今日は島勝浦の2回目。港の中から海中をのぞくと、さまざまな生き物たちの様子を見ることができます。
このイカの子たちはアオリイカかな。もう少し大きいものもたくさん港の中に見られました。
ツノダシZanclus cornutus (Linnaeus)や、チョウチョウウオ、熱帯性のベラなどの魚も良く見られます。これらは、最近は冬になっても死滅しないので地域によっては「死滅回遊魚」といわないかもしれません。ツノダシ科のツノダシも最近はあちこちのポイントで見かける種類です。この漁港ではほかにハタタテダイの子も見られました。もう少し北に行くと、ミナミハタタテダイも採集されています。
この種類は最近ほぼ年中見られるようになっているソラスズメダイPomacentrus coelestis Jordan and Starksの幼魚。カキの殻の周りについている藻類を捕食しているのでしょうか。餌をまいたらすぐによってきます。手網で簡単にすくう事ができますので、子供たちの良い遊び相手になってくれるでしょう。
ソラスズメダイPomacentrus coelestis Jordan and Starksと一緒に写っているスズメダイはロクセンスズメダイAbudefduf sexfasciatus (Lacepède)。オヤビッチャ属のスズメダイ科魚類です。この種はオヤビッチャと比べ熱帯域に多い印象があるのですが、この場所ではオヤビッチャよりも多かったです。この場所では他にテンジクスズメダイも見られます。
熱帯域の煌く魚たちから、温帯の海に多い魚まで、10月ごろまでは、さまざまな魚と出会うことができるでしょう。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます