にも感謝です。






群玉方向へ 続き

2009-12-01 | 今鉄
今回の集まりの目的は上毛電鉄の車庫見学会とデハ101の団臨乗車です。

上毛電鉄デハ101


乗車するより沿線で撮影する事を希望する人が多く、乗車したのは2人でした。



半室の右側運転台です。左側には真鍮磨きだしの手ブレーキハンドルがあります。


昭和3年川崎車両製の銘板です。


風情ある内装、響き渡る吊り掛け音、ゆったりした時間が流れます。
電車はカメラマンの砲列の前にやってきました。



東武鉄道桐生線との乗換駅、赤城(大間々)に到着しました。見慣れた東武8000系が停まっています。


赤城から次の駅桐生球場前に掛けて東武桐生線と並走区間を走ります。


終点西桐生に到着致しました。


中央前橋⇔西桐生から大胡に行き先表示が替わりました。


西桐生駅駅舎
1928年(昭和3年)11月10日上毛電鉄開業以来続く駅舎でデハ101と同い年です。
1998年(平成10年)には第2回 関東の駅百選に選ばれ、
2005年(平成17年)12月26日、国の登録有形文化財に登録されました。


30分間隔で運転されている定期列車を1本やり過ごします。


丁度良いのどかな時間が流れていきます。



貫通側運転台のマスコンにはウェスチングハウスの銘が見えます。


赤城駅では【りょうもう】号が出迎えです。


実は今年3月にも福田さん茂木さんに連れられて大胡に来ました。これはその時の写真です。


大胡に到着して下り交換列車をやり過ごし、西桐生側から下り線を通って車庫に入ります。


東急から今年やってきたデキ3021、元住吉で見た姿よりずっと恰好良く見えます。


予備車のデハ104はリベットが有りません。
地元の幼稚園の見学会で園児からたくあん電車というニックネームを頂戴したそうです。


デキ3021とデハ101の並びです。


見学会を終え、昼食後秩父鉄道に転戦します。


寄居駅東側の秩父鉄道とJR八高線が併走、国道がオーバークロスしている地点でC58を待ちます。丁下り度貨物列車がやってきました。
ヲキの列車の途中にヲキフが入っていて、最後尾に後部標識は付けていませんでした。


14:59 秩父鉄道上り電車


15:01 秩父鉄道下り電車 桜沢で交換してすぐに来ました。


門デフ人気なのかこの場所でもファンが詰めかけています。


15:27 八高線上り列車


15:29 秩父鉄道上り電車


15;31 八高線下り列車


15:33 秩父鉄道下り電車 これも桜沢交換です。


15:41 いよいよやってきた上り〔パレオエクスプレス〕
見えてきた時は白煙を吐いていましたが遙か手前で絶気して転がってきました。


通り過ぎる瞬間を上から取ったのは良いのですが、テンダーの重油タンク周辺をきっちり撮るのを忘れてしまったのが大反省です。

想定を遙かに上回る盛りだくさんな週末を過ごす事が出来ました。
色々な方にお世話になりました。
本当にありがとうございます。