魚のぶろぐ

2006/5/28~。現在復旧作業中です。ご容赦願います。 ぶろぐの写真はオリジナルです。無断転載はお断りします。

イシダイ

2015年11月03日 06時28分38秒 | 魚紹介

 

今年はイシダイの当たり年なのかわからないが、ここ数年で最も多くの個体と出会うようになった。
イシダイの模様は個体によって若干、体側の暗色横帯の変異がある。

神奈川県産。この写真はプラスチックバットの上で撮影したもので、あまり鰭が広がっていない。

ここからは伊豆大島で撮影した個体。


▲(眼を通る帯をふくめて)頭部から3本目の帯がY字状になっている個体。

▲個人的には一番格好良く写真が撮れたと思う個体。

 

▲上の個体に似ているが五本目の帯が少し変わった個体


以前てのひらよりわずかに大きめのイシダイが多数つれ、刺身と皮をゆびきにして食したところ、大変美味であった記憶がある。イシダイの仲間は日本には本種とイシガキダイの2種のみ(俗に「キンダイ」と称されるものはイシダイとイシガキダイの交雑個体であり、種には含められない)。

イシガキダイのほうは釣ったことはないが、いつかは釣って食べてみたいものだ。ちなみにこの時の釣りではイシガキダイの25cmくらいのものが同行者の方の竿にきた。私の竿にもかなり強い引きがあったが、釣り上げることはできなかった。

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マルカワカジカ

2015年11月01日 21時39分46秒 | 魚紹介

みなさま~ 金曜日のテレビ朝日「スーパーJチャンネル」ご覧になられましたか?あの番組で取り上げられたトリカジカの近縁種マルカワカジカです。

カジカの仲間は北の冷たい海、あるいは深海に多い魚で、このマルカワカジカも駿河湾の深海で漁獲されたもの。本種はカジカと名前についているものの、カジカ科ではなく、トリカジカ科という別科のものとなっている。トリカジカの仲間の大きな特徴としては胸鰭の軟条のうち下方が遊離するという特徴がある。

トリカジカ科の魚は世界で3種が分布し、日本にはトリカジカ属のものが1種、マルカワカジカ属のものが1種分布。マルカワカジカとトリカジカの区別は難しいものではなく、体をひっくり返せばよい。腹鰭がきちんとあるのがマルカワカジカ。トリカジカには腹鰭がない。

この種類は体に小さな棘があり食べにくい感じがするが、ゆでると少しはとれやすくなる。肉は白身で淡泊であった。肝などと一緒に汁物にするのが一番良い食べ方かもしれない。

 

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