魚のぶろぐ

2006/5/28~。現在復旧作業中です。ご容赦願います。 ぶろぐの写真はオリジナルです。無断転載はお断りします。

今日の魚 2006・9・4

2006年09月04日 00時32分25秒 | 今日の魚(不定期更新)

今日の魚 2006・9・4
ハナキンチャクフグCanthigaster coronata   (Vaillant and Sauvage)

釣りの厄介者「ふぐ」。そんな彼らの中でも飛びっきりに美しいのが、このハナキンチャクフグである。

●分類

ハナキンチャクフグはフグ目、フグ科、キタマクラ亜科、キタマクラ属に属します。キタマクラ亜科はキタマクラ属のみからなり、世界中の暖かい海に分布します。33種類が知られているようです。日本産は11~12種類ほど。(後述)

●採集―つりはあまりお勧めしない

この仲間は釣りでよく釣れますが、あまりお勧めしません。なぜならば彼らはしばしば針を飲みこむためです。これはフグ目の魚全般にいえます。磯などで潜っているとしばしば見られるのでそれを網で掬うのがよいです。動きが遅いので、採集は容易です。

●飼育―皮ふから毒を出す

この魚は皮ふに毒をもっているので、輸送や飼育の際には注意が必要です。強い魚、凶暴な魚との飼育は避けます。またフグは他の生物を突くことがあるので、ケヤリムシやカンザシゴカイ類の入った水槽には入れないほうがよいでしょう。魚との混泳は大体OKです。

このようなかわいらしい「ふぐ」の仲間。私もフグを極めるためにがんばって飼育していこうとおもいます。

 

 

 

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カクレクマノミ導入+キンセン薬浴

2006年09月03日 22時23分48秒 | 魚介類飼育(海水)

生まれて初めて海水魚(の生体)を購入しました。

スズメダイ科のカクレクマノミAmphiprion ocellaris Cuvierです。一昔前(2000年ごろ)から比べると、安くなりました。しかも丈夫です。ふらふらした動きがかわいい。
2匹購入しました。

 

一方キンセンイシモチの鰭にうっすらと白い点が現れました。クマノミは入れる前に薬浴しておきましたが。フグ類が2匹いるので白点は怖いー!昔はこの病気を治すのに劇薬を使ってましたが、今ではいい薬ができました。写真は手作りの薬浴水槽です。

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設備拡張

2006年09月02日 22時50分48秒 | 魚介類飼育(海水)

シーズンが進むにつれ、水槽内の魚の数が増えていきます。そして今までの設備だけじゃろ過などが付いていきません。そのため、今回は思い切ってろ過装置の追加・クーラーの導入をしました。

これが今の水槽の設備。

ろ過装置の外部ろ過装置については、かつて高校時代に学校で使用していたことがありますが、そのときはすぐに止まったりして非常に使いにくいものでした。しかし、現在のものはちがいますねー。ろ過装置がなかなか壊れない。ポンプで呼び水ができる。そして音が静か。ついでにクーラーも導入してみました。

さてさて。今年も「実りの」秋が来ました。今年も魚がいっぱい獲れますように・・・

現在の魚
ソラスズメダイ
オヤビッチャ
ロクセンスズメダイ
ホンベラ
カミナリベラ
コケギンポ
タテガミギンポ
クロマスク属の1種
サザナミフグ
ハナキンチャクフグ
セスジボラ
ウバウオ科の1種
他。

 

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今日も採集

2006年09月02日 20時13分11秒 | 魚介類採集(淡水・汽水)

今日は愛媛県の河川にて魚獲りを行いました。この日はカワムツ、ドンコなどを採集できました。
メインの対象は餌用モエビですが、それらはあまり捕まりませんでした。

 

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今日の魚 2006・9・1

2006年09月01日 19時42分55秒 | 今日の魚(不定期更新)

 

今日の魚 2006・9・1

キリンミノ Dendrochirus zebra   (Cuvier)

翼を広げる?

薔薇(ばら)の花はとてもきれいですが、その薔薇の茎には小さな棘があり、刺されると結構痛みます。しかし、毒はありません。でも、海の中にはきれいな色の魚で、強い毒をもつ魚が沢山いますので、注意。

今回はそんな美しく危険な海の薔薇、キリンミノを紹介しましょう。

鰭の棘には強い毒がある。要注意。

●分類

本種はカサゴ目、フサカサゴ科、ミノカサゴ亜科、ヒメヤマノカミ属に分類されます。ミノカサゴやハナミノカサゴとは、別の属です。この仲間の背鰭や胸鰭などにある棘には、強い毒があるので絶対に素手で触らないようにします。

食用魚となるカサゴやメバル等とはまた別の亜科に分類されます(メバル・カサゴともにメバル亜科)。ミノカサゴは食用にしますが、あまり一般的ではありません。

(でもいつだったか福岡のスーパーに「オコゼ」として売られていたな)

キリンミノはやや小型種で、食用にすることはありません。ただし、他のミノカサゴと同じく、観賞魚界ではかなりポピュラーな魚です。

美しい姿。観賞魚にむく。

●採集―見つけたら捕獲は容易

キリンミノは暖かい海に多く生息する魚です。日本海側ではいまだ見たことはありません。紀伊半島や四国、琉球列島では多く見られるそうです。高知でも、水深1mにも満たない場所で数匹が見られました。動きはゆったりしているので、捕獲は容易です。

●飼育―まずは生き餌から

飼育は難しくはありません。丈夫で水質悪化にも比較的強い。熱帯域に住む魚なので、冬季には保温する必要があります。餌はまずいきなり配合飼料をあげても食いつくことはありません。最初のうちはイソスジエビという小さなエビや、川エビなどを採集してくる必要があります(これらのエビは観賞魚店で打っていることもあります)。

●混泳―小魚とはNG

混泳は可能です。ただし肉食魚で小さな魚は食べてしまうことがあるので、同じくらいの大きさの魚で飼うのが望ましいでしょう。キリンミノ同士の混泳は可能です。

キリンミノと同居中のハナキンチャクフグ。

キリンミノ同士の混泳も可能。

●もしも刺された場合は

もしも刺された場合には、

1傷口を洗い
2痛みがひくまで患部をぬるま湯に浸し
3医師の手当てを受ける。

このやり方はミノカサゴやオコゼなどに刺された場合にも応用可能とされています。

●参考資料・文献

「WEB魚図鑑」キリンミノ/オニダルマオコゼ http://www.fishing-forum.org/zukan/
Fishbase 

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